田舎に住んでる映画ヲタク

「映画大好き」の女性です。一人で見ることも多いけれど、たくさんの映画ファンと意見交換できればいいなぁと思っています。

映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生

2016年03月16日 16時23分13秒 | 日記

 国民的アニメ「ドラえもん」の長編映画36作目。1989年に公開され、シリーズ歴代1位の動員数420万人を記録した「映画ドラえもん のび太の日本誕生」をリメイク。7万年前の太古の日本を舞台に、のび太とドラえもんたちが繰り広げる大冒険を描く。家でも学校でも叱られてばかりののび太は家出を決意。ドラえもん、しずか、ジャイアン、スネ夫もそれぞれの理由で家出することを決めるが、今の時代、どこへ行っても所有者のない土地などなく、一同は行き場に困って途方に暮れる。それならば、まだ誰も住んでいない太古の日本へ行こうと思い立ち、のび太たちは7万年前の日本へとやってくるが……。(映画.comより)

 

 

 最近のドラえもんは、昔の作品のリメイクばかりだと聞くのですが、私自身はほとんど記憶がないんですね。まぁ田舎育ちで、小さい頃は近所に映画館なんてものはまずなかったから、自分が見てないだけなんでしょうけれど。それゆえ、子供と一緒に、わりと新鮮な気持ちで見ることが出来ます。

のび太は今日もゼロ点のテストを持って帰り、母に大目玉を食らいます。自分が悪いことがわからないのび太は、「学校でも家でも怒られてばかり。もうこんな生活イヤだ。家出してやる!」と鼻息も荒く家出を試みます。時を同じくして、店番だお使いだと奴隷のように扱われることに嫌気がさしたジャイアン、習い事の多さに疲弊したスネ夫、母親の期待が重くなってきたしずかちゃんが合流し、みんなで一緒に家出することになります。

しかしながら、どこへ行ってもそれは誰かの土地で、見知らぬ侵入者は常に追い出されてしまいます。行き場がなくなった彼らは、ドラえもんのタイムマシンでヒトが土地を所有する前の時代へと飛ぶのです。そこでの彼らの冒険と、時空に迷った古代の若者の話が並行して描かれます。

話はそれなりに練られてあり、新たに作ったペットとのび太が心通わせる部分もあったりして、心に響く映画には仕上がっています。ただ、どこで何をするにも、あまりにドラえもん頼みが過ぎるのも冷めてしまうところでもあります。せっかく古代へ行ってるのに、食べ物は種さえ撒けば、カプセルでラーメンやピザ、カツ丼なんかがふたを開ければ食べられるような代物ばかりだし、結局何が起きてもドラえもんの道具でどうにでも生きてゆける。もちろん、もともとそういうお話だけれど、これだけの子供たちがいるのだから、もう少し独創性があってもよかったかも。

と、ぶつぶつ言っても始まらないけれど(笑)、とにかく、いつものドラえもんでした。「のび太が取ってたから」と言って、ゼロ点を取る子供もいると聞きました。「取ってみたかった」と、興味の範囲を超えないうちはいいけれど、もう少し現実を教えたほうがいいかもですね。「夢を持つ」というのとはまた違う展開だと思うし。そういう自分がおもしろくない大人なのかもしれないけれど。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« メモリーズ 追憶の剣(협녀:칼의 기... | トップ | ザ・ブリザード(The Finest ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事