おやぢタイプ

音楽とマラソンと、時々、映画と府中

ソーシャル・ネットワーク

2011-01-23 23:47:16 | Movie
今年のゴールデングローブ賞で4冠に輝き、アカデミー賞の有力候補と噂される『ソーシャル・ネットワーク』を観て来た。
全世界に5億人のユーザを抱える世界最大のソーシャル・ネットワーキング・サービス「フェイスブック」の創業者の光と影を描いた作品だ。
主人公のマーク・ザッカーバーグは19歳でフェイスブックを立ち上げ、世界で最も若い億万長者として現在も注目を浴びている。
監督は『セブン』、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のデビッド・フィンチャー。
実はちょうど今年になってから、フェイスブックを利用し始めている。
これは見ない訳にはいかないでしょう、という事でカミさんとTOHOシネマズ府中に足を運んだ。
果たして前評判の通り、素晴らしい作品だろうか?

さて、そのあらすじを紹介しておくと・・・。
ハーバード大2年のマーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は親友のエデゥアルド(アンドリュー・ガーフィールド)と友達を増やすためのサイトを学内で立ち上げる。
学内の女子学生をランキングするサイトを立ち上げた経験から、身近な学生の情報をネット上で公開すれば絶対にウケると確信したからだ。
そして秘匿性確保のために利用にはハーバードのメンバーの承認が必要にする。
この『フェイスブック』と名づけたサイトは学内ですぐに話題になり、急速に学内にしかし拡がっていった。
自分達のアイデアを盗まれたと訴えられても、マークは一向に気にせずサービスの範囲を拡大していく。
そしてファイル共有ソフト『ナップスター』を19歳で作ったショーン・パーカー(ジャスティン・ティンバーレイク)と出会い、意気投合し心酔していく。
しかし、ショーンに心酔していくに従い、親友のエデゥアルドとの距離が拡がっていき、最悪の事態を招くことになる・・・。

映画が始まった最初のシーンでマーク・ザッカーバーグの人物像がうまく描かれている。
人付き合いが不器用な天才プログラマーは、自分のアイデアを推し進めるために敵を作っていく。
まあ、巨万の富を得るほど成功を収めるためには、普通にやっていたら駄目なんだろう。
いまや全世界で5億人のユーザを抱える人気サイトに成長したフェイスブックだが、成功の裏には壮絶な人間模様が繰り広げられているのだ。
テンポが速い展開や早口でまくし立てるマークはまるでIT業界そのものを表しているかのようだ。
またナップスターのショーン・パーカー役にあのポップスター、ジャスティン・ティンバーレイクが出ているなんて以外だった。

ただ、結構いい作品だとは思うが、アカデミーの栄光を勝ち取るような作品かな?という気が正直した。
期待しすぎたのだろうか?
日本ではフェイスブックが伸びるのはこれからだろうし、アメリカほど定着している訳ではない。
また、ハーバード大学という名門校で繰り広げられるドラマが、いかにもアメリカちっくでピンとこないからなのかも知れない。
まあ、非常に興味深い映画だったことは確かだが。。。

皆さんの目にはこの作品がどう写ったのだろうか?
とはいえ、決して観て損するような映画ではない。
個人的にはオススメの1本です。


ソーシャル・ネットワーク オフィシャル・サイト


最新の画像もっと見る

コメントを投稿