Enjoy Sailing

江ノ島で活動する「NTT東京ヨット部」のブログです。全日本実業団で好成績を挙げることを目標に活動しています。

兵庫の星輝くとき 26日から新潟国体

2009年09月28日 | News&Events
NTT関西ヨット部の大津さん、岩崎さんが神戸新聞で「兵庫の星」として記事になりました。
バルセロナ五輪代表選手の大津さんは、兵庫県の監督を8年務めてからの現役復帰だそうです。恐るべし大津さん。オールNTTでは「わしゃ、もうええんや。」とか何とかいっておられましたが・・・。何はともあれ同じNTTヨット部として好成績を期待せずにはいられません。ファイト大津/岩崎組!


大津選手@オールNTT前夜祭にて

神戸新聞の記事はこちらから
http://www.kobe-np.co.jp/news/sports/0002382929.shtml

新潟国体の大会サイト
http://www.tokkikki.jp/

全日本実業団レポート(レース篇)

2009年09月25日 | Race
今年の会場は千葉の稲毛ヨットハーバー。東京湾の最も奥に位置する稲毛は、風がなければフラット、風が吹けば三角波が立つという海面のため、日頃活動している江ノ島とは特徴が異なるゲレンデです。会場入りしてから練習する間もなかったため、セールのセッティングや走らせ方を短時間で合わせていくことが、レースで前を走るための課題となります。

◎Day1(9/20)
初日は台風14号の影響が懸念されたもののレース開始予定時刻の12時には風は順風程度に落ち着き、絶好のレースコンディションかと思われました。しかし、風向が安定せず、また途中何度かトライしたスタートでもゼネリコを繰り返し、結局第1レースのスタートは14:40でした。
最初のレースはセーフティに走り、その後のレースにリスクを抱えないことを目指して4艇は走りました。結果、Aチームは、13-14。Bチームは29-31。上位入賞を目指すAチームにとっては納得できる順位でのスタート。入賞圏内を目指すBチームにとっては、物足りないスタートとなります。
続いて行われた第2レースは、風向、風速ともに第1レースとほぼ同じコンディション。Aチームは10-23と、少しスコアを崩します。一方、Bチームは38-26。藤武艇のトラブル(スタート前にジブトップのガラミが解けた)もあり、厳しいスタートとなります。


初日の2レースで安定した走りをみせた山崎/篠田組

◎Day2(9/21)
台風が遠ざかり、この日は予報どおりの微風レース。4艇とも体重が軽いチームでは決してないため、微風コンディションでは風を読む力とスタートが非常に重要になってきます。第3レースは160°設定で12:30にスタートしました。ラインは下有利でしたが、右海面に薄く残るブローを狙って上よりからスタートした艇団がレースをリードする展開へ。右有利と予想したAチームは2艇とも上寄りからスタートを決め、いい位置につけます。一方、下寄りからスタートしたBチームは苦しい展開です。スタート時はしっかり入っていた風も、レグを重ねるごとに風はなくなり、下マークでコース短縮となった結果、Aチームは、7-9と2艇ともシングルでフィニッシュ。一方のBチームはタイムリミット(トップから20分)に間に合わず、2艇ともDNFとなってしまいました。
その後、無風状態がしばらく続きもうレースはできないかという雰囲気が漂い始めた時、少し入ってきた南西よりの風で第4レースがスタートします。入り始めたばかりの風のため、左右どちらが有利な風か判断が難しいなか、風はそれほど大きくシフトせずに、少し上有利のラインからきっちりと第一線ででた艇がトップグループを形成しました。Aチームはトップ集団に食い下がるかたちで上マークを回航。Bチームも中団グループで上マークを回航していきます。しかし、上マークまで続いた風も第3レースと同様にレグを重ねるごとに風が弱まっていき、下マークを回航するころにはかろうじて残っている程度。2上へのコース選択が明暗をわけました。結果は左に伸ばした艇は残った風にのってフィニッシュできましたが、右に伸ばした艇は無風地帯にはまりタイムリミットとなりました。Aチームは5-16。Bチームはこのレースも2艇ともDNFとなってしまいました。
不安定な風のため上位陣がスコアを崩すなか、しっかりした走りを見せたAチームが3位につけました。


