(波) 現代の珍姓珍釈編
現代になると、かなり音の苗字が増えてくる。あげると、
管(カン)〔すが・すげ〕、丹下(タンゲ)〔たじひしも〕、永(エイ)〔なが〕
などである。丹下に至ってはタジヒシモというよみ(訓)をする人は
ひとりもいなくなった。漢字の音がますます広まってきた証拠である。
でも、永(エイ)はまだナガと読む人はいる。将来はエイをロングと
読む人が出てくるかもしれない。
だが、訓読み(和読み、やまとことば)は、実は根強く生きている。
古代から近代まで絶えることなく続き、伝統をかたちづくって
ゆく和歌。和歌には、やまとことばを用いて詠むという原則がある。
和歌が歌われるかぎりずっと生き続けることになるだろう。
【黛(まゆずみ)】
【永(えい)】
『姓氏・家系・家紋の調べ方』丹羽基二:著参照
「丹下左膳」が「姓は、たじひしも・・・」だったら、可笑しいですね。
ということはハイカラなのかな?
「丹下左膳」ホント、たじひしもっていうとなんか気が抜けちゃいますよね。
やまとことばは柔らかいはんなりした感じを受けますね。
コメントありがとうございました。