友人のA君はどうしているだろう、今日は。お天気が回復したから好きな畑仕事に向かったかな。そうだろう、きっと。腰の痛みはどうだろう。畑に行けるくらいなら、大丈夫なんだろう。彼は、山里に籠もっているが、英米文学の達人だ。
友人のXさんはどうしているだろう、今日は。やっぱり家の中に居て掃除洗濯かな。好きなウオーキングはお昼からかな。体調はどうだろう。しばらく不調なときがあったようだけど。彼女は文章を能くする。彼女の領地には侵略が出来ない。
若い頃からの長い友人たちのことをあれこれ思う。古い友は暖炉のよう。あたたまる。寒い日は特に。でも彼らは遠いところに居る。なかなか顔を見ることはない。今日の僕は一人で居るしかない。孤独の笛を鳴らすにとどめよう。