文藝yaminave ~なんてったって文弱!~

文弱の徒の創作小説発表ブログ。
小説のリストはカテゴリの『目次』をご覧下さい。

愛はかげろうのように(意訳)

2011-02-24 | 週末学習塾
Charlene I've Never Been to Me (愛はかげろうのように)

Hey lady, you lady
cursing at your life
You're a discontented mother
and a regimented wife
I've no doubt you dream about
the things you'll never do
But,
I wish someone had talked to me
like I wanna talk to you.....

ねえ、あなた。
そう、あなたよ。
あなたは不満なお母さんで、平凡な奥さんなのね。
人生を疎ましく思っているんでしょう。
きっとあなたは、夢みたいなことを思い描いてるのね。
でもね、そんなあなたに話してあげたいことがある。
本当は私こそが聞いておくべきだった話よ。

Ooh I've been to Georgia and California
and, anywhere I could run
I took the hand of a preacher man
and we made love in the sun
but I ran out of places
and friendly faces
because I had to be free

かつてジョージアやカリフォルニアに行ったものよ。
どこまでも駆けていくことができたわ。
私ったら、牧師と手を取り合って、太陽の下で愛し合ったりもしたの。
でも私は立ち去った。その場所からも、親しい人たちのもとからも。
自由でありたかったのね。

I've been to paradise
but I've never been to me...

私はパラダイスに行ったの
でも、本当の私は見つけられなかった。

Please lady, please, lady
don't just walk away
'cause I have this need to tell you
why I'm all alone today
I can see so much of me
still living in your eyes
won't you share a part
of a weary heart
that has lived million lies.......

ねえ、お願いよ 逃げないで。
これだけはあなたに言っておかなくちゃ。
どうしていま、私がひとりぼっちなのか分かる?
あなたはあまりにも私と似ている。
でもあなたは私の心を知らない。
数え切れないほどの偽りで、疲れ切った私の心を。

Ooh I've been to Niece and the Isle of Greece
while I've sipped champagne on a yacht
I've moved like Harlow in Monte Carlo
and showed 'em what I've got
I've been undressed by kings
and I've seen some things
that a woman ain't supposed to see.......

私、Nieceやギリシャにも行ったの。
ヨットでシャンパンを飲んだりして
モンテカルロのHarlowみたいに振舞って
手に入れたものをみんなに見せびらかした。
王様から裸にされて
女ならとても見られないようなものも目の当たりにしたの

I've been to paradise
but I've never been to me...

私はパラダイスに行ったの
でも、本当の私は見つけられなかった。

Hey, you know what paradise is?
It's a lie.
A fantasy we create about
people and places as we'd like them to be.
But you know what truth is?
it's that little baby you're holding
it's that man you fought with this morning
the same one you're going to make love with tonight
that's truth, that's love.........

ねえ、パラダイスってどんなものだと思う? それはおとぎ話よ。
憧れが作り出す幻想なの。
あなたはまだ本当のことを知らないのかもね。
本当のパラダイスっていうのは、あなたが抱いているその赤ちゃんのこと。
それに今朝けんかした彼。
……きっとあなたが今夜も愛し合う、その人のこと。
それだけが本当のこと。それこそが愛なのよ。

Sometimes I've been to crying for unborn children
that might have made me complete
but I.....I took the sweet life
I never knew
I'd be bitter from the sweet
I've spent my life exploring
the subtle whoring
that costs too much to be free....

ときどきね、生んであげられなかった子供たちを思って泣いてしまう私がいるの。
あなたたちがいてくれれば、私は満たされていたかも知れないのにって。
甘い生活を選んだ私は、なにも知らなかった。
その中からこんな苦しみが生まれてくるなんて。
魅惑的なものを追い求めるのが私の人生だった。
自由であるためにあまりにも多くの犠牲を払って……

hey lady......
I've been to paradise......
but I've never been to me..........

ねえ、あなた。
私はパラダイスに行ったの。
でも、本当の私は見つけられなかった……。

(感想)
シャーリーン『愛はかげろうのように』(原題「I've never been to me」)を日本語訳してみました。

最初に訳してみた時はもうちょっとゴリゴリした感じの直訳でしたが、ちょっと手を加えて意訳してみたのがこの歌詞です。どちらがいいのかはよく分からないので、今日は直訳バージョンの記事も一緒に掲載しておきます(まあ、言うほどきちんと直訳してたわけでもないですが)。

それにしても、自分で翻訳してみるまで、まさかこんなにヘビーな歌詞だとは思いませんでした。前に翻訳を思い立ってからだいぶ時間が経ってしまったのは、この歌詞の内容に圧倒されてしまったから、というのも理由のひとつです。

また、歌の歌詞は1行ごとに文章がまとまっているに違いない、という先入観が僕にはありましたので、2行に渡って文章が続いている箇所があることに気づくまでにずいぶん時間がかかり、何度も中断したものです。

