<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

真夜中 カジカの茶釜で目が覚めた

2017年05月06日 02時18分40秒 | Weblog

目が覚めるとカジカが鳴いていた。あんがいと喧しい。雨でも降っているのだろうか。しかし、雨音らしきものは聞こえてこない。これだけ鳴き立てると浅い眠りは破られるだろう。この妙見温泉は川の中流を抱いている。カエルの類いは棲息していておかしくはない。さぶろうは電気を点けていても眠れる。夜中何度も目が覚めるからこうしていた方が寧ろ便利である。枕元の本が読める。湯治宿は2階の6畳。廊下の突き当たりにしかトイレはない。真夜中2時半。さすがにどの部屋も寝静まっている。灯りはさぶろうの部屋だけのようである。廊下に炊事場が2カ所ある。自炊客のためだ。昨日の夕食の炒め物の匂いが残っている。ひととき騒がしかった。閉口した。老爺たちの宴会が始まってそれが長く続いた。老婆の笑い声がことさら金属音だった。隣の部屋からは詩吟の練習が繰り返された。うんざりした。こっちもテレビをつけて対抗しようかなと思ったが、思い止まった。その内静かになった。カジカはしかし鳴き止まない。聞き耳を済ますと、雨はやはり降っているようだ。予報通りだ。これじゃ旅は難渋する。明日は我が家に帰るとしよう。道が混んでいるだろう。

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