星くず日記

お気に入りの音楽のことや日々チョットしたことをまったーりと綴っていきます

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「おくりびと」を見て

2009-08-27 17:35:44 | Weblog

 

昨日、録画していた映画「おくりびと」を見ました。

wowowが放送したものだったので、途中CMとかで途切れることがなくて、とっても良かったです。

映画はやっぱり、CMなしがいいですネ

 

そういえば最近、全然、映画館へ行ってないなぁ~

若い頃は映画好きで、よく名画座みたいなところで、朝から晩までずっと映画を見ていました。

入れ替えとかなかったので、ずっと中にいれたのよ。

ひょっとしたら、ただの時間潰しをしてただけかも~

 

「おくりびと」は米アカデミー賞y、日本アカデミー賞を受賞したので、みなさんも御存知でしょう。

 

モックンが“納棺士”の役をしたアレですよ

 

実は、私、世間的には中年と呼ばれる世代ですが、“納棺士”ってほとんど知りませんでした

“湯灌”という言葉は聞いたことがあったけど、実際にその現場に立ち会ったことがありません。

 

そうだなぁ~、sUnさんのお父さん・ボブが亡くなったときは~~。

 

ボブは膀胱ガンの摘出手術を受け、その後元気にしてたけど、だんだん酷い腰痛で動けなくなったんだと。

普通の湿布薬等では全然効き目がなくて、馬に使う鎮痛薬も塗ってたって聞きました。

病院嫌いのボブをやっと病院に連れて行くと「即入院」

病名は「糖尿病」

うっそー、なんで「糖尿病」で寝たっきりになるほど腰が痛くなるの

 

痛い腰は全然治まらないもの、あっという間に退院しちゃったボブ

それでも、どうしても我慢がならなくて、札幌の病院へ行ってみると。。。

「胃癌の末期です。もう治療ができませんのでここには入院できません。紹介状を書きますので、近くの病院へ入院してください」

 

丁度その頃、私たちはsUnさんの転勤で、まさに仙台引越し中でした。

 

ポン子さんの所へ子どもたちを預けていたので、大方片付けて、子どもたちを迎えに行くと「ボブさん、苫小牧に入院しているらしいよ~」

 

「聞いてないよ、そんなこと~」

慌てて苫小牧の病院へ駆けつけると

「ヤバイよ、ヤバイよ。ボブさん、かなりヤバイよ~」

 

私、駅前のスーパーで下着やらシャツやら、パンとか買って、家には帰らずボブの付き添いをすることにしました。

泊り込みの付き添い始めて10日ちょっとで、あっけなく逝ってしまったボブさん。

私は体力の限界に近かったから、私の身を案じてくれたのかなぁ~。

 

そんな訳で、sUnさんの家にボブを連れて帰り、私がヘロヘロになっていたので、みんなが「寝ろ、寝ろ」と勧めてくれて。。。

 

私、爆睡も爆睡  何時間寝たのか全然わかりません。

仏間にボブが浴衣を着て布団に横たわっていたのは覚えているけど、その後、どうなったのか、私は何をしていたのか、丸っきり覚えていません

 

田舎なので、近所の人が全部やってくれていたんですよね。

有名な「葬式バアサン」が台所は全て仕切っていたはずです。

私は何をしてたんでしょうねぇ~

 

 

ところで映画を見ての感想は・・・

「葬式」はいらないけど、「湯灌」は丁寧にしてもらいたいなぁ~。

焼くだけなんだし、いいじゃん。っていわれそうだけど。。。

 

日本には美しい四季があるように、美しい冠婚葬祭があったんだな~。

「面倒くさい」と思われがちなことにも、ちゃんと意味があったんだなぁ~。

「死出の旅立ち」

“死出”と辞書を引くと、~の門出とあります。

門出 かどでぇ~

そいいえば、火葬場のおじさんのセリフに「門をくぐる」ってありましたね。

なんとなく、日本人の忘れた「死生観」みたいなのが見えたような気がします。

 

