わんこの瞳

譲渡犬と地域猫のまったり生活

チップ、ありがとう、やすらかに (fin)

2017-08-20 18:05:56 | 日記
2017年、チップは推定15か16歳になりました。


このブログでご紹介したように、昨年の8月にロンちゃんが来て、また、きな子ちゃんも来て一時はこんなに賑やかな我が家でした。


チップは10年前にお兄さん犬のナックと一緒にお預かりで家に来ましたが、先に里親さんが決まったナックが居なくなったあと、寂しそうなチップが可哀想でパパが「もらおう!」と言って我が家で暮らすことになりました。
それをチップは知っているのか分かりませんが、チップだけはパパが好きでした。
我が家のワンコはみんなママが一番で、寝る時もママの布団で寝ているのですが、チップだけはパパの足元で寝ていました。
また、夕方になるとパパが会社から帰ってくるのをいつもドアのところで待っていました。




チップは一番の年長ワンコで偉いはずですが、やさしい性格なので我が家の唯一のメスワンコのミクにはかなわないところがあります。
チップがリビングの右端のハウスでくつろいでいたのですが、どうもミクがそこに入りたいみたいで、小さい声で“ウ~”と「ドイテチョーダイ」と言っています。空いているハウスは左のほうにあるんですけどね。


ミクは今度は少し離れた所からまだ“ウ~”と「ハヤクドイテチョーダイヨ」と言っています。チップは可哀そうに顔が困っています。


チップは仕方なしにハウスから出てしまいました。可哀想・・・。


するとミクはすかさず空いたハウスに。


「ハー、ヨカッタ」と、満足そうです。

トホホなチップ、やさしいね。

そんなやさしいチップですが、今年になってから少しずつ身体が弱ってきた感じがしていました。少しよろける時があったり、昼間はずっと寝ていたり、また夜寝ていると変な夢を見るのか急に怒ったり・・・。
ワンコは人間の6~7倍の速さで人生の時計が進むので、1週間でも体調が急激に変わってしまいます。
そして2017年6月20日、チップはてんかん発作で亡くなりました。
この時、パパは関西に出張中でチップの死に目には会えませんでした。ごめんね、チップ。
前日、前々日と病院で検査・治療もしていただいたのですが、本当に急な体調の変化でした。でも、最後は発作も治まり、寝ているように静かに息を引き取ったのが救いでした。


チップが亡くなって2か月が経ちましたが、夜寝ていると今もチップが足元で寝ているような気がします。


チップはワンコと共に過ごす生活のすばらしさをパパに教えてくれました。
吠える時“ワンワン”ではなく“アンアン!”と吠えていた可愛いチップの声が今も耳に残っています。


10年間、チップは楽しかったかな?
チップ、ありがとう、やすらかに。



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