廃墟賛歌ブログ

廃墟をはじめ軍艦島とか炭鉱とか廃線とか、産業廃墟作品制作ユニット<オープロジェクト>オフィシャル・ブログ

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『軍艦島ナイト』イベントリポート #20

2009-04-27 04:28:04 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
『軍艦島ナイト』のイベント完全リポートです。
『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
そして『ワンダーJAPAN』編集長の関口さんをゲストに迎え、
オープロジェクト(大西、黒沢、西田)の3人と共に、
画像や映像を見ながらのトークセッション形式のイベントでした。

第20回 おまけ

19:00 第三部 軍艦島映像作品紹介

西田
ここで僕らのイベント的には終わりなんですが、ここで軍艦島をとりあえげた様々な作品を見て行きたいな、と思います。最初は『魚からダイオキシン』



映画『魚からダイオキシン』の軍艦島のシーン抜粋を上映。

黒沢
かつて都知事選にも出馬した内田裕也さんの監督、主演で、プロデュースもそうだったかな(正確には監督は宇崎竜童、企画・脚本・主演が内田裕也)。シーンは30号棟の屋上ですかね。勿体ない使い方をしてますねー。30号棟ってわからないですね。

西田
これ、いつぐらいでしたっけ?

黒沢:
80年代中頃じゃなかったかな(正確には1992年公開)。これ、見た事ありますか?

関口
ないですね・・・

黒沢:
・・・これ、見たんですが、どんな話だったか思い出せないんですよね。

西田
(鉱業所の爆破シーンで)爆破しちゃってますね。これって合成?

大西
いやあ、実写でしょ。

(『魚からダイオキシン』上映終了)

西田
つづいて『冒険者カミカゼ』ですね。



(ちょうど2008年11月下旬にDVDをリリースしたばかりだったので、そのプロモーションのため、日活主催のイベントにもかかわらず、上映が許可された。軍艦島は映画会社同士もコラボさせる力がある(笑))

黒沢
島が綺麗ですね。

西田
(日給社宅の間をロープを張って渡るシーンで)日給社宅の間を渡ってますね。

黒沢
横をぐるっと回ればいいのに・・・

黒沢
(3号棟の爆破シーンで)3号棟の屋上の柵が壊れたのって、この時じゃないの?

西田
となりの木造とかがいっちゃったのもこの時じゃないのかな・・・(会場、笑)

(『冒険者カミカゼ』予告編上映終了)

黒沢
次は痴漢に命を燃やしてる江藤潤が主演の『純』っていう映画なんですけど、



その故郷が軍艦島っていう設定なんです。一瞬故郷へ帰るというシーンで出てくるんですが、廃墟は廃墟なんですけど、まだ綺麗なんですよね。ただなんで軍艦島なのかは解らないんですが・・・

西田
で、次は、こんな作品も送られて来たんですよね。ちょっと見てみましょうか・・・


(以下、ウェブ上では公表できない作品の上映とハプニングが勃発。会場は爆笑とドンびきが混在しながらも和気あいあいとした空気が流れて、イベントは終了した)


テリー
っていうことで、物販のほうもありますんで、このへんで終了とさせて頂きます。最後に改めて、オープロジェクトさんとドイテフさんとワンダーJAPANの編集長、関口さんでした。ありがとうございました。

全員
ありがとうございました。

以上、イベント終了。


◇ archives ◇
第1回 イベントコンセプト
第2回 イベントスペーズ
第3回 オープニング
第4回 廃墟の魅力
第5回 軍艦島の魅力
第6回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/廃墟]
第7回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/軍艦島]
第8回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/廃墟]
第9回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/軍艦島]
第10回 写真を見ながら各人解説 [大西/廃墟]
第11回 写真を見ながら各人解説 [大西/軍艦島]
第12回 写真を見ながら各人解説 [西田/廃墟]
第13回 写真を見ながら各人解説 [西田/軍艦島]
第14回 軍艦島大解剖
第15回 アンケートに答えながら1
第16回 アンケートに答えながら2
第17回 アンケートに答えながら3
第18回 アンケートに答えながら4
第19回 軍艦島や廃墟を表現するということ
第20回 軍艦島映像作品紹介


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『軍艦島ナイト』イベントリポート #19

2009-04-22 02:24:56 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
『軍艦島ナイト』のイベント完全リポートです。
『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
そして『ワンダーJAPAN』編集長の関口さんをゲストに迎え、
オープロジェクト(大西、黒沢、西田)の3人と共に、
画像や映像を見ながらのトークセッション形式のイベントでした。

第19回 軍艦島や廃墟を表現するということ

西田
他には何かありますか。。。ないようなので質問は終わりにさせて頂いて、最後にドイテフさんも含めて、軍艦島で表現することって何だろう?っていうのを聞いてみたいんですが、いかがでしょうか?

ドイテフ
そうですね。。。僕は今まで歴史とかを知らない状態で廃墟を追いかけていて、最近になって歴史というか、その重さというのを知って、なんて浅はかだったんだろう、って思うんですが、表現ということでいうと、世界遺産になるならないは関係なしに、島の魅力、廃墟の魅力、それらをどう表現して行くか、というのは、僕の中ではほぼ一生かけて追いかけて行きながら、もっと違う廃墟の見せ方を探して行きたいと思いますね。なので、写真だけにとどまらず、それ以外の形でもやって行ければと思っています。

西田
挟み込みにありましたね



ドイテフ
あぁ、これは廃墟を擬人化したっていんじゃないか!ということで、軍艦島子という・・・(笑)

西田
僕はこれスゴい分かります!廃墟って、写真だけじゃない、映像だけじゃない、ってスゴい思うんですよね。廃墟の表現を写真だけにしてしまうのは、勿体ない気がするんですよね。

ドイテフ
少し前に軍艦島をテーマにした劇を見て来たんですが、劇という見せ方、あるいは廃墟をイメージした音楽とか、表現はいろいろあると思うんで、枠にとらわれたくないなー、っていうのはすごく感じています。

西田
ドイテフさんは軍艦島に限らず、廃墟ということで、表現していくと思いますが、これからもあくなき廃墟表現の道へ進んでもらいたいと。。。

関口さんにも聞きたいんですけど、今回は本という形で関わらして頂きましたが、軍艦島ならびに廃墟と、今後どう向き合っていきたいですか。

関口
ワンダーJAPANが廃墟全般を扱ってますんで、軍艦島だけじゃないんですが、これだけ注目を浴びている所なんで、すごく気になる存在で、どうなって行くのかは見続けて行きたいですね。
2007年の時に発売したワンダーJAPAN3号の時に、確か来年くらいに上陸が可能になる、という話が出たんで、これは整備されるぞ、と思って、整備される前の軍艦島を残しておきたいということで、特集を組んだんですが、その時に伝えたかったのは、ありのままの姿を見せたいな、と。変に怖いものとして紹介するんでもなく、心霊スポットでもなく、南の海で朽ちてゆくコンクリートの塊ばっかりで出来た島があるんだっていうのを少しでも多くの人に知らせたいな、と思ったんですが、この時に、当時の写真とかも入れられたらいいなぁ~、っていうのを思い出しました。次にワンダーJAPANで軍艦島の特集をするとしたら、当時の写真と今の写真を大きな写真で見せて、比較できたらいいなーっていうのと、多くの人が撮る写真を掲載して、V.A.(バリアス・アーティスト)的にいろんな視点で軍艦島を紹介できたらなーっ、て思います。
軍艦島って一筋縄ではいかないもんだ、っていうのを表現できるのかなぁ~、って思っています。

西田
それは面白そうですネー!是非僕らも参加させて頂ければと思います。軍艦島も廃墟も、それぞれがそれぞれのあり方でいい、っていうか、軍艦島はこうだ、っていうのを決めない方がいい、って思うんですよね。模型を作られる方、聞き込み調査をして、社会学的にアプローチされる方、勿論廃墟的にアプローチされる方、その多様性があった方が面白いんじゃないかなぁーって思います。

