平成20年度第三回漢検一級、（十）文章題 読み問題 ～その壱～

（十）読み問題も十題で、このうち漢検漢字辞典の見出し語にあるのは、

戛然　　哮る　　前栽

寤寐　　苟も　　紛紜

以上、六題しかありません。と言ってみたものの、「前栽」を「ぜんさい」と答えました。はっきり言って、これは、勉強不足です。この表外読みは、漢検漢字辞典で勉強したことがありません。これまで一級としては、主に、漢検一級完全征服でしか、やっていませんし、この殆どが、表外訓読みだったと思います。表外音読みは、余り印象がありません。

　表外音読みだけなら、漢検漢字辞典で、当たっていけるのかもしれません。とりあえず、今回は、普通「ぜん」と読む漢字が、「セン」とも表外音読みする当用漢字を調べてみました。

　すると、全、前、善、禅、膳、繕と多くありますが、漢検漢字辞典では、この「セン」の読みとして、見出し語になっている熟語は、「前栽」だけみたいです。

　ちょっと、中途半端ですが、今回は此処までで、（十）読み問題は、まだ、次回にも続きます。