それから、モックンが鮭の遡上を見ている時、「最後はふるさとに帰りたいんじゃないかなぁ~」って云われますよね。

昔々、おばあちゃんに、「私たちは黄泉で生まれたから、死んだら黄泉に帰るんだよ。生まれた所に帰るんだよ。」って教えられたことを思い出しました。

意味は違うんでしょうけど、フト思い出したんです。

 

それから、映画のとっても素敵なワンポイントになっていたのが「石文」

※石文=人が言葉を持たなかった時代、思いを伝えるために石を渡した風習。

 とってもスケールの大きなロマンを感じました でも当時は大きな勘違いもいっぱいあったんだろな。

その勘違いがまた、大きなドラマを生んだりするのよね。

 

ところで、この「石文」って向田邦子さんのエッセイにあるんですって

知らなかった~ 私、向田さんのファンで本もたくさん読んでたはずなのに~。

 

『死』を扱った映画なのに、笑いあり涙あり、喜怒哀楽全てがあってプラス、ガツガツものを食べるシーンがあります

そう、どんなに辛い時でも悲しい時でも、お腹空くのよね

生きる=命を喰らう

 

美しい音楽と美しい風景。

映画の中にフルコースのメニューがあるのに、見終わった後に全然お腹も胸も重たくない。

何も残らないのかと云われれば、ちゃんと何かが残っている。

私にとって、大好きで大切な「映画」になりました。

たくさんの人に見てもらいたいな~って心底思った映画です

 

 

実は、今日8月27日はsUnさんの誕生日

そして、ボブさんの命日です。

ボブさんが死んでから、ハッピバースデーの歌やケーキはなくなったけど、今日はうちにとって、とっても大切な日なんです。

 

ボブさん、なんのお構いもできないけど、ほんのちょっとだけでもウチに寄って行ってよね。

朝から来てるって~

そしたら、私がヨダレたらしながら昼寝してたのも、見てた~???

 

 


追記だよ~ん。 この「おくりびと」を見ての感想は、私のブロ友POKIさんがとっても素敵な文章を書いています。(7/19 今更ながら観るオンナ) できればそちらも読んでいただけたらなぁ~

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4 コメント

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気にはなっていましたが。 (よの字)
2009-08-27 19:39:16
観る機会もなく、そのままになっていました。
そうですか、snowさんオススメとあらば、
是非観なくてはね!

TVでやらないかなぁ~。
いい映画のようなので、そのうちやりますよね。

ボブさんの介護、されたんですね。
大変でしたね。ボブさんも、最後はsnowさんに
お世話してもらえてよかったですね!
私も最後は、他人でもいいから優しい人にお願いしたい。

sUnさん、お誕生日おめでとうございます。
きっとボブさんも、遊びに来られていたことでしょう。
お昼寝、ばっちり見られてますよ(笑)。
見ました (メロンパン)
2009-08-27 22:00:13
「おくりびと」私も見ました。私が日頃縦結びを注意しているのをこの映画を見た娘はわかってくれた様です。(縦結びは直りませんが…)
よの字さんへ (snow)
2009-08-28 16:23:52
号泣すると思って、ティッシュの箱を抱えていたんだけど、意外に笑いの場面が多くてビックリです。
「山田辰夫さん」と「峰岸徹さん」は、とっても素晴らしかったです。お二人のこと、しっかり胸に焼きつきました。
ぜひ、ご覧になって下さい。

兄嫁は家業の店があったので、私がボブの付き添いをすることになりました。
振り返ると、付き添いをさせてもらえて、ヨカッタと思っています。
寝たきりだったので足が臭かったのね。だから、きれいに足を洗ってあげたのよ。
危篤になった時、みんなが足とかさすってね、義母にキレイナ足でよかったって感謝されたの。
でもね、本当に臭くて臭くて酷かったからなんだけどね。

メロンパンさんへ (snow)
2009-08-28 16:32:40
そうそう、私も小さい時から「縦結び」を注意されました。
なかなか、上手に結べなくってね。。。
息子達、ちゃんと結べているのかな

旅館の浴衣とか、時々「左前」の人を見かけます
息子にもよく言って聞かせましたが、わかってるのかな~。
そういえば、きちんと教え込んだことって、なかったよなって反省しています。
最近、亡くなって真っ直ぐ葬儀場へ運ばれる人が増えているのよね。切ないですね。

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