それにしても、神妙な顔してニュースキャスターをやっている古館伊知郎(字うろ覚え)の姿を見ていると、痛々しいのを通り越して笑いすらこみ上げてくるのは僕だけでしょうか。下手で、間が保てていないように見えます。
そんな理由もあり民放のニュース番組は観ませんが、別にNHKだから無条件に良いと思っている訳でもなく、僕がNHKのニュースと天気予報ばかり観るのは単に習慣の問題です(ちなみに新聞は朝日です。読む理由は家族が取っているからで、これも習慣であるだけです)。
さてそれで民放はどうなのか知りませんが、NHKのニュース番組で最近鼻について我慢ならないのが、「難しい漢字を平仮名で書いてくれるサービス」です。
「草なぎ剛」とか「だ捕」くらいならまあ許せますが「真摯」を「真し」とかになると却って何の言葉なのかが分からなくなります。あと「破たん」「進ちょく」「操だ」とか、ひと昔前だと「ら致」とかね。こういうのを専門的には交ぜ書きと言うそうな。
正直なところ、「真摯」「破綻」「進捗」「操舵」「拉致」という言葉が読めないとか、もしくはパッと見てもその単語の文脈上の意味を想像するのが難しい人には、たとえ難しい部分の漢字を平仮名表記にしても問題の解決にはならないと思います。そして反対に、言葉の読み方も意味もある程度心得ている人にとっては、平仮名で書かれるとスムーズな読みの阻害にすらなります。
ただ「常用漢字」の定義も恣意的なものであるくらいですから、文章を書く上で平仮名と漢字の割合をどれくらいにするか、という判断には案外その時代の空気が作用しているような気がします。
実際、数十年くらい前の本を読んでいたりすると、びっくりするくらい平仮名がたくさん使われていることがあります。以前岡潔と小林秀雄の対談集の感想を書きましたが、読んでいる時は何の違和感もなかったのに、いざ抜き書きしてみると余りに平仮名が多いので驚いたものです。
また個人レベルで言えば、手書きの文章では自然と平仮名が多くなりますし、僕自身も自分自身の年齢やその時その時に書いている作品の雰囲気に応じて自然に漢字の割合を増やしたり減らしたりしています。
そう考えると、漢字と平仮名の使い分けというのは合理的判断というよりも多分に感情的なもので、特定の文藝ジャンル、時代、年代などの抱える空気を如実に反映していることが分かります。するとNHKには今どんな空気が蔓延しているのか、それが気にあるところであります。
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そんな理由もあり民放のニュース番組は観ませんが、別にNHKだから無条件に良いと思っている訳でもなく、僕がNHKのニュースと天気予報ばかり観るのは単に習慣の問題です(ちなみに新聞は朝日です。読む理由は家族が取っているからで、これも習慣であるだけです)。
さてそれで民放はどうなのか知りませんが、NHKのニュース番組で最近鼻について我慢ならないのが、「難しい漢字を平仮名で書いてくれるサービス」です。
「草なぎ剛」とか「だ捕」くらいならまあ許せますが「真摯」を「真し」とかになると却って何の言葉なのかが分からなくなります。あと「破たん」「進ちょく」「操だ」とか、ひと昔前だと「ら致」とかね。こういうのを専門的には交ぜ書きと言うそうな。
正直なところ、「真摯」「破綻」「進捗」「操舵」「拉致」という言葉が読めないとか、もしくはパッと見てもその単語の文脈上の意味を想像するのが難しい人には、たとえ難しい部分の漢字を平仮名表記にしても問題の解決にはならないと思います。そして反対に、言葉の読み方も意味もある程度心得ている人にとっては、平仮名で書かれるとスムーズな読みの阻害にすらなります。
ただ「常用漢字」の定義も恣意的なものであるくらいですから、文章を書く上で平仮名と漢字の割合をどれくらいにするか、という判断には案外その時代の空気が作用しているような気がします。
実際、数十年くらい前の本を読んでいたりすると、びっくりするくらい平仮名がたくさん使われていることがあります。以前岡潔と小林秀雄の対談集の感想を書きましたが、読んでいる時は何の違和感もなかったのに、いざ抜き書きしてみると余りに平仮名が多いので驚いたものです。
また個人レベルで言えば、手書きの文章では自然と平仮名が多くなりますし、僕自身も自分自身の年齢やその時その時に書いている作品の雰囲気に応じて自然に漢字の割合を増やしたり減らしたりしています。
そう考えると、漢字と平仮名の使い分けというのは合理的判断というよりも多分に感情的なもので、特定の文藝ジャンル、時代、年代などの抱える空気を如実に反映していることが分かります。するとNHKには今どんな空気が蔓延しているのか、それが気にあるところであります。
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激しく頷きました。
漢字は書けなくても読める人は多いし、説明はうまくできなくても感覚でなんとなく分かることも多いです。
書けない漢字も、何となくこんな感じの漢字だったって雰囲気で覚えてたりするのに、最初から平仮名で書かれてしまっていては、その雰囲気すら覚えられなくなりますよね。
最近の、なんでも”かゆい所に手の届くようにしてあげる”的空気については、私も気持ち悪いものを感じていたので、きうタソのこういう正直な感想は読んでて気持ちよかったですw
いつも面白いですよね!
やたらとひらがな、っていうのは私も気になります。
特に、NHKで多いような気がします。
逆に読みにくいですよね。
というか、キャスターが読み上げるのだから、いいじゃん!!
…と思います。
例えば、障害者を「障がい者」とするのは、「害」という漢字にネガティブなイメージが強いなど、まあそれなりに理由があるので分かりますが、「だ捕」はいらんだろうと思います。
表意文字なのだから、むしろ漢字のまま書いた方がよいと思います。。。
そうそう、雰囲気とかノリだけで、漢字の読み書きって結構いけますよね。ニュースなんてタイトル文字が読めなくてもアナウンサーが解説してくれるんだから、ぶっちゃけあんなに気を使わないでテキトーで良いと思うんですよw
確かに「かゆい所に手が届く」サービスって、的を得ていれば嬉しいのですが、ときどき「勝手に掻くなよ!気持ち悪い!」と言いたくなるものもありますね。テレビのアナログ表示とか、某年越し派遣村とか。こういうのを偽善と言うのでしょうね。
■月太郎さん
あ、そうそう番組名はヌースステーソンでしたね。
…ニュースステーションだってばw
それにしても古館さんの迷キャスターぶりは、関西の方の笑いのツボもくすぐるようですね。
言われてみるとこれも、ひと昔前の「言葉狩り」の系列なのかも知れませんね。いわゆる言葉狩りの場合は明確な悪意が感じられたから批判のしようもありましたが、NHKの平仮名表記の場合は優しさとサービス精神が込められた偽善なのでちょっと批判しにくいかな。
しちゃったけどw