精神科ナースマン

精神科で働く看護師さんのブログ

受容と共感を尾木ママから学ぶ

2011年12月08日 | 医療

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こんにちわ。
nursmanです。 
先日、何の番組だったか覚えていませんが、尾木ママが不良への関わり方として下記のようなことをおっしゃっておりました。

とにかく、頭ごなしに怒っちゃダメ
尾木:「どうしたの?」←まずは、理由を聞くこと
不良:「○○センコーが○○って、言いやがって、頭に来ちゃったよ」(怒)
尾木:「そんなこと言われたら、頭に来ちゃうよねー」←受容して共感する

頭ごなしに怒って、大人が正しい行動を提示しても反発するばかり。
頭ごなしに怒るのではなくて、受容して共感すると生徒は教師へ心を開いて、大人が考えている正しい行動を自ら口に出すようになり行うようになる。

この番組を見てて、精神科でも似たようなことをしているなぁ~なんて感じた。

逸脱行為があったときに「そんなことしちゃダメでしょーっ!」とか「こうした方がいい」だの「あ~、した方がいい」だの、いきなり正しい望ましい行動モデルを示したり押し付けたりするのではなくて、受容と共感から入る。
患者は、その行動に至った「辛い」「困った」「しんどい」「頭に来た」話をしはじめる。
他者に「辛い」「困った」「しんどい」「頭に来た」ことを分かってもらえると安心したり、気持ちが楽になる。
ここで受容と共感をするのだが。。。
この時、あまり、受容共感の仕方を強調し過ぎると「偽善」っぽくなるので要注意。(笑)

自分を他者へ理解してもらって、はじめて落ち着いて具体的にこれからどうして行けばいいのかを考え始めることが出来る。
すると。。。

医療関係者が正しい望ましい行動モデルを押し付けなくても患者は、そのような行動や対処、思考を選択しはじめる。
もちろん、一回、話を聞いたからと言って、いきなり正しい行動や対処、思考に向かう訳ではありませんが、繰り返し受容と共感を行うことが極めて重要だと思っています。
「辛い」「困った」「しんどい」「頭に来た」を受容的に聞くだけでも気持ちは楽になる訳ですから、これだけでも患者にとっては有益ではないでしょうか。。。


東京モーターショー@東京ビッグサイト
今日は、平日だというのにものスゴイ人だらけだった。
電気自動車やハイブリッド車の出展が多かった。
充電した車から電気を取り出して家の電源として使うなんてのも出展されていて、車のエネルギー事情も変化しつつあるようですね。。。

いつも最後まで読んで頂きましてありがとうございます。。。

 

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