それにしてもNieceとかHarlowって何でしょう? 意味が分からなかったのでそのままにしておきました。たぶん文脈からみてこういう使い方でいいと思うんですが。あと下から5行目のsubtle whoringもよく分かりませんね。Subtleは神秘的、という意味ですが、whoringは、いわゆる飲む打つ買うの「買う」に該当する古い言葉なのだそうです。神秘的な買春って一体…? と首をかしげましたが、とりあえず「魅惑的」としておきました。ひょっとすると「みだら」という意味なのかな。

━【文藝yaminaveからのPR】━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆英語の本格的な勉強をしたい貴方へ!
 講師は海外滞在歴10年、カリフォルニア大学大学院修了。
 さらに電子書籍サイトでの『不思議の国のアリス』『ドリトル先生』の評判はダントツ、
 ダウンロード率は堂々1位の実力です!
◎まずはこちらにご連絡下さい、丁寧にご案内致します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

にほんブログ村 その他日記ブログへ
↑ワンクリックご協力お願いします
『音楽』 ジャンルのランキング
コメント (16)   トラックバック (2)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 前の記事へ | トップ | 次の記事へ »
最近の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
訳詩をお借りしたいのですが (ふゆみ)
2006-11-18 16:15:47
突然こんにちわ~~

「愛はかげろうのように」の訳詩を探して飛んできました。
私はmixiで歌手の「荒川和子さん」の応援団ですが、CDには歌詞が載っていません。
応援団として歌詞をあつめてみようと考えましたがなかなか想うようにいきません。
いったい何時完成するか判りませんが、おねがいいたします。
尚私のHPにはすぐ飛べますが、mixiは手続きが必要です。
お返事お待ちしております。
どうぞ (きうり)
2006-11-19 20:13:53
ふゆみさん、初めまして。ようこそいらっしゃいました

訳詞探し、お疲れ様です。
う~ん…でもすいません、実はコメントを読ませてもらっただけではいまいち趣旨が分からないですね…。

とりあえず今からHPの方にお邪魔しようと思いますが、mixiの手続きをするかどうかは分かりませんので、よろしくお願いします。

とりあえず当ブログに載っている歌詞は自由に使って下さっていいですよ。こんなもので宜しければ…。
愛は・・・ (ふゆみ)
2006-11-19 21:50:56
早速のお返事ありがとうございました。
応援団としましてはいろいろ勉強中です。
もしお時間がありましたらライブの方にもお出かけください。
横浜のホテルのラウンジでも歌っています。

私も今年中にもう一度ライブに行けたらいいな~~と願っています。
本日は急に申し訳ありませんでした。
これを機にまたお邪魔したいと思っております。
どうぞよろしくお願いいたします。
Unknown (きうり)
2006-11-21 20:10:32
歌手のライブコンサートにはあまり行ったことがありませんが、あれは独特の熱気があってたまらないものがありますね。

機会を見つけて、ぜひまたいつでもおいで下さい。お待ちしてますよ
nieceとHarlow (fumio)
2006-12-16 10:45:35
nieceはNice地中海のリゾート。カリフォルニアやジョージアやギリシャの小島と並びます。
HarlowはJean Harlow。マリリン・モンローとよく比較される1930年代の26歳で非業の死を遂げた銀幕のヒロイン。アメリカのyahooで検索すると結構出てきます。wickipediaにはこの曲の中でreferされていると書いてあります。最初はharlowはharlot(売春婦)かとも思いました。Show them what I've gotは自分の普通は見せない体の部分をというのが次の「王様達に裸にされて」というのと合うと思います…subtle whoringは巧妙な売春ということだと思います。なんだかんだ言って結局売春じゃないという感じ…それに人生を費やしてきたと(exploring)
Unknown (きうり)
2006-12-17 10:59:36
なるほどなるほど。詳細な解説をありがとうございます。

こうやって読んでいくと、やっぱりこの歌の語り手というのは、性を武器にして淫蕩な冒険を重ねてきたということなんでしょうね。

でもやはり、ただの「人生転落譚」ではないような輝きが、この歌詞には含まれている気がしますね。
素晴らしい訳詩有難うございます (tradblue)
2009-04-17 23:28:59
はじめまして、前から気になってた歌詞ですがやっと意味が分かりました。リンク貼らせていただきました。小説家目指してがんばってください。
■tradblueさん (きうり)
2009-04-20 16:59:13
初めまして~。
この歌詞は、何も予備知識なしに訳してみるとその内容にギョッとするところがありますね。
良かったらまたお越し下さい。
Unknown (きよ)
2009-04-28 01:32:08
こんばんは。つたない英語力で、なんとなく理解していたつもりでしたが、細かいニュアンスがどうしても知りたくなりこのページにたどりつきました。
私は平凡な主婦です。心優しいおだやかな主人とささやかですが幸せな生活を送っています。が、かつてはこの彼女のように海外を何箇所も滞在しながらいろいろ経験をしました。今思えば危険なことにも手を出したりもしましたが、そこには華やかで楽しい人生がありました。まさに「I've been to paradise」でした。
私もこの曲は、悲惨な売春婦の嘆きの歌ではなく、、なんと言いましょうか、、何か希望を感じます。いつか「me」にたどりつけるのではないかというような、、。今はまだむりでもいつか、かつての宝石とは違う真の宝石を見つけることができるんじゃないでしょうか。希望をこめて
■きよさん (きうり)
2009-04-29 16:05:12
初めまして。僕が訳詞に込めたニュアンスが果たして原文にマッチしているかどうかはちょっと心もとないですが、何らかの参考になれば幸いです。

