専門職ではあるけれど、マイナーな職種の校正・校閲。(地方は特に)
その職種のお仕事ドラマが始まるというので、これで少しはメジャーになるといいなぁ、と思いながら「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」を見ました。
うん。2話目からは見なくていいや(笑)
ドラマだから当然「ねぇーよ!」的な要素はあるだろうと覚悟はしていたけど、主人公のキャラ設定自体が「ねぇーよ!」なのは、いかがなものかと(^_^;)
原作は未読なんだけど、原作のキャラもあんな感じなのかしら? だとしたら仕方ないけど(^_^;)
同じ出版業界物の「重版出来!」は、キャラも物語も面白かったのになぁ。
まあキャラ(と内容(笑))はともかく、江口のりこ演じる先輩が、校閲(校正)のやり方について説明するシーンは、もうずーっと頷きっぱなし(笑) 文章を「読まない」みたいなことを言ってたのには、思わず「だよねー」と声に出しちゃってました(笑)
「満天の星空」とかもそうだけど、ホント仕事モードの時は「てにをは」の一文字でさえ、言葉に敏感になりますよ。普段の言葉遣いはボロクソだけどな(笑)
ただ、疑問出しを鉛筆で書くことの理由を説明してくれなかったのは、ちょっと残念。
てゆーか、疑問出しをチェックせずに作家に丸投げする編集者とか、いくらドラマとはいえあり得なさ過ぎて、素人を校閲部に配属したことやその後の仕事の振り分け含め、この出版社大丈夫かよ、とマジで思った。
あ、疑問出しを鉛筆で書くのは、担当編集者が校正済みゲラをチェックしながら消す場合があるから。
この疑問出しと赤入れの判断って、ビミョーでね。疑問出しばかりだと、校閲(校正)は何してんだ、と思われちゃうし、疑問出しすべきところに赤入れしちゃっても、何してんだ、になっちゃうし。迷うところではあったりする。
まあ、出版社によっては、鉛筆だと見落とす場合があるから疑問出しも赤で、ということもあるので、その場合はちょっと気が楽(笑) ケースバイケース、かな。
でもホント、内容はともかくこのドラマがきっかけで、校正・校閲の仕事がメジャーになってくれるといいなぁ。(そして、わたしのお仕事が増えますように。って結局そっちかいっ(笑))
そして和田くん(アキバレッド)演じるキャラは、あれ腐的な(そっち系(笑))設定なの? そこだけ気になるけど(笑)、でも次回以降見る気はしないんで、謎のままってことで(笑)