にゃんこ日記

B型ママと発達障害の息子たち♪

停電の夜。

2011年04月13日 23時27分06秒 | 我が家の日常

子供たちを連れて学校から帰ると、もちろんですが停電でした。

私のケータイは使い物にならない状態でしたので、学校にいた時たまたまケータイで地震情報を見れたお母さんがいて「宮城県沖だって!」と言ってた情報しかありませんでした。当たり前に見ていたテレビが見れず、ラジカセも電池が入ってない…そんな時思い出したのが、ライト付き携帯ラジオが家にあったのです!避難リュックとかも用意してない私でしたが、いつだったか、何かのポイント交換の景品で、この携帯ラジオをもらい、廊下の物置で眠っていました。電池を入れて、初めて使ってみたら、ラジオが聞こえた!!情報があるって、こんなにもありがたいものなのだと思いました…。

でも、確かこの時の内容は、余震の速報であったり、『高台へ避難してください!』とのことで、津波がきてるんだな…くらいしかわかりませんでした。とにかく、ラジオの方がずっと必死に伝え続けていたという印象でした。ケータイのワんセグも見ればよかったのですが、停電してましたので、携帯の電池がなくなる方が不安で、ワンセグは見れませんでした。

初めて見る携帯ラジオに、たつやが食いつく、食いつく…。音が聞こえる~って思うんでしょうね。抱えて離しませんでしたね。そのラジオを聞きつつ、私はとにかかく“明るいうちにできることを!”と思い、まずは、避難するための荷物の準備でした。近所には、ふれあいセンターという建物があるので、避難するのであればそこなんでしょうけど…でも、何がどうなったら避難なのか?家が壊れたら?近所の人たちが避難したら?私だってそんな疑問を抱きながら、でもその“万が一”の為に準備をする…。

でも、そんな私を見て、たつやは「いつ、ふれあいセンターに行くの?」と言います。お泊まりとか、お出かけとか、そんな風に見えるのでしょう。「今のところは行かないの。でも、どうしてもおうちが危険になったら、避難するの!だから、一応準備だけしてるの!」と答えるしかありません。でもまたしばらくすると、「えー、いつふれあいセンターに行くの?」…って余震の度にパニックになられるよりはマシなのですが、学校で怖い思いをしただろうに、それでも危機管理というか、緊急事態をわかってくれないたつやでした。。。

家の中はもちろんめちゃくちゃでした。食器棚や、2階のベッドや学習机も動いてて、クローゼットのレールは外れたり、閉めていたはずの洗面所や浴室の窓は開いてました。物が散乱して、片付けたい気持ちもあるけど、でも“明るいうちにやらなければならないこと”を最優先に、1人でバタバタしてました。

携帯は通じませんが、たまにドバッとメールがきてました。時間は数時間前のもので、一瞬の電波でまとめて届きます。私は実家が東京なので、多くの友人が安否を心配してくれてのメールでしたでも、返信しようと思っても、返信できず…みんなにどれだけ心配かけているだろう…と心苦しい時でありました。。。

石油ストーブを引っ張り出してきて、懐中電灯の中でカップ麺を食べました。2階で寝るのも怖くて、居間に布団を敷いて寝ました。


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