高齢世帯の我が家。
茶の間の壁には、電波時計がかかっている。

特に買いたかったんじゃなくて。
前のが壊れて(それがいつだったかは、私にも思い出せない…)、母と、
「シンプルなの」
を買いに行ったら、シンプルなのが電波時計ばかりだったため。
(電波時計なんて、なんの役に立つんだ…?)
そんな厳密な日常生活、してないよ、と思いつつも、買った。
あれから、どれほどたったのか。

先日、弟が。
「あれ? 秒針だけ止まってるよ」
「あら、ほんとだ」
言われるまで、全然、気付かなかった。
ほかの針は動いてて、ちゃんと時刻を示していたのである。
こんなふうに、なるのかー。

時期が時期なので、
「日食が近いせいかしら?」
などと、やや未開のヒトのような考えも、よぎったが。
秒針が止まったのは、たぶん、かなり前のはずだし。
ワタシだって、それほど心底、未開人でもないらしく。

ようやく休日の昨日、掃除がてら、壁からおろし、単三電池2本をとりだし、「電池の電気残量をはかる道具」にはめたら、やっぱし電池切れ。
↑あっ、この道具の名称が出てこないの、ちょっと未開気味?
(弟は、別の所帯だし。
最近、父は、クチばっかりで、あまりこういうことをしようとしない。
そもそも、サラリーマン時代の父はめちゃ出張が多く、留守がちで、蛍光灯をかえるとか、力仕事系は、ワタシの担当だった。
弟はトシが離れており、大昔は肩車だって、したことがあるぜ!
だから、ワタシが…)
新しい電池にかえ、裏に貼ってあった説明通り、リセットボタンを押した。
あとは、電波時計だけあって、最大20分程度で、自力で正しい時刻に合わせるのだという。
ふーん。
と。
表に返してみると。
針が、マンガみたいに、ぐるぐるぐるーっと回っている!
いっぺん、0時に戻りたいらしい。
(そういえば、買って、持ち帰ったときも、似たようなことがあったような、なかったような…)
一緒にいた母80才が、
「あらっ、きゃー、面白いわー」
「止まってて、遅れてた分を取り戻そうとしているんだね…」←冗談だよ、冗談。
「タイヘン、これ見てると、すぐトシをとりそう」
「…」
しかし。
リセットボタンを押したあと、なまじ、「電波を受信してるかどうか」調べるボタンも押してしまったせいか、緑や赤の小さなランプがついたり、消えたりし、正しくない時刻に落ち着いてしまった。
だめじゃん…。

母「針なんて、指でグルグルッて直すものじゃないの?」
私「これはできないの。電波時計だから」
「前、お父さん、そうしてたと思うけど」
「それは、前の時計。これは電波時計!時計が自分で直すの!
」
「へー、知らなかったー、今まで全然知らなかったわー」
お母さん、一緒に買いに行ったんだけどね…。

再び電池を入れ直し、リセットボタンを押す。
「受信してるかどうか調べるボタン」には、さわらない。
すると、ちゃんと正しい時刻に、ぐぐぐっと、自力で立ち直ってくれた。
「へー、知らなかったわー。こんな時計だとは、知らなかったわー」
と、母、ひたすら感心。
くどいようだが、一緒に買いに行ったんだけどね…。
私「時刻、あってるかしら」
母「だいたい、あってるみたいよ
」
電波時計の時刻が、「だいたい合ってる」てのも、ねえ…?

地デジテレビの時刻と、比べてみる。
アナログより2秒遅れなのは確かだが、時刻表示は合っているんだろう。
よし、合っている。
FAXつき電話機の時刻が2分遅れているのに気付き、直したくなり、直す。
む、父のケータイが1分遅れている。
ま、いいか…。

そこへ、外出していた父79才が帰ってきた。
(そういえば、なぜ、ケータイを持って出ないのかな? 好きなくせに…)
以上のあれこれを聞き、ナニを言うかと思えば。
「へえ、そうなんだ。やっぱり、電池かえるんだ?
電波時計だから、永遠に動き続けるんだと思ってた」←マジ、ひきつり笑顔。
お父さんっ…。
理系大卒だよねえ…?