確かにこの歌は単なる人生転落譚ではなく、伝道師が誇りを持って語るべきことを語っている、そんな印象を受けます。こういう人生を送ってきた自分だからこそ伝えられることがあるという作者の思いが感じられますね。
ありがと (洋子)
2009-06-05 16:57:42
急にこの歌を知る必要が出てきたので、あなたの日本語はありがたかった。私も少し英語ができますが。誰が歌っているのかわからなかった。
■洋子さん (きうり)
2009-06-07 22:47:38
初めまして。
素人の翻訳なのでおぼつかない点もありますが、良かったら参考にしてみて下さい。
機会を見つけて他の洋楽にもチャレンジしたいと考えていますので、良かったらまたどうぞ。
耳にやさしい曲で… (シコチャン)
2010-01-26 18:26:13
心地いい歌だなぁと、思っていました。
秋に結婚を控えているのですが、BGMのひとつに…と思い、一体どんな歌詞なのか調べていたら、たどりつきました。

…んー…深い意味があって…「結婚する私」には励ましというか、自分にとっては、なんだかピッタリな曲だなぁと思いましたが、結婚式には…どう思いますか?
■シコチャンさん (きうり)
2010-01-26 19:11:34
初めまして~。

まあ、おそらくこの歌の歌詞の意味をきちんと知っている人は少数派だと思いますから、単純にBGMとして使う分には問題ないのではないでしょうか?

ご本人が「自分にぴったり」と思うのであれば、使わないことで後で後悔が残るよりもいいと思いますよ。

是非またお越し下さい!
Unknown (三諸)
2012-09-06 12:43:30
初めまして
今更なのですが、subtle whoringについての私の考えです。

 subtleはギリシャ語源で織物(tle)の下に(sub)といった単語です。そこから、一方では「織物を通してみるような」→「把握しにくい」みたいな意味が、もう一方では「織物の下でも知覚できる」→「鋭敏な」みたいな意味が生まれました。私は、ここでの意味は前者だと思います。なぜ前者だと判断したのかと、誰になにが把握しにくいのかですが、後ろの単語でbitchでなくwhoreが使われていることが重要だと思います。

日本では、この二つはあっちの意味のスラングでbitchに比べるとwhoreのほうがきつい表現、という扱いでしかありません。しかし、少なくともこの曲ができた現代アメリカではこの二つは(というかbitchは)はっきり別の意味を持っています。bitchとは、「不道徳なことを楽しんでいる女性」のことです。一方whoreとは、ぼかして言えば「やむをえず不道徳なことに染まっている女性」のことです。ぼかさずに言えば"a female slave sold for prostitution"です。だからこそ、1990年公開の映画「Bring It On」で主人公のチアリーダーたちは歌うのです。「 I'm sexy, I'm cute, I'm popular to boot. I'm bitchin'..... I swear I'm not whore」と。bitchは主体的ですがwhoreは望まざる運命の奴隷という感じです。

 この歌中の女性も、その”絶頂期”にyou're a bitchと言われてもそのとおり何が悪いと返したかもしれません。しかし、彼女が実際にやっていたのは"whoring"でしかなかった・・・なぜなら、その行為は実は、彼女が本当にやりたいことではなかったから。これは歌全体を流れる女性の嘆きの根幹でもあります。そう考えると、subtleが指すものも明らかです。「女性本人にとって、whoringであることが霞んでいた」です。

というわけで、
 I've spent my life exploring the subtle whoring
を訳すと、
 自分の目をくらませながら体を売る方法を探るのに人生を浪費してしまった。
みたいな感じになるかと思います。
すごく切ないですね。 (ただの通りすがりのクズ)
2016-04-17 01:10:35
この歌は、聞くたびに切ないなと思っていました。
歌詞をよくよく咀嚼して、聞きますと更に切なくなりました。

私自身は、
パラダイスに行ったことがある人間ではないですが
本当の自分が見つからなかったという文章が
とても重くのしかかります。

幸せというものは、どこか遠くにあるものではないと
訴えかけてくるような、そんな気もします。

翻訳ありがとうございます。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

2 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
愛はかげろうのように (tetujin's blog)
"I've Never Been to Me" (Ron Miller, Ken Hirsch) Charleneが歌った「愛はかげろうのように 作詞:Ron Miller, Ken Hirsch/ 作曲:Ron Miller, Ken Hirsch」昨日のブログに書いたように、映画「プリシラ(The Adventures of Priscilla, Queen of the Desert.)」でGl.....
似た題名の曲 (花の絵手紙)
今朝ラジオで紹介された曲 「愛はかげろうのように」 と