富士見市東大久保農地・水・環境保全協議会より多面的機能支払交付金の活動について視察研修にお越し頂きました
つくば市筑波土地改良区の副理事長として、小田西地区活動組織の役員として出席して質疑応答
小田西地区活動組織は、協定農用地面積178.2ヘクタール、小田東地区活動組織は150.7ヘクタールにて活動しています。
【多面的機能について】
農業・農村は、私たちが生きていくのに必要な米や野菜などの生産の場としての役割を果たしています。しかし、それだけではありません。農村で農業が継続して行われることにより、私たちの生活に色々な『めぐみ』をもたらしています。このめぐみを「農業・農村の多面的機能」と呼んでいます。
例えば、水田は雨水を一時的に貯留し、洪水や土砂崩れを防いだり、多様な生きものを育み、また、美しい農村の風景は、私たちの心を和ませてくれるなど大きな役割を果たしており、そのめぐみは、都市住民を含めて国民全体に及びます。
こうしためぐみは、お金で買うことのできないものであり、農業・農村の持つ様々なめぐみを思い、支えていくことが必要であり、農林水産省では、食料自給率の向上と農業・農村の多面的機能の維持のため、多面的機能支払交付金、中山間地域等直接支払交付金等の施策を行っております。
農業・農村の多面的機能とは、「国土の保全、水源の涵養(かんよう)、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承等、農村で農業生産活動が行われることにより生ずる、食料その他の農産物の供給の機能以外の多面にわたる機能」のことをいいます