ここ平塚は、いえ我が家は、もしかしたら、未開の地です。
日食、大丈夫でしょうか?
輪になって踊る準備とか、しておいたほうが、いいでしょうか?
茶の間の壁には、電波時計がかかっている。

特に買いたかったんじゃなくて。
前のが壊れて(それがいつだったかは、私にも思い出せない…)、母と、
「シンプルなの」
を買いに行ったら、シンプルなのが電波時計ばかりだったため。
(電波時計なんて、なんの役に立つんだ…?)
そんな厳密な日常生活、してないよ、と思いつつも、買った。
あれから、どれほどたったのか。

先日、弟が。
「あれ? 秒針だけ止まってるよ」
「あら、ほんとだ」
言われるまで、全然、気付かなかった。
ほかの針は動いてて、ちゃんと時刻を示していたのである。
こんなふうに、なるのかー。

時期が時期なので、
「日食が近いせいかしら?」
などと、やや未開のヒトのような考えも、よぎったが。
秒針が止まったのは、たぶん、かなり前のはずだし。
ワタシだって、それほど心底、未開人でもないらしく。

ようやく休日の昨日、掃除がてら、壁からおろし、単三電池2本をとりだし、「電池の電気残量をはかる道具」にはめたら、やっぱし電池切れ。
↑あっ、この道具の名称が出てこないの、ちょっと未開気味?

(弟は、別の所帯だし。
最近、父は、クチばっかりで、あまりこういうことをしようとしない。
そもそも、サラリーマン時代の父はめちゃ出張が多く、留守がちで、蛍光灯をかえるとか、力仕事系は、ワタシの担当だった。
弟はトシが離れており、大昔は肩車だって、したことがあるぜ!
だから、ワタシが…)
新しい電池にかえ、裏に貼ってあった説明通り、リセットボタンを押した。
あとは、電波時計だけあって、最大20分程度で、自力で正しい時刻に合わせるのだという。
ふーん。
と。
表に返してみると。
針が、マンガみたいに、ぐるぐるぐるーっと回っている!

いっぺん、0時に戻りたいらしい。
(そういえば、買って、持ち帰ったときも、似たようなことがあったような、なかったような…)
一緒にいた母80才が、

「あらっ、きゃー、面白いわー」
「止まってて、遅れてた分を取り戻そうとしているんだね…」←冗談だよ、冗談。
「タイヘン、これ見てると、すぐトシをとりそう」
「…」
しかし。
リセットボタンを押したあと、なまじ、「電波を受信してるかどうか」調べるボタンも押してしまったせいか、緑や赤の小さなランプがついたり、消えたりし、正しくない時刻に落ち着いてしまった。
だめじゃん…。

母「針なんて、指でグルグルッて直すものじゃないの?」
私「これはできないの。電波時計だから」
「前、お父さん、そうしてたと思うけど」
「それは、前の時計。これは電波時計!時計が自分で直すの!

「へー、知らなかったー、今まで全然知らなかったわー」
お母さん、一緒に買いに行ったんだけどね…。

再び電池を入れ直し、リセットボタンを押す。
「受信してるかどうか調べるボタン」には、さわらない。
すると、ちゃんと正しい時刻に、ぐぐぐっと、自力で立ち直ってくれた。
「へー、知らなかったわー。こんな時計だとは、知らなかったわー」
と、母、ひたすら感心。
くどいようだが、一緒に買いに行ったんだけどね…。
私「時刻、あってるかしら」
母「だいたい、あってるみたいよ

電波時計の時刻が、「だいたい合ってる」てのも、ねえ…?

地デジテレビの時刻と、比べてみる。
アナログより2秒遅れなのは確かだが、時刻表示は合っているんだろう。
よし、合っている。

FAXつき電話機の時刻が2分遅れているのに気付き、直したくなり、直す。
む、父のケータイが1分遅れている。
ま、いいか…。

そこへ、外出していた父79才が帰ってきた。
(そういえば、なぜ、ケータイを持って出ないのかな? 好きなくせに…)
以上のあれこれを聞き、ナニを言うかと思えば。
「へえ、そうなんだ。やっぱり、電池かえるんだ?
電波時計だから、永遠に動き続けるんだと思ってた」←マジ、ひきつり笑顔。
お父さんっ…。

理系大卒だよねえ…?




ここ平塚は、いえ我が家は、もしかしたら、未開の地です。
日食、大丈夫でしょうか?
輪になって踊る準備とか、しておいたほうが、いいでしょうか?