最後にオープロジェクト3人ですが、今後軍艦島やそれ以外の廃墟をどう追求して行きたいのかを一人一人お話できたらと思います。大西さんから。

大西
今回2本目になるんですが、1本目は単純に廃墟というものを映し出して纏めた、という、ある意味、僕たちが上陸して、凄いなぁー、カッコいいなー、怖いなー、みたいなところをやったんですが、2本目っていう話になった時に、それだけじゃだめだろう、と。いろいろ勉強や研究していくうちに、これはやっぱり住んでいた方達の話しを聞かないとならないだろう、昔の映像や写真をみんなに見せなきゃいけない、みたいなのがあって、そういうところに時間をかけて今回纏めたとう感じですね。それはそれで僕たち的にも、それなりに満足いくものが出来たと思うんですが、次は更にもっと心の内面に行く様なコンテンツを作って行きたいな、と思いますね。変な言い方ですが、軍艦島のコンテンツを作る時だけ、なぜかトントン拍子に行くんですよ。僕は個人的には取り憑かれている、って思ってるんですけど、こうなったら最後まで行ってやろうじゃないか、って思ってます。

西田
何の因果か、自分の出身地でもなく、たまたま行った場所にこんだけはまっちゃって、かれこれ何回長崎行ってんだろうね。。。自分の実家より行ってるんじゃないか、みたいな感じになっちゃってるんですよね。最初廃墟っていう入口で入って、いろいろ島の人の話しを聞きました、そして、その当時の感じを何か表現できないか。でも、もうこの先にあるのはわからない話。例えば明治時代にこの島を発展させて行こう、とか、30号棟を建てよう、といった人達の話はもう聞く事は出来なくて、そこはもう想像でしかないんじゃないか。じゃあそこに何があるのかな?と思うと、そこに物語り、というか、ミステリーというか、表現する先があるのかな。とことんいろんな事を調べて向き合って思うんですが、こっから先は映画だったりテレビゲームの表現を借りるだったり、別の形で表現していくことなんじゃないかな、って凄く思っています
実際今回過去の映像を集めるのは凄く大変でした。あの時代は8mmですし、殆ど撮ってる方もいない中で、それが出て来た段階で、今回発表する所へ辿り着いたわけですけど、こっから先も凄い時間がかかるな、って思いながら、もっと多くの人に軍艦島、端島ってものを知ってもらいたい、って思うんですよね。それは結局何かっていうと、軍艦島を知ること、それを廃墟として見れば、そこには自分を投影したものを見るだろうし、歴史という視点で見れば、近代の日本がどう歩んで来たか、を知る格好のサンプルだろう、って思ったんですよ。軍艦島をきっかけにして、自分の故郷であったり、自分たちの親の世代の人達が、いかにして高度成長っていう時代を作って来たのか、だったり、そういうことも含めて見て行くことなのかなぁ~、と今は思っていてですね、それに近づける作品を、いつか作れたらなー、って思っています。
では黒沢さん、最後に。

黒沢
そうですね。軍艦島の映像作品をつくり出してから、サウンドトラックが必要だなと思って、普段の仕事では音楽の制作をやっているんで、それだったら作ってみようと思ってはじめたわけなんですけど、これが仕事でやるよりどんどん浮かぶんですよ。それだけ廃墟、あるいは軍艦島はイマジネーションを促してくれる場所だな、って思いますね。実際今日も4時からかけてた曲、それから休憩の時にかけてた曲は、実は全部僕が作った曲をかけさせて頂いたんですが、実際曲だけを聞いて廃墟だな、と感じる方は少ないんじゃないかと思います。実際に映像に曲を当てる事で、廃墟がどういう風にみえるか、そこに人がいたんだな、って見える場合もあるし、ほんとに危ない場所だな、と感じる事もできるんじゃにかな。たぶん曲のバリエーションがいろいろ作れる、っていうのは、廃墟って懐の深いものなんじゃないかな、って逆に作っていて思います。話しが人の話しになると、作る曲も感情的なメロディーとかコード進行とかになって行きますし、逆に、軍艦島以外にも廃墟の作品を作っているんですが、あまり興味がなくて表面的に見ているものは、メロディがまずなくなって、コードがなくなって、音階の感じがあまりない曲になっていくなー、っていうのを感じます。軍艦島も最初にみただけだったら無機的な音を付けてるんじゃないかな。2回目に見た時に力強いリズムを付けてみよう、3回目に島の人の話を聞いたあとは、メロディを入れた方がこの島を表しているかな、と、だんだん曲が普通な曲になっていく。それを考えると、どんな廃墟でも、最初は凄い場所だな、2回目に見ると、ここは何だったんだろう、3回目に見ると、そこにいた人にあってみたい、そして自分の中に、自分の時間に、自分の歴史に取り込んで、それを自分なりになんとか伝えて行きたい。どんな廃墟でもそれは同じじゃないかな、と。
更に、もし軍艦島がただの廃墟でそこから先へ進めなかったら、今日ここで皆さんにおあ話するっていうことはたぶんないんじゃないかと思います。普段の時間に追われる仕事をだましだまし2作目も作るっていうことは、廃墟を越えた、きっとこの島を知る事が、どんな人にでも、これから生きて行く為に、少しは役にたってくれることが絶対あるんじゃないか、その想いがあるから、皆さんの前でも話しているし、作品もいくらでも作りたいという風に、やればやるほど感じますね。

西田
このへんが僕らのメッセージなんですけど、とりあえず第二部はこのあたりで落としたいと思うんですが、なにかあれば。

関口
DVD見たんですけど、凄い感動して、なにか涙がでそうになったんですけど、過去の映像と現代の映像をオーバーラップする手法ですが、あれはなんという手法ですか。

大西
普通にオーバーラップですが、過去と現在の映像のオーバーラップですね。

関口
あれを見た時に、人間のはかなさを感じたというか、それを感じた時に、DVDいいなぁ~って思って。。。

西田
きっかけはそれをやりたかった、っていうのがあったんです。資料映像を単純に見せる形でもよかったんですが、どうしても今作は物語にしたいっていうのがありました。最後に僕らのメッセージを込めたDVDのパートを見てもらって、オープロジェクトの第二部をしめようと思います。

『軍艦島オデッセイ -廿世紀未来島を歩く-』チャプター24の上映

実はナレーションをやってて頂いた石森達幸さんは、実は端島の出身者でもある方なんですね。そうした想いも含めて参加して頂きました。実は今日会場へいらっしゃってます。石森達幸さんです。



会場
拍手

西田
こうしたいろんな方々の想いがなければ、作れなかった作品だと思っています。ありがとうございましたm(_ _)m。


◇ archives ◇
第1回 イベントコンセプト
第2回 イベントスペーズ
第3回 オープニング
第4回 廃墟の魅力
第5回 軍艦島の魅力
第6回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/廃墟]
第7回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/軍艦島]
第8回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/廃墟]
第9回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/軍艦島]
第10回 写真を見ながら各人解説 [大西/廃墟]
第11回 写真を見ながら各人解説 [大西/軍艦島]
第12回 写真を見ながら各人解説 [西田/廃墟]
第13回 写真を見ながら各人解説 [西田/軍艦島]
第14回 軍艦島大解剖
第15回 アンケートに答えながら1
第16回 アンケートに答えながら2
第17回 アンケートに答えながら3
第18回 アンケートに答えながら4
第19回 軍艦島や廃墟を表現するということ
第20回 軍艦島映像作品紹介


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『軍艦島ナイト』イベントリポート #18

2009-04-16 07:12:44 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
『軍艦島ナイト』のイベント完全リポートです。
『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
そして『ワンダーJAPAN』編集長の関口さんをゲストに迎え、
オープロジェクト(大西、黒沢、西田)の3人と共に、
画像や映像を見ながらのトークセッション形式のイベントでした。

第18回 アンケートに答えながら 4

西田
こんな質問もとどいています。「明日から軍艦島に住めと言われたら何を持って行きますか?できれば一個

ドイレフ
僕だったら脱出用ボート!食糧とか限界になったら脱出できる様にですね。とくにあの海ってけっこうサメがいるって聞くし、対岸までは泳ぐのも大変そうなんで・・・

関口
いきなり逃げることですか(笑)・・・やっぱり、水は確保しないとね・・・

西田
やっぱり一番は水ですよね。最悪、魚は捕ればいいじゃないですか!

