起業には「理念」が必要です。
あのソニーやホンダも、創業当初から高邁な理念を持っていました。
でも、批判を承知の上で言うのですが、起業したてで資金繰りで
手一杯の会社が、あまり理想を追い過ぎるのはどうかと思います。
「衣食足りて礼節を知る」のたとえどおり、まずは事業の基盤を固める
ことが先のような気がします。
先日お邪魔した会社の壁に、「社会に貢献」と大書した色紙が
掛けてありました。
でも、社会への貢献のしかたにはいろいろあって、寄附をするとか
ボランティアをやるとか、そういう直接説的な貢献ばかりが
社会貢献ではないでしょう。
たとえば普通に社員を雇用して、普通に納税することも、立派な
社会貢献になると思うのですが・・・。
「当たり前のことじゃないか!」と叱られそうですが、周りを見ると
この当たり前のことが当たり前にできていな場合が意外と多いのです。
大々的に飲食店をチェーン展開している某企業は、立派な理念を
お持ちとのことで有名ですが、あまりに離職率が高くてブラック企業の
筆頭だとか。こういう会社は、理想を書いた色紙を壁に掛けるよりも
自分の足元を見つめ直すことが先のような気がします。
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