田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

アクト・オブ・キリング(THE ACT OF KILLING)

2015年08月19日 07時29分09秒 | 日記

 インドネシアで行われた大量虐殺を題材にし、ベルリン国際映画祭観客賞受賞、アカデミー賞にもノミネートされたドキュメンタリー。1960年代にインドネシアで繰り広げられた大量虐殺の加害者たちに、その再現をさせながら彼らの胸中や虐殺の実態に迫る。『フィツカラルド』などの鬼才ヴェルナー・ヘルツォーク、『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白』などのエロール・モリス監督が製作総指揮を担当。凶行の再演という独特なスタイルに加え、そこから浮かび上がる人間が抱える闇にドキリとさせられる。

 1960年代のインドネシアで行われていた大量虐殺。その実行者たちは100万近くもの人々を殺した身でありながら、現在に至るまで国民的英雄としてたたえられていた。そんな彼らに、どのように虐殺を行っていたのかを再演してもらうことに。まるで映画スターにでもなったかのように、カメラの前で殺人の様子を意気揚々と身振り手振りで説明し、再演していく男たち。だが、そうした異様な再演劇が彼らに思いがけない変化をもたらしていく。(シネマトゥディより)

 

 

 

 録り置きの映画です。当時とても評判がよかったので、気になっていた映画でした。過去、虐殺が行われた国は幾つもあると思うんですが、インドネシアに関しては、未だに両者が共存している、それもかつての関係性を維持したまま、というところが驚きでした。

例えて言えば、父や兄弟を殺した相手がそのままそこに住んでいて、顔を合わせることもあるのに、何もなかったふうを装って生き続けて行かなければならない・・・そういうことです。彼らはいまだ権力とカネを握っているし、虐殺は悪いことだった、とグローバル的にはそういうことになっていても、貧しい庶民にはまだ何をする力もない。それをいいことに、いまだにヒーロー然としている男達。ちょっと想像しがたかったですね。

監督は、人権派のクリエイターで、いろいろ啓発活動をやって来られたそうです。で、最初は被害者の方々のインタビューを頼まれ、悲惨な現実をいろいろ収集していたんだそうです。ところが当局に妨害され、挫折することに。そこで、発想を逆転させ、「犯人たち」に「あなたたちのなさったことを映画にしませんか」と持ちかけたわけです。

自分のことを「ヒーローだ」と思っている彼らは喜々として映画作りに参加します。自分たちで積極的にアイデアを出し、人を殺す場面を再現し、派手に「平和な国作りをありがとう」と人々が歌って踊り、彼らを称える場面も用意します。上の派手な色の魚は、元々はシーフードのお店だったとか。そこから美しい女性たちが舞いながら出てくる様子が冒頭から描かれ、「なんなのか」と思います。気色悪いですね。

で、映画は「最初は喜々としていたはずの彼らが、だんだんとコトの重大さを理解してゆく」という展開のはずなのですが、残念ながら映画が緩慢で退屈。志が高いことはよくわかるのですが、映画が長いうえに何かがまずい。編集かなぁ、盛り上がりのなさかなぁ、細部に渡って指摘する能力は私にはないのですが、どうにも退屈でした。少し眠くなったりして。これ、続編も録画してあるのですが、少し二の足を踏んでいる私です。

でも、評価も高いし、見る人が見れば優れた映画のはずです。私が平和ボケしてるのでしょう。監督、ごめんなさいね。

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