カフェ 『わび助』

キングオブ椿『わび助』を知ってる人、手を挙げなさい。

銀杏BOYZ 野外毒演会2005 ~こけし軍団起立!!~

2005年09月19日 01時10分40秒 | Weblog
2005年9月18日

ただいまーーー!!!

銀杏BOYZ 野外毒演会2005 ~こけし軍団起立!!~

行って参りました!!!!!!

もうねー、銀杏のライブ参加してたら、他のバンドとか物足りなくなるよ。
どうにかしてよ、ミネタ!!!!!

ドキドキワクワクしながら、当日昼頃、新幹線のぞみに乗って東京まで行ったよ。
日比谷公園は、山の手の有楽町で降りても十分徒歩で行ける距離。
2時過ぎに東京に着いたけど、あっけなく日比谷公園に辿り着いた。
荷物入れるコインロッカー探したり、着替えたりしてたので3時くらいに
野外大音楽堂に着いた。

そこは、高校生とか大学生とか、とにかく20歳前後の若者たちでごった返してた。
みんな色とりどりのTシャツを着て、ヤイノヤイノ騒いでます。
天候はすこぶる晴天。ちぎれ雲が秋空を漂い、時折頬をなでる風。
気持ちいい。

私は一人でそこを歩いてて、ふと(あたし、浮いてない??)
とか思ったけど、0・5秒でそんな気持ちを抹殺して、その雰囲気を楽しんだ。
まだ会場まで1時間以上もあったので、会場外で物販してた。
なので、Tシャツをゲットする。グレーの、犬のお巡りさん的野外Tシャツ。
かーわいいんだ、コレが。(自分の娘を自慢するおっさん風に読んでください)

尚、時間を持て余したので、その辺のオフィスビルの中のコンビニとかに寄ったり、
コンタクトの調子がおかしくなったのでトイレに寄ったりと、
(あたしはなぜかいつも、銀杏のライブの時にコンタクトの油膜に惑わされる)
色々準備してたら、アッちゅー間に会場の時間10分前。

野音の周りに戻ると、もう皆並んでる。
私も列に加わり、しげしげと周りを観察した。

団体で写真を撮ってる人たち(多分ここで仲良くなったんだろう)、
珍しいゴイステTを誇らしげに着ている大学生位の男の子、
なぜかパンク風のにーちゃん、ダックス憤怒を3匹も連れてる勘違いマダム、
化粧が濃く露出が激しいセクシーおねえさん、業界人っぽいおっさん、
ミネタの髪型真似しようとしてるけど、明らかに大木凡人な人、
キャミソールのあちこちから肉がはみ出してる開き直った女相撲取り、
キダムちっくな衣装とアフロのカツラかぶった謎の女性・・・・・

いやはや、変わった人多いです、ここは。あはは。
見ててマジ飽きなかったよ。

会場入りしてから、あたしは麒麟ラガーを1本買った。
一人だけど、ホロ酔いで銀杏を楽しみたいし、私の大切な友達だからさ、ヤツは。

今回、一緒に参加したかった人がいたけど、その子が隣にいるって思いながら
一人ビールを飲んでました。一人でも平気だけど、周りはワイワイ友達やカップルで
盛り上がってるので、すこーし寂しくなりました。これ、本音です。

しかしね、いざ始まっちゃうとさ、もう関係ないわけよ。一人とか、二人とか。
もう、あたしどっぷり浸かっちゃうもん。銀杏に。

ながーいSEの後、予定より15分ほど遅れて、ようやく開演。
マネージャーの江口氏が情けないくらいの仮装やらされてて、切なかった。
ちなみに、全身茶色く塗った犬人間。4つんばいで意味無くSE中ずっと這い這いしてた。
・・・罰ゲームなんだろーな・・・・・頑張れ、江口君・・・・・

拍手の中、ミネタ登場。ギター一本で、『なんて悪意に満ちた平和なんだろう』を唄う。
曲のさなか、メンバーが次々と登場。
そして、怒濤のごとく『SKOOL KILL』!!!
もうねー、毎度の事ながら、セットリストなんておぼえてない。
増してや、順番とか。そんなん、覚えてる方がおかしいよ!!!

でも、記憶を辿るならば、
『君と僕の第3次世界大戦・・』では、『もしも君が泣くならば』と『漂流教室』以外、
『DOORS』では、『あの娘は綾波レイ・・』『SEXTEEN』『リビドー』『惑星基地・・』
以外は、全部演ってくれた。プラス、『アイデン&ティティ』ね。

『十七歳』の歌詞を
「あいつらが簡単にやっちまう30回のセックスよりも
今日日比谷公園で歌うって事の方が僕にとっては価値があるのさ」


って言ってくれた。感動・・・・・

毎度の事ながら、ミネタのMCが、胸を掻き毟った。
なんであの人は、あんなにあったかいんだろ?

