多病息災発達障害者こよりの日常

両手で数えきれない障害と持病を抱えつつ毎日元気に活動中。発達障害の息子たちの子育ても終え、悠々自適の毎日です。

私が夫と結婚した理由

2017-01-12 10:35:45 | 
私の夫は 社会的に高い地位にいるわけではない。


定年退職後は パートして 時給いくらで働いているから、収入も高い訳ではない。


人付き合いが苦手で シャイで、家事や育児や介護で 私が忙しい時でも、


別に 気にせず マイペースで暮らしていて、手伝ってくれることは なかった。


介護用おむつを 頼んだら、赤ちゃん用おむつを買ってきたこともあったし、


気が利くタイプでは 決してない。


私の誕生日すら 関心がないのか、何か書類が来ると


「お前の生年月日いつだ」と 言っていた。


結婚30年がたって、ようやく 覚えてくれたが だからといって


なにか プレゼントをくれるとか そういうこともない。


でも 自分の誕生日が 近づくと そわそわしだし、「何か買ってくれるんか?」と


聞きに来るところが かわいい。予算で まかなえる範囲で 捻出し、夫の好きそうなものを


見つくろうのは 楽しい行為である。


バレンタインが 近くなると 私は 夫に何を送ろうかなあと 考える。


30年も いると 毎年 チョコでは さすがに 芸がないからである。


名古屋の病院へ行くときに、デパ地下へ寄って品定めするが、



夫は 食べ物への カンが すごく、買ってしまっておいても 見つけて


「これなんだ?」と うれしそうに 聞いてくるので 隠しておくのに


苦労する。あまり 凝った所に隠すと 今度は 私が 忘れてしまい、探すのに苦労するので


何しろ大変である。


それで 私専用の 鍵つきの 引出しを買った。鍵をなくしたら 開けられないので、


鍵を 失くさないよう気をつけている。


今年の バレンタインには何を送ろうかなあ。


喜んで くれる物が見つかるといいんだけど。


いくらいいものあげても、ホワイトデーに お返しが来たことは まだない。多分一生ないと思うが


夫の笑顔が 何よりのお返しである。


夫と いても 私に 何かしてくれたり、何か買ってくれたりということは 無いのだが、


だからといって 夫を 嫌いにはならないし、夫が そこにいてくれるだけで 


私は なんとなく 安心できるし、30年も一緒に暮らしてこられたのだと思う。


他の人とだったら、たぶん 結婚生活を 続けることはできなかっただろうと思う。


世間でいう「いい夫」の 理想像とは かなり 違う夫であるが、


私にとっては 無くてはならない人なので、よその人が 何を言おうとどう見てようと


そんなこと 関係ないのである。一緒にいて楽しい、安心できる。


それだけで 私には理想の夫である。


夫はそうでも ないようで、TVに 女優さんとか出てくると


「ああいう人と結婚したかったなあ」とか「昔見合いして 振られた人が こんな人だったよ」とか


話してくれるので、私は コーヒー出したり お菓子出したりしながら


「あー、残念だったねえ。くじひいたら 一等とかじゃなくて ポケットティッシュ引いたようなもんだねえ」とか


「ああいう人が好みなんだねえ~」とか いいつつ 一緒にTVを見る。


夫は私が ろくでもない妻なので 残念かもしれないが 私は夫といういわば 一等賞を引いたので、大満足である。


夫には 気の毒だが、その人が 夫を振ってくれてよかったあ。でなかったら 私は夫と結婚できなかったかも


しれないんだからねえ。


今は 夫を捨てたいとか カサンドラ症候群とか 自分が選んだ旦那さんと うまくいかない人も


多いようですね。うちでは 夫の方が やや 不満足のようですが、ちょっとでも 夫を喜ばせることが


できたら いいなと 思います。


昨日も 出先で 買い物したのですが、夫の好物が売り切れで 残念。似たのを買って帰りました。


今年のバレンタイン、何を 送ろうかなあ。


先日の 横浜の講座で みなさんから 色々頂きましたが


夫が 喜んだのは 干し芋と 豆のお菓子でした。他のも 食べてましたが、


特に喜んだのは この二つでした。この場を借りてお礼申し上げます。


 












アスペルガーのパートナーのいる女性が知っておくべき22の心得
ルディ・シモン
スペクトラム出版社

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