廃墟賛歌ブログ

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新作DVD『廃道クエスト』の撮影終了

2012-12-11 09:19:03 | リリース情報
来年3月発売予定のオープロジェクト新作DVD、
廃道クエスト Obroad Quest』の撮影が終了。
秋から冬にかけて、約3ヶ月にわたる廃道のロケでした。

今回のDVDは、今から二年半前の2010年の春に行なったイベント、
『廃線×廃墟×廃道 廃祭り2010』の時にご一緒させて頂いた、
廃道サイト『山さ行がねが』の管理人である平沼さんから、
イベント終了後に映像作品の話を持ちかけられたことに端を発します。

その後、DVDの制作でお世話になっている日活さんとの話し合いで、
廃道のDVDを作ってみることになり、
紆余曲折がありながらも、こうしてリリース予定までこぎ着けました。

平沼さん

これからの撮影に気合いを入れる平沼さん。
最初の撮影場所は栃木県の足利にある、越床(こしどこ)峠の旧道。
この廃道は、現在はハイキング・コースとして転用されているため、
誰でも歩行可能な廃道。
しかし、撮影中に私たち以外の訪問者は一人もいませんでした。





越床峠

道の周囲を鬱蒼とした緑に囲まれ、
その中を落ち葉積もるアスファルトの廃道がゆるやかに続く峠道は、
とても美しく、初めての撮影場所として格好な題材でした。





越床峠明治道

この峠道には、さらに明治時代に作られた、
ショートカットの道と隧道があったようで、そちらも探索。
明治の道は当然アスファルトではなく土と石。
かつては石畳などがあったのかもしれないけど、
今は道の側面の石垣が、かつて道だったことを伝えているだけ。
行く手には倒木や足場の悪い沢など。
それらを越えて行った先にあったのは、
なんと手掘りの明治時代の隧道。





越床峠

越床峠はオープロジェクト的にとても気に入ったので、
その後何回か訪れて撮影。
中には夜中に訪れ星降る廃道の撮影も行ないました。





万世大路

廃道の世界ではその名を知られる万世大路の旧道。
今ではただの廃屋と化してしまったものの、
かつては明治天皇がご巡幸した際に、休憩された家も現存。





万世大路

そして旧万世大路の中でも、もっとも難所と言われた栗子隧道跡。
昭和まで使われていた入口(左)と明治時代の入口の二つが残る光景は、
その歴史とともに風格のオーラを放っていました。





万世大路

明治時代の隧道を進むと、
なんと途中で隣の新しいトンネルの外壁が。
左が新しいトンネルの外壁、右が明治トンネルの外壁。
つまり、こっから先は明治トンネルを流用して、
新しいトンネルに作り替えられた、ってわけ。
こんな構造もかつてはあったんですね。





国道299号旧道

廃道の中には踏破困難な道も。
画像に写るのは埼玉県秩父の国道299号の旧道で、
道がどこにあったかと言うと、右上に写る石垣の手前。
ご覧のようにズルッといったら奈落。
でも、ここはまだ歩き易い方で、





国道299号旧道

その先には、上から下まで合わせると、
高さ200m位の、いわゆる崖崩れで完全に斜面と化した道。
その中腹あたりを横断するわけですが、
なんつっても崖崩れなもんで、足場は細かな砂利ばかり。
平沼さんはけっこう軽々渡ってましたが、
オープロはあっさり断念。
廃道探索は楽じゃない。。。





旧大滑トンネル

隧道もいろいろ撮影しました。
入口から100mくらいで閉塞している隧道の最奥に、
なぜかトラックが1台ポツン・・・





高長-切川隧道

山梨県の身延にあるこの隧道なんかは、入口は広いものの、
ちょっと進むと急に半分くらいの大きさのトンネルに。
さらにコンクリートで巻いてあるのもつかの間、
その先は削岩機で掘り進んだ岩肌が露出。
また更に奥の方に見える小さな光は、
極めて密閉度の高い洞門(ほぼトンネル)の窓明かり。
その先にまた素彫りのトンネルと、
短い距離でころころとその姿を変えるおかしな隧道。





南部新道

最後の撮影には、
廃道界では極めて珍しい、
女性探索者の石井あつこさんも参加。
石井さん推薦の隧道を見学したあとは、
南部新道という富士川沿いの廃道へ。





南部新道

この廃道は、行く手を阻む竹、竹、竹。
まるで竹が、この道を通ってはならぬ!と言っているかのよう。
道だとわかっていなかったら、絶対に進まないと思うも、
平沼さんは勿論、石井さんもすいすいと軽快に進んで行きます。
さすが、オブローダー!





南部新道

そして竹の道を進んだ先にあったのは、
平沼さんいわく、名前も由来も分からない謎の隧道跡。
随想の先は再び竹、竹、竹ですが、
なぜかのこ隧道だけは、なんの遜色もなく、
天井も壁面も極めて奇麗で、
今でも使われている現役のトンネルといってもおかしくないくらい。
おそらくこの付近は地下水が少なく、
そして鬱蒼と茂る竹の森が、
風雪から守っているのかもしれない。





廃道クエスト記念撮影

こうして3ヶ月に渡る撮影は終了。
最後に全員で記念撮影。左から
石井さん、オープロ山内、平沼さん、オープロ黒沢、オープロ大西、
そして最後の撮影で特別協力して頂いた小久保さん。

それぞれの廃道に関しては、
改めて年明けに一つ一つリポートしますが、
撮影してきた画像を見て思ったのは、
廃道は動画で見ないとダメ!ってこと。
DVDは2013年3月に発売予定なので、
是非、動画で廃道の魅力をご覧になって下さい。

廃道クエスト

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