☆・。.・☆写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 愛犬のハートリーと共に瀬戸内の岩国から…… 茅野 友

夏は来ぬ

2017年07月01日 | 季節・自然・植物

 今年の梅雨は中休みが多い。梅雨らしい雨が降ったと思ったら、翌日には薄日が差して蒸し暑くはあるが雨が降らないという日が多い。そんな今朝、庭の東屋で市販のピザを焼いたものを持ち出し、コーヒーを飲みながらの簡単な「モーニング」をとった。

 食後、新聞を読んでいた時、裏山から今年初めて聞く鳴き声が聞こえてきた。クマゼミであろう、「シャワシャワシャワ」という鳴き方をしている。「んんん?、今日は7月の1日だ。こんな時期にセミの声を聞いたのは初めてではないか」と思った。

 蝉の声といえば、子供のころ夏休み帳を開いているときに聞こえてくるバックグラウンドミュージックとしてのイメージが強い。7月に入ったばかり、梅雨の真っ最中に聞いたような記憶はない。もうそんな時期なのか、季節が気ぜわしく前倒しにやってきているようである。

 そんなことを感じながら我が家を建てた時の記念樹である「夏椿」を眺めてみた。背丈くらいであった株立ちのものが、一番高いものは2階の窓くらいまで伸びている。その根元には10日ばかり前から白い花柄がいくつか落ちているのに気は付いていたが、しっかりと花を見てやってはいなかった。

 改めて見ると、花の大きさは直径5cm程度で、花びらは5枚で白く雄しべの花糸が黄色い。朝に開花し、夕方には落花するという誠にはかない一日花である。花を手に取って観察してみた。真っ白い花弁の1枚だけに丸いピンクの模様がついている。つぼみの時、最外側で他の花弁を覆っていた時の日焼けの痕で愛嬌がある。

 後期高齢者ともなると、目の前で起きるほとんどのことが、経験していることの繰り返しで、清新な出来事に遭遇することなどはほとんどない中でも、新しい季節の訪れだけは毎年新鮮に感じられる。そんな感慨に浸っているとき、政治の世界だけは、いくら時代が進んでもいつも不埒な「未曾有」の出来事が多く、「梅雨とは言えど鬱陶しく」気も晴れないこのごろである。

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