田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

マンボ・キングス わが心のマリア(The Mambo Kings)

2014年12月09日 14時59分05秒 | 日記

1992年 アメリカ
監督:アーネ・グリムシャー
キャスト:アーマンド・アサンテ、アントニオ・バンデラス、キャシー・モリアーティ、マルーシュカ・デートメルス

アメリカン・ドリームを夢見てキューバからアメリカに渡ってきた兄弟を描いた作品で、原作がピューリッツァ賞を受賞。

1950年代初頭、セサール(アーマンド・アサンテ)とネスター(アントニオ・バンデラス)の兄弟は、マンボバンドの成功を夢見てキューバからアメリカに移住する。
徐々に頭角を現す2人だったが、兄と弟の間には次第に路線についての考え方の違いが出始める。(楽天ブログより)

 

 

 

 自身が持つ、古~い古~いビデオ(!)コレクションより。よくこんなの持ってたわ(笑)。

舞台はキューバ。ラテンの熱い血と音楽の才能を持つ兄弟が、縁あってニューヨークへ出て来ます。それというのも、弟(若い!アントニオ・バンデラス)と結婚を誓った運命の女性マリアが、マフィアの男と結婚してしまったからなのです。実は「俺と結婚しないとバンデラスを殺すぞ」などと脅されていたマリア。彼女は、マフィアに傷を負わされた兄(アーマンド・アサンテ)に、「お願い。私はもうどうにもならない。弟を助けるためにも、国外へ逃げてちょうだい。帰らないで」と懇願。兄は弟を連れて、一路ニューヨークを目指します。

元々音楽の才能があった二人は、精肉工場で働きながらクラブなどに出演するようになります。兄は「俺たちは成功するさ。大金持ちだ」などと、男前だけどいつもニヤけながら女を口説く派手男、片やバンデラス扮する弟は、大好きな作曲に時間を費やし、飲み歩いたりしない地味男です。でも、心の中にはいつもマリアの存在が引っ掛かっていました。どうして彼女は自分を裏切ったのか。兄に何も知らされずに傷心のままアメリカにやってきた弟は、彼女を忘れることができません。

やがて彼らは徐々に頭角を現し、少しづつ成功の階段を上り始めます。しかし、縛られるのを嫌う兄が、音楽界の大物の誘いを断ったがために窮地に。場末のクラブに逆戻りです。バンド「マンボ・キングス」も徐々に人数が減り、やがて兄弟二人に。

そんな中、真面目な弟は結婚し、息子も産まれます。しかし、心の奥底にはマリアがいたのでしょうね。つい寝言で「マリア」というのを妻は聞いてしまいます。

やがて彼の作曲による「わが心のマリア」が大ヒットを記録し(この曲は妻と出会う前から作ってあったものなんだけど)、成功とは裏腹に、妻は心を痛めてゆきます。(兄は、この妻が不憫で、よく贈り物などをして大事にするのですが)

そして、価値観相容れない兄と弟は、だんだんうまくいかなくなってゆきます。

この辺は、最近見た「ジャージー・ボーイズ」とかぶりますね。やはり、成功って、難しい。

そして、ある雪の日、弟が運転し、兄とそのガールフレンドを乗せた車がスリップし・・・。

この辺はお約束でしょうか。よくある展開なのですが、やはり見てる方は衝撃を受けます。なにより家族を尊ぶラテンファミリー。一人でも、その家族を守れなかった時の衝撃は大きいのです。

しかし、名曲は残ります。この辺も「ジャージー・・・」とかぶりまくり。まぁ、作られた年代は全然違うのですが。

古い映画ゆえ、粗削りなところはありますが、よく出来ていたと思います。

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