関口
素手で!?(笑)

黒沢
網を作る!(笑)

西田
大変だなぁ~(笑)

大西
やっぱり水ですね!ライフラインがないんで、とにかく水ですね。(キッパリ)

西田
基本的に人間はもう生きて行かれない、っていうことで、いいんじゃないでしょうか(笑)

黒沢
それだけこの島は過酷な環境っていうことですよね。

西田
ここは日本初の海底水道が敷かれた歴史もあるんで、早くからライフラインが整えられた島ではあるんですが、給水船がなかった時代なんかはどうしていたんでしょうね。

黒沢
その前は製塩工場を作って、そこから出る蒸留水を配っていたみたいですね。

西田
本来は水が苦労しそうな場所じゃないですか。でも何人かの島の方に話しを伺うと、不思議なのは、水を節約した記憶が殆どないっていうんですよ。あれだけは不思議ですね。

黒沢
実際はそんなには枯渇しなかったのかな・・・役場に残っている放送メモを見ると、節水しましょう、って書いてあるのが多いけど、実際島民の方がそれほど節水の記憶がないっていう事は、かなり前の段階でおさえていたんじゃないかな。

ドイテフ
島へ行くと瓶の残留物が多いんで、それで確保してたんじゃないかなぁ~と・・・

西田
島のてっぺんには給水タンクがありますが、それがいつも満タンだった、ては聞きますよね。。。。。



このへんで一通り質問が終わったんで、この場で挙手頂いて、聞いてみたいということがありましたら・・・

会場
軍艦島の名付け親みたいのは誰かいたのか?っていうことと、自然発火のような火災の跡、っていうのはありますか。

西田
まずは火災の跡の話からいきますが、閉山間際に出火した建物は20何号棟でしたっけ・・・

黒沢
24号棟ですね。

木造の3階建ての建物があったんですが、閉山の3年くらい前に出火して類焼して焼け落ちたんですが、もう閉山間際だっていうことで建て替えられることはなく、そのまま焼けこげた木材や基礎が残っていますね。

西田
基本的に端島は消防車が入れないんで、火事が一番怖かったんじゃないかと思いますね。

あと、軍艦島の名前の由来ですね。

黒沢
最初に鉄筋コンクリートのアパートが出来た時に、新聞の記事に「軍艦のように見える島」と報道した記録があって、その後長崎放送が島を報道する時に「軍艦のように見える島」という報道がされて、軍艦という言葉がいくつか使われているうちに、定着していったんだと思います。

西田
これ、軍艦「土佐」に似ている、と言われてるんですけど、確か就航しなかった船ねんですよね。長崎の三菱造船所で作られた船で、戦艦土佐が就航しなかったという思い入れもあって、軍艦土佐に似ているんじゃないか、という説もあるみたいです。

黒沢
結局軍艦島も動く事はないからね。


◇ archives ◇
第1回 イベントコンセプト
第2回 イベントスペーズ
第3回 オープニング
第4回 廃墟の魅力
第5回 軍艦島の魅力
第6回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/廃墟]
第7回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/軍艦島]
第8回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/廃墟]
第9回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/軍艦島]
第10回 写真を見ながら各人解説 [大西/廃墟]
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第12回 写真を見ながら各人解説 [西田/廃墟]
第13回 写真を見ながら各人解説 [西田/軍艦島]
第14回 軍艦島大解剖
第15回 アンケートに答えながら1
第16回 アンケートに答えながら2
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第18回 アンケートに答えながら4
第19回 軍艦島や廃墟を表現するということ
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『軍艦島ナイト』イベントリポート #17

2009-04-06 16:15:36 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
『軍艦島ナイト』のイベント完全リポートです。
『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
そして『ワンダーJAPAN』編集長の関口さんをゲストに迎え、
オープロジェクト(大西、黒沢、西田)の3人と共に、
画像や映像を見ながらのトークセッション形式のイベントでした。

第17回 アンケートに答えながら 3

西田
つづいて他の質問ですが、「端島に住んでいた人は、自分たちで掘った石炭は使えたんですか?」っていう質問が来てますが、これはどうなんでしょうね。

黒沢
これは聞いた事ないですね。

西田
端島の石炭は基本的に強粘結炭という良質な石炭で、例えばSLのボイラーなんかに入れるとボイラーが壊れてしまうくらいの、非常にカロリーの高い石炭なんですね。



北海道とかフラガールで有名な常磐炭鉱あたりでは、質のいい石炭は撮れなかったっていわれていて、それに比べると端島の石炭の質は本当に良かったといわれています。ふつう炭鉱では選炭という作業で、石炭をどんどん質を良くして行く行程があるんですけど、それをそんなにしなくてよかったんですよね。

黒沢
そうですね。というより質の悪い石炭とブレンドして出荷すれば効率もよかったんでしょうが、それもしなかったっていうふうには聞いたことありますね。

西田
みなさんもご存知だと思いますが、八幡製鉄所。そこの原料として使っていたのが端島の石炭だったといわれるくらい、非常にレベルの高い石炭だったというところがあって、それが原因で、これだけ建物が建てられたんじゃないか、っていう気がしますが、どうでしょうかね。

黒沢
やっぱり高く売れてお金になったと思うんで、それだけ人も集まったんじゃないでしょうか。

西田
で、みなさん炭鉱っていうと、70年代から80年代にかけて、さびれて終わって行った、という印象があると思うんですが、端島は、実は、黒字閉山なんですよね。このへんの話は面白いですよね。

黒沢
そうですね。なんで黒字閉山になったか、っていう話しは伺った事があるんですけど、労働組合っていうのは会社に対して、少しでも良い労働条件を求めたり、雇用期間を長くするようにするのが普通だと思うんですが、(軍艦島の持つ石炭を採掘する)鉱区がどんどん遠くなっちゃって、8時間労働のうちに移動に6時間もかかるようになってしまった。これから先へ掘り進んでも、行って帰ってくるだけになってしまうだろう。ならば鉱員の技術が売り手市場のうちに、再就職してもらおうと。ある意味解雇の決断をしたのが労働組合だったというわけですが、そのおかげで殆どの人が再就職でき、炭鉱も黒字閉山で終わる事ができた、という話しを聞いた時も、この島は特殊な島なんだな~と感じましたね。

西田
つづいて他の質問ですが「野生動物はいるんですか」という質問ですが、動物は見た事がありますか?

ドイテフ:
昔は猫がいたっていう話しを聞いたんですけど、何年か前から、それ以降みかけなくなった、っていうのは聞きましたね。

西田
猫ってみたことありますか。

黒沢
ありますね。



西田
僕はないですね。

大西
僕もないですね。

西田
おそらく釣り人の魚を食べていたんじゃないかと思いますが、基本的に生きられない場所ですね。

黒沢
虫はいますね。



西田
クモやセミもいますよね。

ドイテフ
僕は昔、花を咲かせてやろうと思って屋上に種を撒いたんですが、潮でやられて、だめでしたね。(>_<) もし咲いてたら次の年に行った人が咲いてたよ、って写真を撮ってくれるかと思ったんですが・・・

西田
ちょっと花で一杯にしたいですよね!



黒沢
どこの屋上ですか?

ドイテフ
16号と17号だったんですが、だめでしたね。

西田
サボテンは強力に育ってますよね。

黒沢
鉢植えが壊れて育ったんじゃないでしょうかね。とにかく強い植物でないとだめなんじゃないでしょうかね。


◇ archives ◇
第1回 イベントコンセプト
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『軍艦島ナイト』イベントリポート #16

2009-04-04 03:18:17 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
『軍艦島ナイト』のイベント完全リポートです。
『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
そして『ワンダーJAPAN』編集長の関口さんをゲストに迎え、
オープロジェクト(大西、黒沢、西田)の3人と共に、
画像や映像を見ながらのトークセッション形式のイベントでした。

第16回 アンケートに答えながら 2

西田
他の質問を見てみると「現地へ行ってみて危険な目に遭いませんでしたか?」「上陸して一番ピンチだったこと」ということで、関口さん。

関口
危ない事・・・学校の下って陥没してる所があるじゃないですか。あそこが美しすぎて吸い込まれそうになるんですよね。何ででしょうね・・・廃墟の中に水が溜まっている空間。水もなんか生命を感じさせるものがあるじゃないですか。



ここはちょっと水の中へ入って行きたいな~っていう魔力みたいのがあったりして・・・

西田
ここに入りたい気持ちはわかります。平成3年に堤防が流されて海と繋がっちゃった場所なんですよね。その時に護岸だけ修理されて、中はそのまま放置されてしまった、という状況なんですよ。学校の建設は1900・・・何年でしたっけ?

