京呉服わき ごふくや日記

着物って楽しい!
呉服屋の女将の独り言?楽しいことや裏話、思うままに・・・

「大人のゆかた」って?

2016-05-17 16:11:59 | 催し
先日もお知らせしたとおり
今度の週末に「大人のゆかた展」を滋賀でさせて頂きます。

私もよく使いますが、最近「大人ゆかた」ってよく使われてる言葉ですね。

そこで、当店が考える「大人ゆかた」とは・・・、をまとめてみます。

大人の浴衣と聞いて思いつくのは
まずは絹紅梅や綿紅梅、綿絽、麻など、生地も染も着物に近い感覚のもの。

それから、竺仙のゆかたの中なら、紬浴衣や、奥州紬、松煙染のものなど






いかにも大柄の浴衣っぽい柄になると、浴衣として着たほうが素敵ですが
長襦袢を着て、足袋を履いて、帯はお太鼓にしてお出かけできる浴衣
というイメージです。




ある時は、ゆかたとして
また、ある時は、夏の着物代わりに着られる浴衣。


昨年までは、こんなイメージを持っていたのですが
それに加え
この頃、白地や紺地の一色で染めたシンプルな浴衣も「大人だな~」と思います。








博多や、紗献上の半巾帯で、素足に下駄。
キリッとスッキリ着こなすことができるのは「大人」じゃないでしょうか?


いまや夏になれば、スーパーなど、どこでもプレタの浴衣が下がっていて
ネットでも信じられないくらいの値段で出ています。


若い人がひと夏楽しむため・・なら、それはそれですが
「大人」は、ちょっと差をつけて、浴衣だって素敵に知的に着こなそうではありませんか~

ヘアスタイルも、コテコテしないで・・
衿もフリルやレースをつけないで・・
帯もふわふわした飾りなどつけずにシンプルな結び方で・・


なんでも基本のもの、シンプルなほど、ごまかしができず本質が出ます。
素材や染も、本物でなければ安っぽくなります。


「大人」として、そういうものを選んでお召しいただければと思います。

もちろん、10代のお嬢さんたちが、こういう本来の浴衣をスッキリ着こなして下さったら
清潔感があってもっと素敵・・・やっぱり若さには勝てないかもしれませんけれど


浴衣は仕立て上がって、吊るして売ってるもの・・と思っていらっしゃるのなら
悲しいです
どうぞ、反物の浴衣もご覧になってみてください。




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