ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。雨でも晴れでもここでは毎日「さいらん日和」。

弛まなく一歩一歩努力する君に幸あれ

2017-04-29 | 移住生活
「みたび」が止まらない(笑)
去年12月に始めた旅夢ブログ
時間を見つけては気まぐれに旅行記と夢日記を書いていました。


でもここ最近は、このブログとさいらんガーデンを含め毎日3本更新
「三冠王」と勝手に大げさに呼んでいる状態が続いてます。


このままイッキにネルソン・モトゥエカ旅行記を終えたいと
密かに大っぴらに企んでもいます
(※旅行記といえどもせめて年越した~い


写真を頼りに半年前にならんとする旅行を思い返していたとき
ふとスーパーで会った人を思い出しました。



彼は惣菜コーナーでローストポークのパックを両手に持ち
左右のパックを何度も何度も見比べながら真剣に選んでいました。
夕方のことだったので夕食を買いに来たのでしょう。
私たちもサラダやデリを買いに来ていました。


ローストチキンがあればほしかったので彼の後にいました。
コーナーが狭かったので彼が選んで立ち去るのを待っていました。


やっと決まったようで振り向きざまに私がいたので驚いたようで
「アー・ユー・チャイニーズ?」
と声をかけてきました。夫は別の売り場にいていませんでした。


オークランドを離れるとアジア人の少なさに驚きますが
特に南島となるとさらに少なく、アジア人に声をかけたくなるのも
わからなくもありません。特に人口7,000人の小さなモトゥエカ。

旅行者でも、私は海外から来たようには見えなかったのでしょう。
(※おまけにまず日本人にも見られないし・・・笑)


会話が始まり、彼は中国人で水産加工工場で働いていました。
10時間のシフト制で3勤2休と言っていたように記憶しています。
(※うろ覚えですが)


話の雰囲気からして、中国で人員募集があり応募してきたよう。
もう数年そこで働いているようでした。
私がオークランドから来たと知って、


「もうすぐ永住権が取れるから、オークランドに行くつもりなんだ。」
と言いました。永住権が取れたらある意味で自由の身。
雇用主とのヘソの緒を断ち切ってどこに行くのも自由になります。
「オークランド暮らしはどうだい?」


「人口150万人だからこことは比べられないけど、機会も多い分
競争も多いわよ。中国人も中国語を話す人も大勢いるけどね。」
仕事を求めてくるのは明らかなので、その辺はリアルに伝えました。


「それはわかってるんだ。でも、ずっとここにもいられないし。
永住権が取れたら大学に行こうと思って、ずっと貯金してるんだ。」
ローストポークを真剣に選んでいた姿が蘇りました。


大学
彼は30代後半、もしかしたら40代にかかるぐらいに見えました。


中国人は人数が多く、永住者も断トツに多いので(全体の18%)
ホントのホントにいろいろな人たちがいますが
その中でNZで一から大学に入り直した人に何度も会いました。
本国で大学を出ていた人たちばかりです。


英語で話していても、揚げ足を取るのではなくむしろ尊敬の念で
「よくぞその英語で!」
と心から思ってしまう人ばかりでした。数々の課題をこなし単位を取り
卒業に漕ぎつけるのは並大抵のことではなかったはず。


その間、貯金を取り崩し、極貧の中をバイトで食いつないだり
配偶者の稼ぎ(それも最低賃金ギリギリの仕事)だけで
子どもも養って暮らしていたり、みんな本当に物語がありました。


そしてもちろん、卒業後のサクセスストーリーも
本国の親がじゃんじゃんお金を送ってくる若い学生とは違い
社会人大学生は後がありません
ハングリーさが全然違うのです。
その分、苦労人が多いせいかみんな面倒見のいい人たちでした。


「そうなの。それはそれは大変だろうけどがんばって。
家賃も高いけど、バイトの数もここよりは遥かに多いから
なんとかなるわよ。」
決して慰めではなく、「この人なら」と思いました。


NZの片田舎で、来る日も来る日も魚をさばき続けた日々。
その結果、手に入れる永住権。
それに満足するのではなく、それを何倍にも活かそうとする気構え。


さすが世界一の人口の国で生まれ育った人たち。
本当に人より上を目指すのであれば小手先ではなく、
礎からやるべきことを心得ています。


夫が戻ってきたので、お互い手を振って別れました。
背が高い大柄の北方風の体格できれいな北京語でした。


今頃は永住権が取れて、来年からは大学生かも
弛まなく一歩一歩努力する君に幸あれ。



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