黒沢
昭和33年ですね。

<このへんから映像をみながら>

西田



これは小学校の教室ですが、普通の感覚を持っていたらとても入れない場所ですね。

黒沢
観光上陸の工事するお金があるんだったら、この下を埋めて欲しいですよね。



西田
けっこういろいろ残っているんですよね。

大西
そうですね。



ミシンであったりとか、オルガンであったりとか・・・



これが放送室ですね。

西田
なかなか魅力的な場所ですよね。軍艦島の特徴として残留物が多いかな、という気がするんですが、どうですか。

関口
多いですね!というか、あらゆる廃墟があるじゃないですか。病院があって、学校があって。ほぼ全てが揃っている廃墟。

黒沢
それが密集してるんですよね。炭鉱や鉱山でも、広い地域ならば街が廃墟になっているところはありますよね。



黒沢
これは島の模型ですね。生徒が作ったんですかね。

西田
でもこういう模型を作るということは、島に思い入れがあったんじゃないかと思うんですよね。

黒沢
台風の影響を一番受けにくい場所にあるから、これだけ残ったのかなと思いますよね。

西田
でも、ここらへんは観光上陸では見学出来ない場所で、軍艦島じゃない別の場所に、模擬的に再現した方が、当時は再現できるのかな、と思いますよね。

黒沢
今の状態から当時を想像するっていうのは大変だと思うんで、当時の事だけを知るんだったら、再現した方が全然いいんじゃないかなーと思いますね。



西田
これは病院ですね。ふつうに足下とか危ないですからね。撮るのは大変だったんじゃないですか。

大西
結構大変です。モニターを見ながら歩いているんで、足先をセンサーにして、ゆっくりと歩いてます。

西田
たまにネットとかでみると、ハイヒールのままで入った、なんてのも聞きますが、それは無茶ですね。

黒沢
それは軍艦島に限らず、廃墟は全てハイヒールでは行かないほうがいいと思いますよ。(笑)

今ひとつ思うのは、最初は凄い場所だなーと思ったんですが、今は、ここだけが特別な場所じゃない、やっぱり人が沢山住んでいて、産業があって、街があった場所。そういう風に考えると、軍艦島をわざわざみなくてもいいんじゃないかと。自分の地元にこういうところは探せば沢山あると思うし、都会の中でもそれはあって、そこには沢山の時間の積み重ねがある。そう思う様になったなーと感じますね。


◇ archives ◇
第1回 イベントコンセプト
第2回 イベントスペーズ
第3回 オープニング
第4回 廃墟の魅力
第5回 軍艦島の魅力
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第7回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/軍艦島]
第8回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/廃墟]
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第10回 写真を見ながら各人解説 [大西/廃墟]
第11回 写真を見ながら各人解説 [大西/軍艦島]
第12回 写真を見ながら各人解説 [西田/廃墟]
第13回 写真を見ながら各人解説 [西田/軍艦島]
第14回 軍艦島大解剖
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『軍艦島ナイト』イベントリポート #15

2009-04-01 00:05:36 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
『軍艦島ナイト』のイベント完全リポートです。
『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
そして『ワンダーJAPAN』編集長の関口さんをゲストに迎え、
オープロジェクト(大西、黒沢、西田)の3人と共に、
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第15回 アンケートに答えながら 1

西田
そういうことでいうと、僕らも「軍艦島を世界遺産にする会」の坂本道徳さんとも交流があるんですが、実際世界遺産にしようという動きもあるじゃないですか。アンケートでも「軍艦島が世界遺産の暫定リストに入った事で、廃墟が保存されるということにご意見はありますか」とか「軍艦島が世界遺産に登録されるとどうなるのか?良い点と予想される弊害」といった感じで、この会場の中でも気になっている方が沢山いるのかな~って思いますが、ここでちょっと挙手をお願いします。

軍艦島が世界遺産に登録される事に賛成の方

会場挙手:まばら

西田
少ないのかな

では、軍艦島は世界遺産になるべきじゃない

会場挙手:多少多め

西田
こちらのほうが多いですね。

関口
管理されるのがいやなんですよね。廃墟は手つかずのままでいて欲しい、という感じがありますね。

ドイテフ
管理されると行きたい時に行けなくなりますよね。

西田
ここが悩ましいところで、僕は世界遺産になるのであればなればいいじゃないかと思いますが、僕の感想としては世界遺産にはなれないんじゃないかな~と思っているんです。その辺、黒沢さんはどうですか?

黒沢
世界遺産への細かな基準自体はあまり知らないのでよくわかりませんが、例えば今、来年春の観光上陸へ向けて・・・

西田
そうですねー。上陸に関しての質問が一番多くて「住居部分への上陸の可能性はありますか」とか「一般公開へ向けて工事が進んでいるようですが、その進捗状況は」など、上陸したいという方が沢山いらっしゃいますね。

黒沢
そうですねー、沢山来てますね。
で、今、工事の進行状況をウェブにアップしているサイトを見ると、島内をかなり壊してるんですよね。これはある意味観光の為に荒らしてるとも言えるんですよね。
まず油倉庫っていう施設が、前の台風が来た時にその補修工事のために壊されちゃっているんですよね。最近の写真をみるとドルフィン桟橋っていう、島へ入るための船着き場がかなり変形させられて、元の形が相当無くなっているんじゃないかと。
観光上陸のためにそこまで変形させたものが遺産として残せるのか?っていう事ですね。

西田
僕たちは世界遺産にする会の坂本さんとも話しをしているんですが、自分の生まれ故郷を残したい、という気持ちは凄く分かるんですよね。
で、坂本さんが言っているのは、世界遺産になればいい、ということではなく、自分たちが生まれて来た場所にきちんと光を当ててあげたい、ということだと思うんですよ。でも世の中の世界遺産ブームは、観光が衰退しているから、とりあえず世界遺産にせなあかん、的なノリがあありますよね。

関口
そうですよね。

黒沢
世界遺産ってただの冠だと思うんですよね。そして誰もが納得できるキャッチコピーだと思うんですけど、その目的の為だけに動いている雰囲気がありますが、そうじゃなくて、そこに何があったのか、自分達はそこでどう生きて来たのかをまずは感じてどう見せて行くかを考え、その結果世界遺産という冠がつくという、まあ理想的な形かもしれませんが、そうなって初めて遺産って言われる意味があるんじゃないかと思うんですよね。

関口
いま世間は観光客を呼び込みたいから、行政もなにも世界遺産登録に向けて頑張ろう、という感じなんですけど、そうじゃないんですよね、やっぱり。金儲けじゃん、それって、てなってしまいますよね。もともとユネスコって文化遺産をなんとか残していこう、って頑張っている文化系の団体ですよね。

西田
日本で世界遺産をめざそう、って手を上げている所の殆どが、世界遺産ってなんだろう、って、そのものの定義を考えていないですね。世界遺産になれば観光客が集まる、と。じゃあ、普通に見られる様にすればいいじゃない、と。
でも、世界遺産って見られなくてもいいですよね。自分達の遺産として貴重なものなんだと定義づけることであって、観光のためのものではない。観光と世界遺産をいっしょに考えて、軍艦島にしても世界遺産への流れも出来てるし、なんとなく上陸させとけや、みたいな・・・あぁ、爆弾発言しちゃってますが・・・それでいいのかなぁ、っていうところがありますよね。
観光上陸の工事の様子を見ると、コンクリートの板をただ敷いてるだけで、ただ歩ける様にしました、みたいな感じですが、あんな状態で何が伝わるのかなぁ、って僕は凄く思うんですよ。ただあがれりゃいんでしょ!みんな上陸したいんだったら上陸させますよ!みたいな考え方が凄い裏側にあるような気がするんですよ。あぁ、こんなこと言っちゃっていいのかな・・・

