入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「春」 (17)

2017年04月18日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 午前6時半。昨夜来の雨が勢いを強めたり、弱めたりしながらまだ止まない。開花したばかりの桜の花は当惑しているだろうが、これで少しは花の寿命が延びるかも知れない。
 
 昨日も桜狩りを気取って、朝から家を出た。いつものように福与から山裾まで上り、そこから見下ろすようにして目に付くようやく開花しかけた桜を訪ね、そして眺めた。眼下には天竜川が視界の中心を蛇行しながら流れ、伊那の谷は春の日の中に輝いていた。
 そんなことをしているうちに長岡まで来てしまった。そこまで行けば当然、足は豊かに水を湛えたもみじ湖に向き、ついでに最近知ったばかりの登山口から守屋山にもと欲が出た。
 守屋山は長いことのご無沙汰だった。小学校に行くか行かないかのころ、父親に連れられて登った登山初体験の山で、その後信州で暮らすようになったばかりにもう一度だけ登っている。牧場の第1牧区へ上がるとすぐ目の前に見える山であり、それだけに親しみがある。しかし、北端末席とは言え入笠は南アの一部で山は深く、自然の変化にも富んでいるのに対して守屋山は、それに比べたら1時間かそこらの山歩きで物足りない、というのがこの山に対する印象だった。因みに法華道でも牧場まで3時間、戸倉山で2時間、西山(中ア)の経ヶ岳なら4時間、権兵衛峠でも1時間程度だから、地元の山の中でも手軽な山であることは間違いない。
 その手軽な山に、昨日も1時間かそこらで山頂に着いた。きっと地元の善意の人たちの手によるのだろう、登山道はよく整備され、要所には道標があり、お蔭で気持ちのよい山歩きができた。ただ惜しむらくは、これも優しい心遣いと分かるが、標識布の代用にした桃色のビニールテープがあまりにも目に付き、折角の里山の雰囲気を汚していた。帰りに勝手ながら取り去ってしまったが、あれでは目やにだか、鼻毛だかを気付かずに見せている娘さんのようで、折角の美貌が台無しになっていた。
 西峰から少し行くと避難小屋があり、ここもきちんと整備されていた。静かな山だったが山頂で、3組ばかりの登山者10名ほどと出会った。

 そろそろ5月の連休の予定を立てようとしている読者の中には、当施設の利用を考えてくれている人もいると信じます。とりあえず、カテゴリー別「H28年度の営業案内」「続H28年度の営業案内」を参考にしてください。若干の料金改定があったとしても、前年度実績のある方については、据え置く方針でいます

 
 
 
 
 
 
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