インマヌエル沼津キリスト教会

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異邦人のほうへ向かったパウロ(2017.6.11 礼拝)

2017-06-15 03:50:29 | 礼拝メッセージ
2017年6月11日礼拝メッセージ
『異邦人のほうへ向かったパウロ』
【使徒13:44~52】

はじめに
 先週はペンテコステ礼拝がありましたから、パウロの伝道旅行の学びをお休みにしましたが、きょうからまた戻ることにします。
 きょうの聖書朗読の箇所は、44節からとしましたが、ここは前回の箇所から間を少しスキップしています。それで、まず44節より前を見ておくことにしましょう。

旧約聖書を土台にしたパウロの説教
 13章の1節の時点では、パウロとバルナバはまだアンテオケの教会にいました。この時は、パウロの名前もまだサウロでした。2節にあるように、彼らが主を礼拝し、断食をしていると、聖霊が、「バルナバとサウロをわたしのために聖別して、わたしが召した任務につかせなさい」と言われたので、アンテオケ教会の人々は二人を送り出しました。ここからパウロの第一次伝道旅行が始まりました。
 後ろの地図で確認しておくと、彼らはセルキヤから船でキプロス島に渡り、島全体を巡回して神のことばを宣べ伝えた後で、パポスから船出してベルガに渡りました。そして、ピシデヤのアンテオケに行って、安息日に会堂に入って席に着きました。14節と15節をお読みします。

13:14 しかし彼らは、ペルガから進んでピシデヤのアンテオケに行き、安息日に会堂に入って席に着いた。
13:15 律法と預言者の朗読があって後、会堂の管理者たちが、彼らのところに人をやってこう言わせた。「兄弟たち。あなたがたのうちどなたか、この人たちのために奨励のことばがあったら、どうぞお話しください。」

 このように会堂の管理者たちから話し掛けられて奨励のことばを語ることを勧められたパウロとバルナバは、きっと、普通の旅人とは違う、神様に用いられている器の独特のオーラを放っていたのだろうなと思います。彼らは聖霊に満たされていましたから、気力も充実していて、会堂の管理者たちがこのように言わずにはいられないほどの霊的な雰囲気を持っていたのだろうなと思います。
 続いて16節と17節、

13:16 そこでパウロが立ち上がり、手を振りながら言った。「イスラエルの人たち、ならびに神を恐れかしこむ方々。よく聞いてください。
13:17 この民イスラエルの神は、私たちの父祖たちを選び、民がエジプトの地に滞在していた間にこれを強大にし、御腕を高く上げて、彼らをその地から導き出してくださいました。

 こうしてパウロは、旧約聖書に書かれている事柄を語り始めました。前回のメッセージで私は、使徒たちの説教は、皆、旧約聖書を土台にした説教であったことを話しました。ペテロもステパノも、旧約聖書を引用しながら人々に語りました。
 それはキリストがこの世に来ることが旧約聖書で約束されていたからです。ですから、このピシデヤのアンテオケの会堂においてもパウロはそのように語りました。少し飛ばして23節、

13:23 神は、このダビデの子孫から、約束に従って、イスラエルに救い主イエスをお送りになりました。

 そうしてパウロはイエス・キリストについて語り始めました。

大成功だったパウロの説教
 この説教の詳しいことについては難しい部分もありますから、省略しますが、この説教は大成功でした。42節と43節、

13:42 ふたりが会堂を出るとき、人々は、次の安息日にも同じことについて話してくれるように頼んだ。
13:43 会堂の集会が終わってからも、多くのユダヤ人と神を敬う改宗者たちが、パウロとバルナバについて来たので、ふたりは彼らと話し合って、いつまでも神の恵みにとどまっているように勧めた。

 42節に「人々は、次の安息日にも同じことについて話してくれるように頼んだ」とありますから、このパウロの説教は本当に人々の心に響いたのですね。そして人々は、このパウロの説教を聞き逃した人にも次の安息日に聞いてもらいたいと思って、周囲の人々に話して会堂に誘ったのでしょう。44節、

13:44 次の安息日には、ほとんど町中の人が、神のことばを聞きに集まって来た。

 このピシデヤのアンテオケの町の人口がどれぐらいかはわかりませんが、「ほとんど町中の人が」とありますから、かなり多くの人々が会堂に集まって来たようです。しかし、45節と46節、

13:45 しかし、この群衆を見たユダヤ人たちは、ねたみに燃え、パウロの話に反対して、口ぎたなくののしった。
13:46 そこでパウロとバルナバは、はっきりとこう宣言した。「神のことばは、まずあなたがたに語られなければならなかったのです。しかし、あなたがたはそれを拒んで、自分自身を永遠のいのちにふさわしくない者と決めたのです。見なさい。私たちは、これからは異邦人のほうへ向かいます。