関口
軍艦島の歩きにくさ、ってすごく良いですよね。むしろ怪我して帰るくらいの場所でいいんじゃないかと思うんですよ。

西田
本当に愛のある観光上陸だったら、上陸用の道を作った上に瓦礫を再現して、初めて満足のいくものになるんじゃないのかなーって・・・

黒沢
愛を注ぐにはお金がかかるんですよね
先ほど関口さんもおっしゃっていた、多少転んでもいいじゃないかという場合、その保証をつけながら実現して行く為には、ただ板を敷くよりは何倍ものお金と労力がかかる。
さっきから話している様に、やっぱり光と影だと思うんですよ。自治体のことを考えると、今日の観光収入よりも明日の観光収入を増やして行く事が至上命題。だとすれば、一番費用対効果のいいもので形をつけて行っても、お客さんが沢山来てくれれば、となるのも、わからなくはないですね。

西田
確かにわからなくはないですね。逆に違法な上陸っていうのは、半端なく危険です。それを考えると、軍艦島ってクルージングが一番だと思うんですよね。

ドイテフ
そうですね。裏側からも見れますし、近くにけっこう寄れるので、危険な状態で中を歩くよりも、外からじっくり見れる、っていうのがありますね。

西田
島の中に入ると、建物が密集しすぎていて、外から見るより感じられないんですよね。いつも思うのは、船が島に近づいて、最初にドーンと見えるとき、あれが一番興奮する瞬間かな、と思うんですよね。

関口
周りに護岸があるじゃないですか。あの高さだけで圧倒されますね。さらにその上に何層もの高層アパートが建っているじゃないですか。それを船だと堤防すれすれから見上げるわけじゃないですか。それだけでも充分わくわくしますよね。

西田
クルージングでいいんじゃないか、と。これは行政がやるとは思えませんが、自分はどうなってもいい、という覚悟をもった人だけが入るくらいな感じで、ねぇ。
またアンケートには住宅棟に入れるんですか、という質問がありましたが、入れません。お渡ししている地図があると思いますが、実際は南部とドルシックナーあたりまでですかね。

黒沢
30号棟という一番古い鉄筋アパートの近くまではいけるんじゃないですか。

西田
近くというよりは遠目にみる、くらいじゃないですかね。


◇ archives ◇
第1回 イベントコンセプト
第2回 イベントスペーズ
第3回 オープニング
第4回 廃墟の魅力
第5回 軍艦島の魅力
第6回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/廃墟]
第7回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/軍艦島]
第8回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/廃墟]
第9回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/軍艦島]
第10回 写真を見ながら各人解説 [大西/廃墟]
第11回 写真を見ながら各人解説 [大西/軍艦島]
第12回 写真を見ながら各人解説 [西田/廃墟]
第13回 写真を見ながら各人解説 [西田/軍艦島]
第14回 軍艦島大解剖
第15回 アンケートに答えながら1
第16回 アンケートに答えながら2
第17回 アンケートに答えながら3
第18回 アンケートに答えながら4
第19回 軍艦島や廃墟を表現するということ
第20回 軍艦島映像作品紹介


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『軍艦島ナイト』イベントリポート #14

2009-03-31 01:49:41 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
『軍艦島ナイト』のイベント完全リポートです。
『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
そして『ワンダーJAPAN』編集長の関口さんをゲストに迎え、
オープロジェクト(大西、黒沢、西田)の3人と共に、
画像や映像を見ながらのトークセッション形式のイベントでした。

第14回 軍艦島大解剖

18:00 第二部

『軍艦島オデッセイ -廿世紀未来島を歩く-』チャプター22の上映

西田
それでは引き続き第二部の方を進めさせて頂きます。第二部ではオープロジェクトが軍艦島になぜ突っ込んでいるのかという事を話そうと思っていましたが、アンケートを見ると僕らが話したいな~と思う部分とリンクする所が多かったので、頂いたアンケートをベースにこれから話していこうかと思います。ちなみに今上映していたのが、今回のDVD作品の後半のパートで、現在の端島と閉山の頃の写真をオーバーラップさせて見て行くシーンを作りましたが、ちょうどこういう質問がきてるんですね。「今回はなぜ廃墟としてではなく、操業時の軍艦島をDVDのテーマとされたのでしょうか?」という質問がきているんですが、その辺の話しをオープロジェクトとしても一度は話しておきたいな、というところもあるんで、黒沢さんのほうから。

黒沢
前作は今から4年前に、今回と同じ日活さんから最初にださせて頂いて、その時のテーマは、現在の姿だけ写して、この島がどういう島だったかという説明を加えていったら面白いんじゃないか、というものでしたが、実際にリリースした後、現在の姿が凄いのは解ったんで、実際に動いていた時はどうだったのかを見たい聞きたい知りたい、という意見が凄く帰ってきたました。実際僕たちもあくまでも廃墟の延長線上なんですが、この廃墟はどんな成り立ちをしていたのか、この廃墟にはどんな人がどんな想いで生きていたのか?という興味に移っていったんで、そういういうことならば、生きていた時代の軍艦島を形にしたいな、と思ったのが最大の理由ですね。

西田
今回の作品は廃墟ではなく過去の映像を纏めた作品だと思われる方もいるでしょうが、これも僕らの中では廃墟ですね。

黒沢
そうですね。今作もタイトルに「Ruins Anthem」とつけてますんで、今作も前作も自分たちが廃墟を表現出来る一つの形と思ってはいるんですけどね。ドイテフさんは、廃墟に対して過去のことを発掘してそれを見せる行為なんかは、いいか悪いか、そのへんはどうでしょうか?

ドイテフ
歴史をみないで廃墟だけを見てる状態ではあるんですけど、逆に行った場所で当時どういう生活をしていたのか?っていうのを探しますね。まわれるものなら全部の部屋をまわって、人がいたという証になるものを探して、こういう生活をしていたんだな、っていう想像を働かせたりしていますね。

黒沢
じゃあ廃墟を見て、表面的な見た目だけじゃなく、過去の時間とか、そういうものにも想像を張り巡らせる、というか・・・

ドイテフ
そうですね。

黒沢
なるほど。関口さんは書籍でも廃墟の歴史的な部分とか沢山扱われていると思いますが、廃墟という言葉の中で過去を見ているのか、それとも廃墟という感覚とは別な感覚で見ているのか、そのへんの分け方とかはどうでしょうか?

関口
難しいですね。ただすたれるものというのは妄想をすごくかきたてられるじゃないでしょうか。そのうちの一つとして廃墟というのをやっているんですけど・・・質問と答えが合ってないかも知れないですが・・・

黒沢
ワンダーJAPANさんでは、昔の歴史などつっこんだ内容を書かれているんで、でも現在の綺麗な廃墟写真も掲載されていて、その辺が、境界線があってやられているのか、それとも自然ななりゆきでそうなっているのか、といった感じなんですが。

関口
廃墟でも、産業遺産とかは調べやすいジャンルじゃないですか。でも街の病院だったりすると、情報がなかったりしますよね。そういう廃墟は色や形だったりの見た目の楽しさがあると思うんですが、軍艦島なんかは歴史を調べるとどんどんいろいろなものが出て来て、調べがいもあって、すごく奥深い感じがしますね。

西田
キーワードとして今盛んに廃墟を産業遺産にということが、軍艦島に限らずいわれていると思うんですが、廃墟として魅力を持っているのに、産業遺産ということになると、ちょっと萎えるというか、微妙なそういう部分って、ドイテフさんなんかはどうですか?

