「Mr.インクレディブル」「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」のブラッド・バード監督が、ウォルト・ディズニーが残していた夢のプランに着想を得て手がけたオリジナル作品。「LOST」のデイモン・リンデロフが、バード監督とともにストーリー、脚本を担当。謎めいた「トゥモローランド」を知る男フランク役で、ジョージ・クルーニーがディズニー映画に初出演を果たした。宇宙飛行士を夢見る17歳の少女ケイシーは、ある日、自分の荷物の中に見慣れないピンバッジが紛れ込んでいるのを見つける。ピンバッジに触れたケイシーは、テクノロジーの発達した未知の世界「トゥモローランド」に迷い込むが、ほどなくして元の世界に戻ってきてしまう。そんな彼女の前にアテナと名乗る謎の少女が現れ、「再びトゥモローランドに行きたければ、フランクという男を訪ねろ」と言う。このことをきっかけに、ケイシーは人類の未来をかけた冒険に出ることになる。(映画.comより)
ふぅぅぅん、なるほど。これが夢の詰まった映画か。なるほどね。わかる気はする。これだけ未来に幻想を抱くと言うことは、みんなやっぱり人類や地球は滅ぶ、って思っているのね。いや、私だってそう思っているけれど、希望を抱ける人でも、やっぱり一度は滅びかけるという前提で、その次の希望なんですね。
そこへ向かって、才能と行動力のある子供たちが一致団結すれば、きっと地球は救われるぞ、がんばれ。・・・そんなお話です。もちろん、その裏に「実は発明家たちはお互いにコンタクトを取っていた」と言ったような、「ダ・ヴィンチコード」か「グランド・ブダペスト・ホテル」かと思うような仮定は存在します。そこは映画は”夢いっぱいのエンターティニング”だからということで、許されるのでしょう。実際あったかもしれませんしね。
それにしても、主人公の女の子のアグレッシブさには驚きました。なんでもやってのける才能が後押しいているのでしょうが、ものすごい行動力、ものすごい気の強さ。見ているだけで弾き飛ばされそうでした。
一説によると、某監督の「エリジ○ム」のシチュエイションを逆に設定した、政治的メッセージ満載の映画だとも。主役のジョージ・クルーニーが民主党の強固な支持者だからそう言われるだけかもしれませんが。
ま、それはいいとして(笑)、純粋に楽しむと、映像の美しさは特筆ものです。夢多き発明少年が歳を取るとジョージ・クルーニーになるのもなにげに納得の仕上がりだし、なにより「ハンガーゲーム」のヒロインのような、このアグレッシブな女子が当たりだったでしょうね。本当にスゴかった!
劇場は朝一の上映だったせいか、すいてました。総じて5人くらいだったかな(笑)。少し長いので、水分の摂取に注意が必要です。