ドラマ「キイハンター」「ずっとあなたが好きだった」など数々の作品に出演した女優の野際陽子さんが13日に死去していたことがわかった。享年81。15日夜、野際さんの長女で女優・真瀬樹里(42)は所属事務所を通じて訃報の報告とともに、「3年前に肺腺がんが発覚し、先月5月8日、肺炎を併発し入院してから1カ月強、一進一退を繰り返しながら必死に闘い抜きました」「2度の手術、抗がん剤治療と、仕事をしながらの壮絶な3年の闘病でした」と明かした。 野際さんは立教大卒業後の58年にNHKにアナウンサーとして入局。その後、退職して女優に転身。73年に「キイハンター」で共演した千葉真一(78)と結婚し、75年に長女の真瀬樹里を出産。千葉とは94年に離婚している。 仲間由紀恵の主演ドラマ「TRICK」では14年にわたって母親役を務めるなど若い世代の認知度も高かった野際さんは入院するギリギリまで仕事をしていて、現在放送中のテレビ朝日系ドラマ「やすらぎの郷」にもレギュラー出演。主人公の亡くなった妻の親友役で、施設内で起きた事件をもとに小説を書いているという重要な役どころだった。まだ出演シーンは残っているだけに、撮影現場は大混乱かと思いきや、「ある意味で想定内なのです」と肩を落とすのはテレ朝関係者だ。 「『やすらぎの郷』は脚本の倉本聰さんが82歳。演者の方々も86歳の八千草薫さんをはじめ、ほとんどが高齢なので病気やケガなど不測の事態によるリタイアに備えて脚本は複数用意され、柔軟に対応できる構成になっているのです。野際さんが退院されて元気になったら戻ってこられるようにもなっていただけに共演者や倉本さんも残念でしょう」 最後の最後まで現役を貫いた女優人生だった。(日刊ゲンダイDIGITAL) |
ついこの間もテレビで観たという印象です。
81歳だったのですね・・・年齢を感じさせない女優さんでした。
ご冥福をお祈りします。