ドイテフ
僕は今まで廃墟という視点で見て来ていて、産業遺産という言葉を聞いたのは去年なんです。廃墟は産業遺産で、それがあるから今の経済もあると思うんですが、人の手が加えられたりすると、見方が変わってくるのかな~と思いますね。

関口
土木遺産とか、最近多いですよね。廃墟だったのがラベルを貼られちゃうと、管理されてるのかな、って思っちゃって、気になる所がありますよね。

西田
実際90年代の頃は全然見向きもされなかったところばかりですよね。それが急に廃墟は産業遺産だ!みたいな流れって、ある種気持ち悪いというか・・・

黒沢
思うんですけど、廃墟と産業遺産って「or」じゃないと思うんですよね。産業遺産の中に形として廃墟になっているものがあるかないか、というだけだと思うんですよね。産業遺産の中には現役のものもあるし、軍艦島のように廃墟になっちゃっているものもある。廃墟の中にも産業遺産と呼べるものもあれば、そうでないものもある、ということで、産業遺産と廃墟っていうのは全然違うベクトルのものだと思うんです。


◇ archives ◇
第1回 イベントコンセプト
第2回 イベントスペーズ
第3回 オープニング
第4回 廃墟の魅力
第5回 軍艦島の魅力
第6回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/廃墟]
第7回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/軍艦島]
第8回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/廃墟]
第9回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/軍艦島]
第10回 写真を見ながら各人解説 [大西/廃墟]
第11回 写真を見ながら各人解説 [大西/軍艦島]
第12回 写真を見ながら各人解説 [西田/廃墟]
第13回 写真を見ながら各人解説 [西田/軍艦島]
第14回 軍艦島大解剖
第15回 アンケートに答えながら1
第16回 アンケートに答えながら2
第17回 アンケートに答えながら3
第18回 アンケートに答えながら4
第19回 軍艦島や廃墟を表現するということ
第20回 軍艦島映像作品紹介


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『軍艦島ナイト』イベントリポート #13

2009-03-29 06:04:45 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
『軍艦島ナイト』のイベント完全リポートです。
『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
そして『ワンダーJAPAN』編集長の関口さんをゲストに迎え、
オープロジェクト(大西、黒沢、西田)の3人と共に、
画像や映像を見ながらのトークセッション形式のイベントでした。

第12回 写真を見ながら各人解説 [西田/軍艦島]

西田
次は軍艦島です。



これは日給社宅に残っているテレビですが、何度も見ていると端島らしくていいかなぁ~、ということで、だんだん好きになった写真です。奥に緑が生えている屋上がある不思議な空間、そこにテレビという近代的なものが残っている、ということで、感じるところがある写真です。で、次は



これは「めがね」という場所からみた住宅棟です。高い壁、これは10mくらいあるんじゃないでしょうか。こういった壁の上に建物が林立している光景は、端島を象徴しているかな、と思います。

関口
今の画像って、海上タクシーの美津丸っていう船に乗った時に、ポストカードでこんなのを貰ったんですけど・・・

西田
あっ、この写真です。

関口
えっ、一緒の写真!?

西田
そうなんですー。美津丸さんに使ってもらいました(笑)



これは日給社宅の屋上の写真ですが、初めて端島に入った時に撮った写真です。すごくこの場所が不思議な感じがして、高いビルの屋上に緑があって、その先に海が見えて、個人的に思い出がある、ということでチョイスしました。

黒沢
この左側に写る屋上の手前側のちょっと黄色くなっている所、ここが畑のあった所ですね。で、その隣の細長く緑色になっている所が、田んぼが作られていた所ですね。

西田



これは事務所のところで、旧捲座になるんでしょうか。このへんは詳しい黒沢さんの方で・・・

黒沢
これは第三竪坑用の捲座の跡ですね。軍艦島には歴史の中で竪坑が4つあったっていわれていて、閉山の時は第二と第四の二本だけだったんですが、それ以外に第一と第三と言う2つの竪坑があって、この建物の中にはケージというかエレベーターを巻き上げる巻き上げ機があったんですが、その後建物だけ残して、閉山の頃は資材置場みたいな感じで使われていた、ということですね。ここらへんの、歴史が積み重なった建物は残っているけど何だかわからない、っていうのは面白いですね。

西田
これ、単純に中世から残る遺跡というか、そういうルックスじゃないですか。ここが炭鉱だったということがわからない感じ、その感じがすごくこういいというか、でももし残っていたら残っていたでまたいい、という複雑な感じをうけますね。



これは山道から見たドルシックナーで、その先にあるのがベルトコンベアの支柱跡ですが、この残っている姿もまさに遺跡で、のの姿が印象的でした。

この辺で第一部を終わらせてもらい、暫く休憩に入りたいと思います。

【休憩】


◇ archives ◇
第1回 イベントコンセプト
第2回 イベントスペーズ
第3回 オープニング
第4回 廃墟の魅力
第5回 軍艦島の魅力
第6回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/廃墟]
第7回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/軍艦島]
第8回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/廃墟]
第9回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/軍艦島]
第10回 写真を見ながら各人解説 [大西/廃墟]
第11回 写真を見ながら各人解説 [大西/軍艦島]
第12回 写真を見ながら各人解説 [西田/廃墟]
第13回 写真を見ながら各人解説 [西田/軍艦島]
第14回 軍艦島大解剖
第15回 アンケートに答えながら1
第16回 アンケートに答えながら2
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第19回 軍艦島や廃墟を表現するということ
第20回 軍艦島映像作品紹介


 

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『軍艦島ナイト』イベントリポート #12

2009-03-27 04:47:21 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
『軍艦島ナイト』のイベント完全リポートです。
『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
そして『ワンダーJAPAN』編集長の関口さんをゲストに迎え、
オープロジェクト(大西、黒沢、西田)の3人と共に、
画像や映像を見ながらのトークセッション形式のイベントでした。

第12回 写真を見ながら各人解説 [西田/廃墟]

西田
つづいて僕のも見て行きましょうか。



これは豊後森機関庫ですね。有名なところでは京都の梅小路機関庫がありますが、同じ形のものながら廃墟として朽ちている。今、保存しようという動きもありますが、ガラスとかぐちゃぐちゃに壊れていて、建物の美しさと一緒に撮ってみました、というものです。



僕の生まれが山形県の庄内地方なんですけど、庄内交通の善法寺駅っていう、これ実はかなり昔に廃線になっていて、鉄道記念館として残した場所なんです。そこに子供の頃よく遊びに行っていたんですよね。そこが廃墟になっている、という、一度廃線になってまた廃墟になって、そこがまた小さい頃の個人的な想いもあるという、複雑な想いがある場所ですね。



これは長崎の川棚の魚雷の試験場です。これは木の影がなんとなく綺麗だったと思って撮っちゃいました、っていう写真です。



これは北海道の幾春別炭鉱で、日本最初の木造竪坑でしたっけ・・・

黒沢
どう見ても木造じゃないですよね。

関口
北海道で最初の竪坑ですね。

西田
あっ、そうでしたね。これも緑の感じが綺麗でなんとなく撮りました、っていう写真です。



これは九州の三池炭鉱の万田坑の竪坑櫓ですね。一応保存されているんですが、どうみても廃墟そのものですね。で軍艦島には竪坑ってないですね。

黒沢
閉山してすぐに解体されてしまったんで、軍艦島には鉄の部分って沢山あったんでしょうが、今は殆どないですよね。

西田
炭鉱と竪坑っていうのは絶対切り離せないシンボルだと思うんですよ。昔の島民の方に話を聞いても、端島は竪坑だ!と、必ず皆さん話されますよね。そういうシンボリックなものが残されている三池、全く残っていない端島、そういうところからもいろいろなものが感じられるかと思います。



大西さんも出していた、羽幌炭鉱で、なんだかわからないんですが、コケと色の感じが好きな感じで、廃墟ってやっぱり色かな、というところもあって、チョイスしてみました。


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『軍艦島ナイト』イベントリポート #11

2009-03-25 00:13:42 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
『軍艦島ナイト』のイベント完全リポートです。
『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
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第11回 写真を見ながら各人解説 [大西/軍艦島]

大西



で、軍艦島になるんですが、これは有名なとろで、65号から学校を見ているところですね。7階かな。コンクリの橋になっているんですよ。軍艦島を歩いていると疲れるんで、ちょっと渡りたいな~っていう気になるんですが、この下は地上7階で真っ逆さまに落ちる可能性があるんで、お薦めしません。挑戦者達は渡っているみたいですけどね。

