入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「冬」 (8)

2017年12月09日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

 以下は、窓から射し込む冬の日を浴びながらアラスカや、江戸の時代に迷い込んでいた間に洩らした独り言だが、用意してあった写真を急遽変えることにした。丁度いま、Ume氏から電話が入り、氏の今朝の入笠の写真を送ってくれると言ってきたからだ。
 
 「昨日の雪のせいで、こんな枯れ尽きたような景色は、すっかり白い世界に変わっているかも知れない。そうなってしまった雪の森を実際に目にする前に、きょうはここに1週間前の入笠の様子を残しておきたい。Ume氏の写真を期待していた各位には申し訳ないが、氏の作品はまだ季節が進んでも大丈夫、ご期待を」

 Ume氏が、恐らく今朝、入笠に上がっただろうとは予想していた。一昨日に会ったとき、そういう話をしていたからだ。氏によれば積雪は10センチほど、降ったばかりのサラサラの乾燥雪で、車の通行にはそれほど問題はなかったようだ。ただし、夜明け時の気温はマイナス11度と応えたらしい。
 そうであったろう。早くも連日のように早朝零下の室温に耐えている者には、標高で1千メートルは高い入笠の気温を身をもって予測できる。まだ見てないが、そういう厳しい環境の中で撮った写真であれば・・・、来たーあ。まさに、アラスカだ!





 これら2枚の写真が、どこの森の上空から空撮されたものか、もちろん一目で分かる。こういう森を何度となく思い浮かべ、そして語り、ついにはここら一体を「アラスカの森」にしてしまったほどだから。落葉松に混ざって見えているモミの木のような常緑樹、あの中には、アラスカではお馴染みのトウヒの木だって生えているかも知れない。いや、あるだろう。そして、森の奥からはオオカミの遠吠えが聞こえてきそうだ。銃を肩に年老いた髭ぼうぼうのアラスカンが突然現れてもおかしくない。雪原には、蛇行して流れる川を渡っていったエルクの姿まで見えるようだ。
 Umeさん、ありがとう。
 
 1年ぶりに年末年始の営業をすることにしました。また、ふたご座流星群の観測に合わせて上にいます。お出掛けください。要予約。
「冬季営業の案内(’17年度」は、前年のものを流用している部分もあって、段落や改行がおかしく、見苦しいかも知れませんが何卒ご容赦を。少人数の場合は一応ご相談ください。また他の団体と計画が合えば、少人数でも管理棟の予備の部屋10畳ふた間を利用することができます。




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