入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

       ’16年「冬」 (17)

2016年01月27日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 前回、1月の19日に行ったときは芝平のはずれ、県道が市道に変わる少し先の分岐点まで、今年も除雪が行われていた。しかしそこからは、積もった雪が通せん坊でもするかのように道を塞いでいた。

 それが昨日行ってみると、猟師の車でも入ったのか、2本の轍がその先へも続いていた。つられるようにして車を乗り入れてみたら雪は深く、かなりの困難が予想された。約300メートル位も雪の悪路を行き、完成したばかりの例の砂防ダムまで来た。そこなら日当たりもよくて、引き返すことも、車を停車しておくこともできた。が、そこを過ぎてしまうともう、枯木橋まで行くしかなかった。もし、途中下手をして走行不能にでもなれば、身動きできなくなる危険性が充分にあった。そういう不安を抱きながらそのまま走行を続け、苦戦の末、とうとう枯木橋に到着することができた。
 上出来だった。それ以上無理する必要はない。方向転換と、駐車場所の確保に苦労した後、そこからは大ダオ(芝平峠)まで歩いて行くことにした。不安を抱えた左足の状態を知るには、手頃の距離に思えた。
 
 1年振りのスノーシューズで、新雪の上を歩くのは快適だった。毎日通ってた道だから、行程は読めている。細くなった山室川の氷結や、日の翳った木々の枝に付いた霧氷がいい目の保養になってくれる。谷の中の道のせいもあったが、風もなく静かで、冬の日差しが暖かだった。
 
 出発から40分、峠では八ヶ岳の絶景が迎えてくれた。いつものことだが、まず赤岳とその手前の阿弥陀岳、続いて権現岳や横岳の威容が目に飛び込んできた。雲一つない真っ青な空が引き立て役となって、雪をまとった八ヶ岳の複雑な山容や、さらにそこから延びる優美な裾野の、広大な雪景色が見えていた。
 
 入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H27年度冬季営業」を、参考にしてください。
 



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