黒沢
昔、人がいる頃は非常用として使われていたみたいですね。

大西



これは黒沢さんの写真にもあったんですけど、上の方に人の頭くらいの岩がくっついているんで
すよ。あれが結構落ちてるんですが、頭上の危険ということですね。下や横ばかり見ていると、真上の危険に気がつかない、という例ですね。



そういう意味では、これは学校の中にある星空投影機ですが、これも上を見ないと気がつかないものですね。上の丸い所に電球が埋まっていて、右側の壁のスイッチを入れるとたぶん星が見えたんじゃないかな、という、そういうものですね。


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『軍艦島ナイト』イベントリポート #10

2009-03-24 04:01:10 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
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『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
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第10回 写真を見ながら各人解説 [大西/廃墟]

西田
じゃあ大西さん

大西
廃墟は危険な場所、っていうことで、



これは北海道の羽幌炭鉱なんですが、けっこうコンクリートで出来ているんですが、いつ崩れてもおかしくない、っていう感じの場所です。



例えばこれは西表島にある西表炭鉱で、自然の中にのまれている姿が綺麗だな、と思うんですが、いつハブがでるか分からない

西田
廃墟の危険って、北海道だと例えばヒグマとかも出るじゃないですか。

大西
北海道だと道路のはしはしにに「ヒグマ出没します」って出ていて、かなりドキドキです。

西田
その覚悟を持ってしても廃墟へ行きたいということですよね?

大西
そうですね。


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『軍艦島ナイト』イベントリポート #09

2009-03-06 05:15:46 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
『軍艦島ナイト』のイベント完全リポートです。
『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
そして『ワンダーJAPAN』編集長の関口さんをゲストに迎え、
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第9回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/軍艦島]

西田
じゃあ次は軍艦島のほうを

黒沢
軍艦島に関しては、いろいろお調べさせてもらったおかげで、普通の廃墟を見るのとは違うのかな~と思います。



これは学校の近くの施設の地下なんですけど、コンクリがダメダメになった空間に種が落ちて、光と水を元に育った植物ですね。さっきお話したように、周りの壁が死の魔力、そこに生の魅力がコントラストで育っている、という光景ですね

西田
これもその後にはなくなっちゃって・・・これを見ても思うんですが、廃墟を美しいな~と思うのはその一瞬で、廃墟の一瞬性っていうのがすごくあるな~、って思います。

ドイテフ
僕も何度も同じところへ行くと、顔が変わっているんですよね。前はこうだったのに、次は違うものになっている。なので、刻々と変化しているんだ、っていうのを感じますね。

黒沢



これは先ほど関口さんもおっしゃっていた異空間というか、現実の世界ではありえない光景ですね。

西田
これは小学校の下ですよね?

黒沢
上には学校が建っているんですが、あるとき堤防が決壊し、それを塞いだんだけど塞ぎきれず、また土砂が流出しちゃって基礎がむき出しになっちゃっている、っていう光景ですね。

西田
ここは、上から構造物がどんどん落ちていて、めちゃくちゃ危ない場所ですよね。

黒沢
そうですね。



これは廃墟の写真かというとそうではないと思うんですが、軍艦島が写っているんで選んでみました。おかあさんが腕組みして子供に「お前、見ろ!」と。そして子供が前屈みになってびっくりして見ている光景ですね。このくらいの子供のうちから軍艦島を見て育つと、軍艦島に対して、廃墟に対して、あるいは産業遺産に対して、何かを感じて、何かを考えて生きて行くのかなぁ~、と。あの島がただの島だったらびっくりしないと思うんですよね。



これは住宅がスゲーなー!、って写真ですね。クルージングの船上から撮ったんですけど、面白いのは、長崎の街ってこういう造りですよね。急な斜面に建物が折り重なってどんどん高くなって行く、っていう。関東平野は広いんで、こういった光景って見ないんですよね。

西田
軍艦島がこういう形をしているのは、長崎にあったっていうことが大きいと思うんですよ。長崎って場所は明治に開国してから、ずっと狭い場所に住宅を建てて行った、っていう歴史があって、そんな中で高層ビルを建てる、っていう考えが生まれていったんじゃないか、って思う事が凄くありますね。

黒沢
特に折り重なり方が、大波止 (*長崎港の波止場の呼び名) から見る長崎にすごく似ていますね。



これは病院の分娩室ですね。ここで軍艦島の人達の沢山の命が生まれてます、って場所で、



次は隔離病棟の裏側にある、霊安所なんですが、最後に行き着く場所ですね。さっきから話している様に、生と死のコントラストがある場所、ということで印象深いと思いました。


◇ archives ◇
第1回 イベントコンセプト
第2回 イベントスペーズ
第3回 オープニング
第4回 廃墟の魅力
第5回 軍艦島の魅力
第6回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/廃墟]
第7回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/軍艦島]
第8回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/廃墟]
第9回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/軍艦島]
第10回 写真を見ながら各人解説 [大西/廃墟]
第11回 写真を見ながら各人解説 [大西/軍艦島]
第12回 写真を見ながら各人解説 [西田/廃墟]
第13回 写真を見ながら各人解説 [西田/軍艦島]
第14回 軍艦島大解剖
第15回 アンケートに答えながら1
第16回 アンケートに答えながら2
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第18回 アンケートに答えながら4
第19回 軍艦島や廃墟を表現するということ
第20回 軍艦島映像作品紹介


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『軍艦島ナイト』イベントリポート #08

2009-03-02 06:52:48 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
『軍艦島ナイト』のイベント完全リポートです。
『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
そして『ワンダーJAPAN』編集長の関口さんをゲストに迎え、
オープロジェクト(大西、黒沢、西田)の3人と共に、
画像や映像を見ながらのトークセッション形式のイベントでした。

第8回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/廃墟]

西田
じゃあつづいて黒沢さんの写真を見て行こうと思いますが・・・

黒沢



これは東京の九段にある九段下ビルという所なんですが、現役で使われているビルなんですよね。で、どうみても廃墟なんですけど、廃墟とそうでない違いっていうのがどこにあるのか、っていうのがいつも気になります。



これは鎌倉にあった民家なんですけど、2階とか鳩が凄く出入りしてるんですよ。で、廃墟だと思っていたら、1階に人が住んでるんですよ。



で、これは逆に廃墟なんです。清水建設の寮なんですけど、どう見ても廃墟に見えないんですが、実際は人は誰も住んでなくて、建て替えの看板が出てるんで、廃墟なんです。
こんどは廃墟は、人工的に造られたものは廃墟じゃないのか?あくまでも自然の力によらないとだめなのか?という視点で、



これはディズニーシーの中なんですけども、明らかに人工的に錆とかつけられていているんですが、どうみても朽ちた飛行機にしかみえません。これを廃墟と思うかどうか。

西田
説明がなかったらわからないですね。(>_<)

黒沢



次はラーメン博物館で、これは行かれた方で気がつかれた方もいるかともいますが、もともと映画館があって、その映画館が廃墟になった跡を改装して昭和の街並を造った、とういう設定の、2重の造りなんですね。ビルはラーメン博物館のために建てられたビルなんで、もともと映画館ではないんですが、あえて1回廃墟になった、という設定なんですね。果たしてこれは廃墟といえるのか。



次は廃線は廃墟といえるのか?廃墟好きの方とお話すると廃線は興味ないという方が多いんですが、僕はイーブンで・・・

西田
これはどこですか?

