☆・。.・☆写真エッセイ&工房「木馬」

日々の身近な出来事や想いを短いエッセイにのせて、 愛犬のハートリーと共に瀬戸内の岩国から…… 茅野 友

広島 黒田引退

2016年10月19日 | 生活・ニュース

 10月18日の夜、広島カープの黒田投手が記者会見し、引退を発表した。昨年日本に帰って来て2年目の今季、日米通算203勝を挙げ、長年の夢であった25年ぶりのセ・リーグ優勝を決めた後の意思表明であった。

 黒田投手の20年間の実績は改めて書く必要がないくらい素晴らしく、球団は「15」を永久欠番にすることを検討しているという。特に日本に帰って来てからは同じくベテランの新井選手と共にチームの精神的な支柱として、背中で後輩を引っ張ってきた。野球だけではなく人間的にも素晴らしかったことが分かる。

 そんな黒田投手であるが、とりわけ私が素晴らしいと思ったことは「男気」といわれているあの件である。一昨年のオフ、メジャーリーグで活躍する黒田投手が年俸約20億円ともいわれる高額オファーを断り、実に5分の1の約4億円で広島に復帰した。今まで誰もが出来なかったことをやってのけた黒田投手に対して「男気」があるとファンはもちろん、マスコミも絶賛した。

 年金生活者の私には到底理解しがたい話であるが、黒田投手にとっては恩義あるカープの球団や仲間に最後の恩返しをしたいという、いたってシンプルな発想であったに違いない。カネ・カネ・カネの今の世の中で、金額の多寡ではないものに自分の価値観を置いたというところが、人々の心を引き付けた。広島カープの松田オーナーは言っている。「成績も大きいけど、彼が残したのは価値観。価値観の違いを見せてみんなの心を動かした」と。

 私も男気を見せたい気持ちは誰にも負けないが、悲しいかな持つべきものを持っていない。「恒産なくして恒心なし」と孟子もいっている。ここは黒田投手の男気を、惜しみない拍手をもって称賛すると共に、日本一へ向かって最後の力を振り絞ってもらいたい。これが男・黒田投手のの最後の花道、最終章である。

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