田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

ラ・ラ・ランド(La La Land)

2017年03月12日 17時18分27秒 | 日記

 

 

La La Land Poster

「セッション」で一躍注目を集めたデイミアン・チャゼル監督が、ライアン・ゴズリング&エマ・ストーン主演で描いたミュージカル映画。売れない女優とジャズピアニストの恋を、往年の名作ミュージカル映画を彷彿させるゴージャスでロマンチックな歌とダンスで描く。オーディションに落ちて意気消沈していた女優志望のミアは、ピアノの音色に誘われて入ったジャズバーで、ピアニストのセバスチャンと最悪な出会いをする。そして後日、ミアは、あるパーティ会場のプールサイドで不機嫌そうに80年代ポップスを演奏するセバスチャンと再会。初めての会話でぶつかりあう2人だったが、互いの才能と夢に惹かれ合ううちに恋に落ちていく。「セッション」でアカデミー助演男優賞を受賞したJ・K・シモンズも出演。第73回ベネチア国際映画祭でエマ・ストーンが最優秀女優賞、第74回ゴールデングローブ賞では作品賞(ミュージカル/コメディ部門)ほか同賞の映画部門で史上最多の7部門を制した。第89回アカデミー賞では史上最多タイとなる14ノミネートを受け、チェゼル監督が史上最年少で監督賞を受賞したほか、エマ・ストーンの主演女優賞など計6部門でオスカー像を獲得した。(映画.comより)

 

 

 

 年相応にヒネてる私が、一発で射貫かれてしまいました。「どうせ凡作」と構えていたのです。ミュージカルは嫌いではないけど特段好きというわけでもなく、偉大なるフレッド・アステアに尊敬心を抱いているくらいでした。なので、どこがどの作品に対するオマージュなどと、詳しくはわかりません。それでも、この若い男女の、よくあるはずの恋物語に、落とされてしまいました。昔の記憶がよみがえり、気持ちが若返りかけただけでなく、ラストでは不覚にも涙してしまいました。先日見た「マリアンヌ」とは、また違ったせつなさ。人生とは、男とは、女とは、そういうものですね。

お話は、上にあるとおり、夢を追う若い男女の恋とすれ違いを描いたもの。こだわりのジャズピアニストが不思議なくらいハマっているライアン・ゴズリングと、派手な顔立ちで「女優志望」と言われて誰もが納得のエマ・ストーン。初々しいと言うには少し歳を取っている二人は、しかし誰もが「年相応」には成熟していかないことを体現してくれます。この二人の、突っ張りながらも少しづつ惹かれていく自然さは、大方の人たちにも胸懐かしいものではないでしょうか。ここを「オスカー狙いで誰もが共感できるところをついた」とか言い出したらキリがありません。ここは素直に感動するのみだと思います。

何かに必死な若い頃。エマのように、「女優になりたい」と、目標がハッキリしている人はまだ幸運です。もちろん、目標だけで芽が出ないまま終わってしまう人も多いと思うので、目標は高ければいいというものでもないとは思いますが、具体的な目標が見つからないままアセってしまう女性も多い中、エマは賢明だったと思いますね。

そしてままならない時期に落ちる恋。二人とも夢があって、お互いにそれを応援したい。でも、どちらも失敗ばかりする。「もう才能なんてない」・・・どちらかが言う。生活のため、お金のためにウケる仕事を引き受ける。「それでいいの?」と聞くと「君のためだ」とか「君が望んだ」とか言う。「そんなこと、頼んでない!!」当たり前だ。自分も夢を追っているのに、相手にあきらめろなんて言うはすがない。そうやって、二人とも夢から遠ざかり、いつしか疎遠になってゆく・・・。

しかし、人生に転機はつきもの。諦めきって「もう傷つきたくない」という方を他方は応援する。ハッパをかける。やがて開けてくる人生。外国へも打って出る。離ればなれになる二人。

 

時は流れて・・・。お互い、大人になり、相手のことを気にかけながらも自分の生活は落ち着いている。そんな時、ふと立ち寄ったお店。思いがけない再開。見つめあう二人。あ~こんな胸キュン、実際にあるのでしょうか。私はないけど(笑)。あり得ないけれど、わかる気がする、この瞬間。経験もないくせに、なんでそう感じてしまうのでしょうか。思わず固まる二人。でも、今は新しい立場も。見つめてしまう女性に、頷いてくれる男性。この大人な対応に思わず涙が止まりませんでした。

ダメだ!経験もないのになんで感動するんだ。こんな夢追う若い青年たちの恋物語に、いいおばさんがなんで涙するんだ・・・。アホだ~。恥ずかしさと情けなさで顔から火が噴きそうでした。暗くてよかった。

ともかく、ストーリーに斬新さはありません。平たく言えば、よくある男女の恋物語です。でも、私はハマってしまいました。うまく乗せられただけでも構いません。「マリアンヌ」と、毛色は違うけれど、同じくらいのメロウなラブストーリー。久しぶりに心揺さぶられて、満足でした。

個人的には、お勧めです。

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