異邦人のほうへ向かったパウロ
 ここでパウロは、自分たちが異邦人のほうへ向かうと明確に宣言しました。それは、旧約聖書の預言に基づくものでした。47節、

13:47 なぜなら、主は私たちに、こう命じておられるからです。『わたしはあなたを立てて、異邦人の光とした。あなたが地の果てまでも救いをもたらすためである。』」

 下の脚注の47節の所を見ると、このみことばはイザヤ書49章6節の引用であることがわかります。このイザヤ書49章は、ご一緒に確認したいと思います(旧約聖書p.1207)。

49:6 主は仰せられる。「ただ、あなたがわたしのしもべとなって、ヤコブの諸部族を立たせ、イスラエルのとどめられている者たちを帰らせるだけではない。わたしはあなたを諸国の民の光とし、地の果てにまでわたしの救いをもたらす者とする。」

 主はイザヤを通して、救いがユダヤ人だけでなく地の果てにいる人々にまで救いをもたらすと仰せられました。アジアの一番東の端っこに住んでいる日本人の私たちなどは、まさに地の果てに住んでいる者たちです。皆さんは世界標準の世界地図をご覧になったことがあるでしょうか(週報p.3)。世界地図というと私たち日本人は日本を中心にした世界地図に慣れ親しんでいますが、欧米では週報にあるようなヨーロッパが中心にある世界地図が使われています。この地図では日本はヨーロッパから見ると遥か東の彼方にあります。ですから、日本がある地域は極東と呼ばれ、英語ではFar East(遠い東)と呼ばれています。神様はこのような極東の地域に住む私たちをも救って下さるとイザヤ書49章で言っておられます。

すべての者を救いたい神
 そして、このことが預言されているのは49章においてだけではありません。他にもイザヤ書のいくつもの箇所で、預言されています。たとえば52章です。52章の7節から10節までを、交代で読みましょう。

52:7 良い知らせを伝える者の足は山々の上にあって、なんと美しいことよ。平和を告げ知らせ、幸いな良い知らせを伝え、救いを告げ知らせ、「あなたの神が王となる」とシオンに言う者の足は。
52:8 聞け。あなたの見張り人たちが、声を張り上げ、共に喜び歌っている。彼らは、【主】がシオンに帰られるのを、まのあたりに見るからだ。
52:9 エルサレムの廃墟よ。共に大声をあげて喜び歌え。【主】がその民を慰め、エルサレムを贖われたから。
52:10 【主】はすべての国々の目の前に、聖なる御腕を現した。地の果て果てもみな、私たちの神の救いを見る。

 10節に、「【主】はすべての国々の目の前に、聖なる御腕を現した。地の果て果てもみな、私たちの神の救いを見る。」とあります。このように、地の果て果てに住む者もみな、救いの恵みに与ることができます。

 前にも話したことがあるかもしれませんが、イザヤ書52章7節は、私の召命のみことば(神様から召し出された時にいただいたみことば)です。

52:7 良い知らせを伝える者の足は山々の上にあって、なんと美しいことよ。平和を告げ知らせ、幸いな良い知らせを伝え、救いを告げ知らせ、「あなたの神が王となる」とシオンに言う者の足は。

 このみことばの中でも特に、「平和を告げ知らせ」という部分が、私に与えられた使命です。12年前から10年前に掛けての3年間(2005年から2007年までの3年間)、私は何度も広島の平和公園に行きました。そして平和公園に行くと必ず、「私を平和のために用いてください」と祈りました。そうしたところ、色々なことがあって2008年に私は前の職場を退職してBTCで聖書の学びを始めることになりました。
 そうして2007年から10年が経った今年、平和の働きのための本を出版することができました。昨日からようやく書店の店頭でも販売されるようになりましたが、10日ほど前に私の所に印刷所からこの本がたくさん送られて来た時、私はこれまでお世話になった方々などにこの本を郵便で送りました。半分ぐらいはクリスチャンではない方々です。そうして、先週、本を受け取ったという便りがいくつか届きました。そして、クリスチャン以外の方々も本を読んで下さっていることがわかって、とてもうれしく思いました。平和の問題に関しては誰でも関心がありますから、読んで下さっているのだと思います。
 次の本も出せるようにしたいと思いますが、まずは今回の本が多くの方々に読まれることを願っていますから、皆さんもお知り合いで読んでいただきたい方がいらしたら、どうぞおっしゃって下さい。

おわりに
 主は地のユダヤ人も異邦人も、地の果てに住む者たちまでも、すべての人々を救いたいと願っておられますから、私たちもそのために働きたいと思います。使徒の働き13章に戻ります。48節と49節を交代で読みましょう。

13:48 異邦人たちは、それを聞いて喜び、主のみことばを賛美した。そして、永遠のいのちに定められていた人たちは、みな、信仰に入った。
13:49 こうして、主のみことばは、この地方全体に広まった。

 こうしてパウロの第一次伝道旅行で多くの異邦人たちが信仰に入りました。
 私たちも、この沼津の地域の人々がみな信仰に入ることができるよう、イエスさまの福音を宣べ伝えて行きたいと思います。一人でも多くの方が、私たちの教会を訪れて、そして仲間に加わっていきますように願い、お祈りいたしましょう。
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