第3-4レースを、2連続シングルと快走した尾形/百瀬組

◎Day3(9/22)
予定していた8レースのうち4レースしか2日目までに消化できていなかったため、レース委員会は最終日のスタート時刻を30分早め9:00としました。なんとか2レースやる意向です。なお、2レース実施されれば、捨てレースが発生します。
第5レースは、第4レースと同様、吹き始めたばかりの安定しきっていない風で行われました。Aチームは右海面有利と見て右に位置しますが、右は最初しか伸びず左からシフトとプレッシャーを伴ういいブローが入り、右艇団は大きく出遅れます。結局、序盤の出遅れを挽回することができず、Aチームは22-34と2艇ともに下位に沈み56点と大叩きしてしまいます。一方、昨日のレース結果に奮起したBチームは、左寄りのブローをうまく拾って、7-18とまとめす。
続いて行われた第6レース、3位を死守するためには第5レースをカットレースとするためにこのレースでなんとか挽回するしかないAチームは、上有利のスタートからしっかりと第一線でスタートします。しかし、焦りがでてきたのか2艇とも上マーク付近で左右から入ってきたブローをうまくつかめず、トップ集団から少し離されて上マークを回航します。ほぼそのままの順位で下マークを回航し、次のアップウインドでは、途中まで左寄りに展開したものの、そのさらに奥からはいってきた左のブローをつかめずに、トップ集団をつかまえることができません。風が落ちていくなか最後まで懸命の走りを続けるものの、結局中位グループから抜け出せずにAチームは16-22でフィニッシュ。3位を争っていたホンダ熊本は2艇がシングル上位でフィニッシュ、アイシン精機も1艇がシングルでフィニッシュしたため、残念ながら3位を守ることできず最終結果は4位となりました。
一方、Bチームは第5レースの好調を維持し、11-17でフィニッシュ。最終結果は13位まで挽回し、この大会を終えました。


第5レースでシングルを快走した佐々木/梶川組(写真中央)


関東MVPの藤武/渡辺組も最終日に意地をみせました(写真右)

昨年度とよりもひとつ順位が上がった分だけ、レース内容に手ごたえを感じる部分も増えてきましたが、課題となる部分も改めて浮き彫りになりました。来年度は確実に3位以上を狙えるように、その課題をしっかり克服していきたいと思います。

◎最終結果

1.アイシン・エーアイ 10-9-20-12-(23)-18 69p
2.ホンダ熊本 5-10-40-(54)-17-6 78p
3.アイシン精機 (42)-19-11-16-29-33 108p
4.NTT東日本A 27-34-16-21-(56)-38 136p
5.豊田自動織機 19-21-(45)-26-34-43 143p
6.三菱重工業広島 28-39-31-(47)-37-14 149p
7.日立製作所 16-27-57-(60)-45-21 166p
8.マツダ 38-36-20-43-37-(60) 174p
13.NTT東日本B 60-64-(82)-82-25-28 259p


[速報]4位入賞

2009年09月23日 | Race

20日~22日まで千葉県にて行われた全日本実業団において、NTT東日本 東京ヨット部は4位入賞を果たしました。最終日までは3位につけていたため、悔しい部分もありますが、昨年度の5位を上回り、クラブ史上最高順位をまた一つ更新できたことには満足しています。
千葉まで応援に駆けつけていただいた皆さま、またこの一年間ご支援いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
詳しいレポートは後日UPいたします。


全日本実業団プレビュー

2009年09月17日 | Race
いよいよ今週末から全日本実業団です。選手は19日(土)に江ノ島に集合→艇積込み→トラックともに移動→積下ろし→計測。20日(日)PMからレース開始というスケジュールです。昨年度の5位入賞を上回る成績を目指して、稲毛沖で頑張ってまいります。応援よろしくお願いいたします。

期日 平成21年9月20日(日)~22日(火)
場所 稲毛ヨットハーバー(千葉市美浜区磯辺2-8-1)
大会HP  http://www.city.chiba.jp/somu/shichokoshitsu/kokutai/kokutai-top.html


今年の大会マスコットは「チーバ」クンです。


Fast Streaming, Fast Sailing

2009年09月14日 | Wild card
ブロードバンドの普及により、セーリング競技のメディアへの露出は飛躍的に高まりました。ISAFワールドカップをはじめ、各クラスの世界選手権においては、レース模様がすぐにwebへアップされるようになったため、トップ・セイラーのテクニックを目にする機会は数年前には考えられないほど増えました。

NTT東日本は光ファイバーによる最大100Mbpsの超高速ブロードバンド・サービス「フレッツ光」を提供しています。フレッツ光をご利用いただくことで、世界中のセーリング関係のニュースサイトに快適にアクセスできるだけでなく、動画のストリーミングもストレスなくお楽しみいただけるでしょう。

そこで、セーリング技術・知識の向上に役立つおすすめサイトをいくつかご紹介いたします。セイラーの皆さまには、これらの動画をfast streamingできるフレッツ光で是非チェックいただき、fast sailingを追求いただければ幸いです!

北京五輪セーリング競技ダイジェスト

北京五輪のセーリング競技のダイジェストです。メダルレース中心のセレクションは必見です。


ISAF Sailing World Cup

ISAF Sailing World Cupは、年間全7レガッタで世界一を決めるオリンピック・クラスのシリーズ戦です。五輪メダリストたちの技を盗んでください。


2009 Snipe World Championship

サンディエゴで開催された2009年ワールドの全レースがアップされています。第10レースでは日本の中村匠/白石潤一郎ペアが堂々のトップフィニッシュを決めています。

Volvo Ocean Race 2008/2009

アメリカズカップ、オリンピックと並び、最高峰のヨットレースのひとつである世界1周レースです。クレイジーなスピードで荒れる外洋を疾走するセーリングは、セーリングのイメージを覆します。

KANPEI EARTH MARATHON

間寛平さんが、ヨットとマラソンによる世界一周にトライしています。すでに太平洋と大西洋は横断し終えていますが、ダイジェスト映像を是非ご覧ください。