「この会場の一人一人を、抱き締めたいんだ。」
「ここに来てる女の子には全員”指回し”をしてあげたいし
(やらしい手つきで。モチロン下ネタ)
男の子には、全員フェラチオしてあげたいよ!!
でも、そんな事出来ないから・・俺は歌うしかないんだ!!!」

ゴン!ゴン!って、鈍い音立てながら、唄ってる最中、
ミネタはマイクに額をぶつけてた。その度、(アッ)って思うけど、
そういう風に衝動的な、暴力的なシーンを見るたび、
『ミネタが、私の代わりに私の中のバケモノを殺してくれてる』って思うようになった。
ミネタは案の定、額からダラダラ血を流してる。
スタッフから渡されたタオルも、受け取った直後、床に叩きつけた。
「・・・いつもの事なんで、心配なく。」ってぼそっと言って、
『駆け抜けて性春』が始まった。
この曲はスゴク好きだ。

「あなたがこの世界に一緒に生きてくれるのなら
死んでもかまわない あなたのために」

このサビが、何とも言えずミネタらしくて・・・・
一緒に生きるのなら、死んじゃあダメじゃん?!ってツッコミが入りそうだけど、
そんなツッコミも吹っ飛ぶくらい切実なんだよ、この歌詞は。
加えてYUKI嬢の

「わたしはまぼろしなの あなたの夢の中にいるの
触れれば消えてしまうの それでもわたしを抱きしめてほしいの」

泣きそうになりながら、YUKIパートを熱唱しました。
「つよく・・・」のハモリも、ミネタと仲良く出来ました。
すんごく気持ち良かった。一体になった。そんな感じ。

後、すごく印象的だったのがね、月。
村井氏が、途中MCで、
「そっちのお客さんは、月が見えるか?俺ら側からは、何にも見えねえよ。」
って言ってたけど、直後の曲で、『夜王子と月の姫』の時に、
私から見える風景のビルとビルの間に、

キレイな満月が顔を出した。

(村井君、見えるよ、月が!!ミネタ、ほらほら、見て!!)
って思ってたら、ミネタ、

「ごらんよ 満月だよ 青兎の目はさくらんぼ」


って・・・・・・
スゲーーーーーーーー感動した。全身鳥肌。
こんなにキレイな光景が、唄が、こんな大都会で体験できるんだ・・・・
って本当に全身、痺れが止まなかった。
月もキレイだったけど、唄ってるミネタは、月よりも美しかった。
嘘じゃないよ、本当にそう思った。
あんなにツバ吐いたり、傷だらけだったりするのに、
やたらとキレイなんだ、ミネタ。
なんでだろう?

『BABYBABY』!!イントロが死ぬほど好き。
いつ聴いても、痺れまくる。いつか弾いてみたいな。
今までロッキンと岡山でこの曲を聴いたけど、
あびちゃんがちゃんとコーラスしてるの、初めて聴いた。
あびちゃんに負けじとあたしもコーラスしちゃいましたがね。
『夜王子・・』の最後の「君が星こそかなしけれ」も、大好きなフレーズ。
あびちゃんと一緒にハモリのパートを担当しました。
感無量です。

アンコールで再び出て来てくれた後、なんと4、5曲も演ってくれた。
ソレ、アンコールじゃないじゃん?て言う突っ込みも、置いといて。
『なんとなく僕たちは大人になるんだ』の時、ミネタは、

「明日は何かいい事あればいいな」って皆で歌いてえよ!!


って言って、手拍子を促した。
でも、お客が4拍子で手拍子するもんだから、ミネタ、途中で止めさせて、
「ちょっとちょっと、スナックのオヤジじゃないんだから、ちょっと拍手を
半分にしてくれ。おい、そこの赤いTシャツのヤツ、お前が手本を見せてやれ。
みんな、ちょっと座ってくれー。」
って、皆を座らせ、赤いTの客席の男の子を立たす。
「こうやってな・・・」って、ミネタ自ら手拍子の講習。
「はい、お前後ろ向いて皆にやってみせて!!」って、ミネタ。
男の子、必死で実演。沸き起こる拍手&笑い。
そんで始まった『なんとなく僕たちは大人になるんだ』。
あったかい。あったか過ぎた。
会場みんな、本当に仲間に見えた。歌声がオフィス街をつき抜け、
キレイな月まで届いた気がした。その瞬間は永遠だ。

最後は『援助交際』で締めくくった。
みんな、『なんとなく・・』で一体感を確信して、最高潮のボルテージだった。
飛んだり跳ねたり、合唱も今日一番だった。
歌詞的には、そんなに大声出して歌えるシロモノではないけど、
この野音の、この空間では最高の締めくくりの一曲だった。
月も私達に向けて微笑んでくれてた。
東京の空がこんなにも美しく思えたのは、初めてだった。

今まで、生きてるのか死んでるのか分からない生き方をしていた。
でも、ゴイステや銀杏に出会ってから、『生きてる』って感じる事が出来る。
銀杏のライブに行けば、涙が溢れてどうしようもないくらい生きてる実感が沸く。

銀杏の音楽に出会えた。生の銀杏の音が聴ける。
ミネタと一つになれる。
それだけで、(生きてて良かった)って感じる。


そういうことで、いいんじゃない?




2 コメント

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Unknown (opiumn)
2005-09-19 23:48:53
このライブ行きたくてでも結局行けなくて。

このレポ読んで涙が出そうになりました。



>ゴイステや銀杏に出会ってから、『生きてる』って感じ

>る事が出来る。

>銀杏のライブに行けば、涙が溢れてどうしようもないく>らい生きてる実感が沸く。



すんごい、分かります。



いいレポありがとうございました。

ありがとうございます! (あすか)
2005-09-21 20:31:15
こちらこそ、TBありがとうございました!

opiumnさんの方にも行かせてもらいました♪

レポ書いてるみなさんが、本当に仲間に思えて

とっても嬉しかったです。

ライブの終わりに峯田さんは、

「あー、次にお前らと会えるのはいつかなー??」

ってとても名残惜しそうに言ってました。

今は再骨折(笑)(←笑い事じゃない)

のリハビリに努めてもらって、また私たちの前に

元気な姿を見せて欲しいですね。

遠い東京の地の、同じ銀杏好きの方とこうして

繋がる事が出来て本当に嬉しいです。

また遊びに来て下さいね☆