あの車両を訪ねて

全国の保存・放置車両を訪ねています。

日本国有鉄道10系オロネ10 88,90,91/紀州鉄道パルコール村

2017-08-13 | 群馬県


別荘地として不動の地位を築いている軽井沢。実は、長野県軽井沢町だけでなくお隣の群馬県長野原町や嬬恋村の一部も軽井沢と呼ばれているのですが、それは置いておくとして。
軽井沢駅から車を走らせること30分程の所にある森の中に、もう使われていない客車達が存在しているのをご存知でしょうか?大型ホテルリゾートの一角に残るこれらの車両達が、本日ご紹介する物件です。



嬬恋村の森の中に非常に広大な敷地を持つ紀州鉄道パルコール村。同社の軽井沢ホテルを中心に温泉、コテージ、テニスコート…と様々な施設が点在しています。そしてその一角、分かりやすく「列車村」と冠されたエリアに設置されているのが、日本国有鉄道が開発した軽量型客車、10系客車の残党です。



敷地内には3両のオロネ10形が設置されており、それぞれ88、90、91であった車両の様です。車外に番号表記が無いため、番号の特定が出来ないのは残念なところですが。。。



手前側の車両。窓が家庭用のサッシ窓に取り替えられています。



真ん中の車両。最近再塗装されたのか、車体は比較的綺麗な姿を保っている様に見えます。



ナロネ10形は、1955年から製造が開始された10系客車の内、寝台車グループに属する形式です。20系ナロネ21形をベースとして開発されたもので、北海道用を含めた97両が製造されました。
当地に来た3両の詳しい車歴は不明ですが、以前は車内を開放の上宿泊施設として利用されていたそうです。そのためか、車内は良好な状態を保っている様に見えました。

ちなみに。ホテル本館から見える側は整備されていましたが…。



反対側は放置されており、その姿はまるで“幽霊列車”でした。。。

本来の役目は終えているものの、ホテルのすぐ目の前でその姿を残す在りし日の寝台列車の姿。せっかく整備されたのだから、更なる活用を望んでしまいますが、はて。

〈物件データ〉
設置場所:群馬県吾妻郡嬬恋村 紀州鉄道パルコール村内
公開時間:特に無し

撮影データ:2017年7月29日17時頃


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