多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

少人数教育に思う事

2017-08-18 13:38:09 | 子どものあれこれ
わが家は 山の中である。


山の集落は そんなに 大世帯ではないので、


学校も 山の中に ちんまりとある。


その小さな 学校に、夫も 長男も通った。


年々 児童数が減り、今は 何人だろうか。


長男が 在籍していた時、


運動会も その他の行事も、地域一丸で 行っていた。


多分今もそうだろう。


PTAでは 難しい部分を、地域の人たちが 支えてくれ、


運動会も その他の行事も 行ってくれた。


これは 良い事だし、楽しい事も多かったが、


学校で 何が起きたかが、町中に 広がってしまう、と言う面もあった。


子どもがかくしておきたい、学校での 失敗や、


その子にとっては「恥ずかしい」こと。そうしたことも


全部 町中の人が 知っている。


これが 辛い子も 何人かいた。


子どもの数が少ないので、得意でない事も


「みんなが 助けるから」と 駆り出される。


よその人にとっては 「子どもの ほほえましい事」も


長男にとっては 大ショックだったようで、いろいろ辛かったようだ。


よく言えば、「みんなが 主役」だが、逆に言えば


「その他大勢」には なりたくてもなれない環境である。


隠れ場所も、息つくところもないのは 大変だったようである。


逆に 「いつも 主役」で いられた子どもが、


中学や 高校に進学し、「その他大勢」になってしまった事で


カルチャーショックを 受けたという事もあったようだ。


私自身は こうした 小さな集団で 過ごしたことがないので


実感できないが、どんな環境にも メリット・デメリットがあるなあと思う。





 




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