黒沢
これは晴海ですね。そうそう、ここからすぐ近くですね。ここはもう無くなっちゃったんですが、線路が進んだ先の真ん中に木が立ってる。これを見た瞬間に、何て言うか、頭ん中の快感の粒がどんどんはじけて行くんですね。なんでかなぁ~?って思うんですけど。



次も廃線で、この線路が切れてる光景。この切れてるのを見た瞬間に、得体の知れない感情の粒が頭ん中ではじけるんですよね。



これは千葉の海岸線にある、たぶん防空壕をよしずかなんかで囲ってあるんですが、中を見てみると、



人が住んでた痕跡があるんですね。
こういうのを廃墟というのかなぁ~?どうなんだろう、と。廃墟然とした廃墟も好きなんですが、こういった何処までが廃墟なんだろう、っていうのが気になって・・・僕にとっては全部が廃墟なんですよね。


◇ archives ◇
第1回 イベントコンセプト
第2回 イベントスペーズ
第3回 オープニング
第4回 廃墟の魅力
第5回 軍艦島の魅力
第6回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/廃墟]
第7回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/軍艦島]
第8回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/廃墟]
第9回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/軍艦島]
第10回 写真を見ながら各人解説 [大西/廃墟]
第11回 写真を見ながら各人解説 [大西/軍艦島]
第12回 写真を見ながら各人解説 [西田/廃墟]
第13回 写真を見ながら各人解説 [西田/軍艦島]
第14回 軍艦島大解剖
第15回 アンケートに答えながら1
第16回 アンケートに答えながら2
第17回 アンケートに答えながら3
第18回 アンケートに答えながら4
第19回 軍艦島や廃墟を表現するということ
第20回 軍艦島映像作品紹介


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『軍艦島ナイト』イベントリポート #07

2009-02-28 11:20:26 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
『軍艦島ナイト』のイベント完全リポートです。
『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
そして『ワンダーJAPAN』編集長の関口さんをゲストに迎え、
オープロジェクト(大西、黒沢、西田)の3人と共に、
画像や映像を見ながらのトークセッション形式のイベントでした。

第7回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/軍艦島]


西田
じゃあ(ドイテフさんの)軍艦島の写真も見て行きましょうか。

ドイテフ

(C)ドイテフ

これは台所なんですが、生活の跡ということで撮影しました。

西田
これなんかは(人為的に)集められたものじゃないかっていう気もするんですが・・・

ドイテフ
まあそうなんですが、そうではないと思いたいですね。

(C)ドイテフ

これは冷蔵庫ですね。ドアが持ち上がるかと思ったんですが、重くて無理でした。

(C)ドイテフ

これはプロパンガスですが、表面が錆びていつ爆発するか分からない、爆弾みたいなものだと思います。

(C)ドイテフ

これは新聞紙なんですが、長い年月雨水にさらされて溶けて物体と化していて、引きはがせなかったですね。

(C)ドイテフ

これは65号棟をズームアップして見たんですが、寄って見るとヒビとか錆とか、ひとつひとつの細かな部分が見えて来ますね。

(C)ドイテフ

西田
これは30号棟ですね。

ドイテフ
そうなんです。これは朝日が登る瞬間たまたまここにいたら、部屋の中に灯りが灯っているように見えたんです。

西田
そうなんですよね!ここは奇跡的な時間しか光らない場所ですよね。
30号棟っていうのは、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、日本最古の鉄筋アパートで、建物は口の字型になっていて、その真ん中から見た写真ですね。ここ、ホント普段は真っ暗ですよね。ただこうして一瞬だけ輝く時間がある、っていうのも・・・

ドイテフ
そうですね、一つの顔、っていう感じですね。


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第1回 イベントコンセプト
第2回 イベントスペーズ
第3回 オープニング
第4回 廃墟の魅力
第5回 軍艦島の魅力
第6回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/廃墟]
第7回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/軍艦島]
第8回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/廃墟]
第9回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/軍艦島]
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第12回 写真を見ながら各人解説 [西田/廃墟]
第13回 写真を見ながら各人解説 [西田/軍艦島]
第14回 軍艦島大解剖
第15回 アンケートに答えながら1
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第18回 アンケートに答えながら4
第19回 軍艦島や廃墟を表現するということ
第20回 軍艦島映像作品紹介


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『軍艦島ナイト』イベントリポート #06

2009-02-27 07:00:19 | ・軍艦島ナイト


2008年12月14日、
お台場の東京カルチャーカルチャーで開催したイベント
『軍艦島ナイト』のイベント完全リポートです。
『記憶屋 廃墟』管理人のドイテフさん、
そして『ワンダーJAPAN』編集長の関口さんをゲストに迎え、
オープロジェクト(大西、黒沢、西田)の3人と共に、
画像や映像を見ながらのトークセッション形式のイベントでした。

第6回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/廃墟]

西田
今日はドイテフさんと僕らで廃墟写真と軍艦島の写真をもちより、その魅力を写真を見ながら進めていこうと思いますが、あっ、ちょうどドイテフさんの写真が出てますね。

ドイテフ

(C)ドイテフ

これは足尾銅山ですね。左が選鉱所なんですが、錆び具合とコンクリの対比を撮ってみたかった写真です。

(C)ドイテフ

次は田老鉱山ですね。3階階段部分から撮った写真ですね。

西田
この色というか独特の模様というか、これがまた廃墟のひとつの魅力ですよね。

ドイテフ
ゾクゾク来ますね。こういうのを撮りたくて廃墟へ行くというか、危険を冒してしまう、というか。

関口
ちょっと宣伝になりますが、ワンダーJAPAN最新号 (10号) で、東北三大鉱山というのを特集しているんですが、これで田老鉱山、尾去沢鉱山、松尾鉱山を取り上げています。田老鉱山はコンクリの感じがいい感じで出てますね。

(C)ドイテフ

西田
逆に軍艦島にはない風景だな~と思いますね。

ドイテフ
3階部分に鉄があって、それが雨で下に流れ出して行く、という世界なので、上にそれがない限り染まらない、という世界ですね。

西田
次は。。。

ドイテフ

(C)ドイテフ

これも足尾なんですが、この部屋はあまり写真に撮られている方がいない場所ですが、部品が全部錆びているんですね。

(C)ドイテフ

これはボイラーなんですが、全身びっしりと錆とカビとこけが生えているという、

(C)ドイテフ

黒沢
これ、カビも生えてるんですか?

ドイテフ
そうですね。寒い地方なので、凍って溶けて、を繰り返してこういう状態になっています。

(C)ドイテフ

これはある旅館に行ったときに、当時のまんま残っていたという場所ですね。

(C)ドイテフ

浮浪者が生活しているんじゃないかと思ってびっくりしましたが、よくよく見ると埃を被っていて、夜逃げした経営者がそのままいなくなったという状態ですね。

(C)ドイテフ

これは廃墟の危険性ということで、30秒くらいシャッターを開けて撮ったので (実際は) 真っ暗な場所なんですが、普通に歩いていたら踏み抜いて足を怪我したという思い出の場所です。

西田
やっぱり廃墟は危険な場所ですよね。

ドイテフ
危険あっての廃墟だと思います。

西田
黒沢さんなんかは廃墟と危険についてはどうですか。

黒沢
場所によっては危険があって、それは廃墟探索のひとつの魅力だと思うんですよ。僕は中学校の時に、家の近くにあった
廃墟の給水塔に昇った経験
があるんですよ。当時は廃墟に対して今みたいに取り締まりが全然厳しくなくて、簡単に入れたんですよね。で、鉄のぼろぼろに錆びた階段があったんですけど、なぜかそれを登ろうと思って、一段一段足で叩きながら昇って行って、上まで辿り着いた時に給水塔の中がどうなっているのかを初めて知ってびっくりして、更に塔の上にドーム型の屋根がついてたんですが、それも登りたくなって、横についていた鉄梯子を登って、てっぺんまで行った事があるんですが、今はとてもできないですね~。ただ当時はスリルを求めるという気持ちがあると同時に、廃墟と産業遺構の魅力にはまったひとつのきっかけだったと思います。


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第1回 イベントコンセプト
第2回 イベントスペーズ
第3回 オープニング
第4回 廃墟の魅力
第5回 軍艦島の魅力
第6回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/廃墟]
第7回 写真を見ながら各人解説 [ドイテフ/軍艦島]
第8回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/廃墟]
第9回 写真を見ながら各人解説 [黒沢/軍艦島]
第10回 写真を見ながら各人解説 [大西/廃墟]
第11回 写真を見ながら各人解説 [大西/軍艦島]
第12回 写真を見ながら各人解説 [西田/廃墟]
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