福岡県の福岡空港にほど近い、
糟屋郡志免町にある旧志免鉱業所竪坑櫓。
コンクリートのロボットの様なルックスとともに、
激動の20世紀を今に伝える巨大竪坑櫓です。
ずっと内部へは入れませんでしたが、
昨年夏、ちょっとしたきっかけで見学することが出来ました。
数回に渡ってリポートをアップしようと思います。
竪坑櫓の最下部の一部に軌道が残っていました。
かつて炭車が走っていたことを物語る唯一の跡です。
櫓最下部の中央は、
かつては地底深く竪穴が開いていた場所ですが、
いまでは埋め戻された場所に草が繁殖し、
光を浴びて風にそよいでいました。
草の位置から真上を見上げると、
遥か彼方に巻上機から垂れ下がる、
ワイヤーロープ用の穴が小さく見えます。
この時の見学の様子は、
ワンダーJAPAN誌 Vol.11 に特集記事で掲載されているので、
ぜひご覧になってください。