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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

ケストナー 「飛ぶ教室」 Das fliegende Klassenzimmer 2 

2017-09-07 | _よむ__

○ 「クリスマス物語を書かないうちは、帰ってきちゃだめよ。暑かったら、ツークシュピッツェの冷たいきれいな雪をながめなさい。わかった?」 (池田香代子)

ケストナー 「飛ぶ教室」 Das fliegende Klassenzimmer 池田香代子訳 岩波少年文庫 2006
の版で 読んだ。
読み始め、登場人物名がなかなか覚えきれない。“そわそわ。カタカナに弱い。。。”
読み進むうちになんとかストーリーに乗れた。読了に密やかに感動。(ここに書いてるけど。)

色々な版を手に取った、特に 訳者あとがき からのメモ
○ 飛ぶ「fliegende」→「移動する、さまよう」の意も。→からの想起「Der fliegende Holländer」さまよえるオランダ人 (池田香代子/池内紀)
○ 「飛ぶ教室」も、まじめに訳せば「移動教室」 (池田香代子)
○ 第7章 (池田香代子/池内紀/丘沢静也)

移動教室 という言葉が懐かしかった。(本文に出てくるわけではないのだが。)
“私にとっては30年超の時を超えて 
ナイアガラの滝!大花火大会!とでも言うように 会場いっぱいに華やかに言葉の海が広がった。”
の皆は、「修学旅行」だった。自分にとっては「移動教室」で
同じなようで やっぱり違う、そう しみじみとした思いにその時なった。 

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“(小学生のころ、「二人のロッテ」を学校でまとまって見に行ったが
 あれって“ミュージカル”だったのかな?)”
劇場から帰りその気になって「ふたりのロッテ」を読んだ。面白かった。その時
「飛ぶ教室」も読もうとしたはずだ。
ケストナー全集のタイトルをながめても 「ふたりのロッテ」以外、読了したと思えるものが浮かばない。

その「飛ぶ教室」を 50年くらい過ぎて読むことができた。
今の私は 泣いたのだが、50年くらい前に読めていたとして その時私は、泣いたのかな。

 

 


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