ニュージーランド移住記録:日記「さいらん日和」

2004年に香港からニュージーランドに移住した西蘭(さいらん)一家。雨でも晴れでもここでは毎日「さいらん日和」。

映画「無限の住人」

2017-07-22 | 映画・文化・環境
今年も始まりました
NZ国際映画祭



去年は
「ポイエ~ポイエ~

と、最高にほんわか気分で始まった映画祭


今年は初っ端かなら血しぶき浴びまくりみたいな
「無限の住人」
でスタート


「斬りゃいいってもんじゃないだろー
という見終わったときの夫の一言。
た、確かに(笑)


キムタク主演の時代劇としか知らず、のこのこ出かけていきました。
毎年映画祭の作品のチョイスはパンフを見ながらフィーリングで。
有名作品とか有名監督・出演者というのは多少考慮しても
決定的な決め手という訳でもなく、かなりテキトー選択


キムタクは好き嫌いは別として、上手いので観ても元が取れるという
作家で言えば、私にとっては三島由紀夫かな(爆)
(↑分かりにくすぎる例)


ひょんなことから不老不死の身となり人目を忍んで生きていた侍が
両親を殺されて復讐を誓う妹似の小娘の用心棒になる・・・・


設定があまりにもマンガチック!
と思ったら、本当にコミックの実写だったんですね。
登場人物のコスプレ並みの衣装に、会場からは何度も笑いが


まぁ、百人斬りとかが物の例えではなく、これでもかこれでもかと
実写で繰り広げられ、そうそうご都合主義的な数合わせでもない
身体を張った(少なくともそう見える)大殺陣は時代劇の型を超えて
エンタメとしてはかなり見ものだったのでは?


キムタクは髪を縛って顔が全面に出ており、相当スタントなしで
がんばっていたのでは?でも独眼にブラックジャックのような傷
という強烈なメイクで、逆にスタントが見分けにくくなっていたか。
彼のウリであるはずの顔をあそこまで「潰した」役は初めてでは?
その分、演技力や醸し出す雰囲気が全ての役、ともいえました。


とまれ、誰が斬っていようが見事なアクションと映像処理。
コミックという長い長い時間をかけた原作の厚みのエッセンスが
複雑な人間関係、架空ながらも時代考証、特殊な武器や武術に
いかんなく発揮されていたんでしょうが、まぁ切断、切断、また切断。
「ソウ」とか観る人には序の口なんでしょうが、そうではないので(寒)


斬っても斬っても次から次へと敵が現れ、さらに倒すスピード感は
まさにコンピューターゲーム
主人公が滅法強い不死身というのもゲームそのもの。


そこに老いも滅びもしない悲哀を挟みこもうとしていたものの
圧倒的なぶった斬りを前に、お涙ちょうだい的なスズメの涙は
瞬・間・蒸・発


唯一、海老蔵が演じた200年生きたもう1人の不死身の男の存在が
そのリアリティーを垣間見せたかなぁ
素顔メイクの大見得のスゴみが凄かったのはさすが(笑)


映画の後、スコセッシ監督+デニーロ主演の「ケープフィアー」を
思い出しました。何も受賞しなかった記憶に残らない作品でしょうが
スコセッシ+デニーロでは「タクシードライバー」以上に
ありありと記憶に残る細部が多い作品。


復讐、暴力、ゾンビのような不死身さがこれでもかこれでもかと迫り
最後にデニーロが演じた悪役がボートにつながれたまま谷底に落ちる
というシーンが、今回の映画でも敵の1人が滝壷に落ちていくのと
重なりました。


まぁどっちも観終わった後の後味の悪さは一級品(笑)
ケープフィアー同様に(ググったら1991年の作品でした!)
25年経ってもこの後味が蘇ったらある意味すばらしいけれど
あまりにもコミックやゲームのライト感が勝っていて
きっとそこまでにはならないだろう、と思います。


しかし、演技という意味ではキムタクはデニーロ級か、
役になり切るより地が全面に出るという意味で、アル・パチーノ級?
これから日本を代表して、どんどん世界に出て行ってほしいですわ。
「世界のミシマ」同様、海外でもウケそう


とまぁ、思考は明後日の方角に飛びつつも、それなりに楽しめました。
2度観たいとは思いませんが(素)


引き続き、よい週末をお過ごしください


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