殿は今夜もご乱心

不倫が趣味の夫と暮らす
みりこんでスリリングな毎日をどうぞ!



珍味

2017年07月12日 10時29分59秒 | みりこんばばの時事
帝王のお宅が大変らしいではないか。

二時間ドラマの帝王、船越英一郎さんの不倫で

妻の松居一代さんが騒いでいるという。

憎い旦那と憎い愛人に対する彼女の言動の数々は

その昔、私が夫や女にしてやりたかったことと同じだ。

恥をかかせてダメージを与え、ボコボコにして葬ってやりたい‥

浮気された妻の本心は、時代が変わっても似通ったものらしい。


が、うちは庶民。

当時はツイッターやYouTubeなんて無かったし

夫と女の非を何らかの方法で広く世間に訴えたところで

彼らには失うものが無い。

恥知らずに恥をかかせるのは不可能であり

葬るもなにも、うだつの上がらぬマイナーカップルを

これ以上、葬りようがないではないか。

第一、自分の子供や親きょうだいが笑い者になる。

だから辛抱するしかなかった。

いっときの激情を行動に移す快感と

自分の負うリスクとを天秤にかけた打算の結果であり

私が忍耐強かったわけではない。



さて本題に戻って帝王のお宅。

二人が結婚する前、松居一代さんの買った欠陥マンションが

話題になったことがあった。

松居さん、裁判で戦って最終的には勝訴。

ゼネコン相手にたいしたものだが

そのことを話す彼女の目つきと口ぶりに狂気を感じた。

民主党(当時)の蓮舫議員とそっくりだとわかったのは、ずっと後。


人気絶頂だった船越さんが、彼女と結婚した時は正直思った。

「帝王は珍味がお好き?」

年上で連れ子があり、性格は並外れてきついとわかっている‥

火中の栗拾いという印象は否めない。


それからしばらくして船越さんは

当時、これまた人気絶頂だった江原啓之さんの霊視番組に出演した。

松居さんの連れ子が可愛いくてしかたないと目を細める船越さん。


「他人の子が可愛いわけないじゃん」

私はそう思ったが、江原さんは優しく言った。

「このお子さんとは、前世で実の親子でした‥

お子さんがあなたを引き寄せたのです‥」

それを聞いた船越さんは、手放しで泣くのだった。


継父(ままちち)の鑑(かがみ)として

おそらく世間も感動したことだろう。

しかし私は、船越さんの涙に別の感情を垣間見た気がした。


家族の猛反対を押し切っての結婚。

反対が強ければ強いほど「やっぱり無理でした」

とは言えないものだ。

彼は他人の子供を一生懸命、可愛く思おうと努力していたはずで

その努力は“錯覚”という境地で、何とか安定を保っていたと思う。


しかし本能とは正直なもの、必ず無理やひずみは出てくる。

それを感じると自身を責め、反省し、また錯覚の境地へ立ち戻る。

なぜか。

このコースを踏み外したら、後悔という名の本心へ転落してしまう。

帝王としては、決して踏み外すわけにはいかない。


張り詰めた船越さんの心に、江原さんの言葉は沁みたはずである。

「前世で実の親子だった」

「お子さんがあなたを引き寄せた」

さすがはスピリチュアルで商売をするプロ‥私は感心した。

スピ業界では真実よりも、相手を喜ばせる方が尊ばれる。

江原さんに後悔への道筋を消してもらった船越さんは

安堵の涙を禁じ得なかった‥

それが真相だと思う。


この時と前後して、松居さんはお掃除の大家として名を馳せるようになった。

しかしメディアに彼女の露出が増加するにつれ

「やっぱり珍味」

と再認識した。

部屋の汚い芸人の住まいに行き

叱咤しながら掃除をしてやるのだが

耳を覆うばかりの罵詈雑言は聞き苦しいものであった。


最も衝撃だったのは、キッチンの掃除指南。

どこの家にもある、シンクに備え付けのカゴ状のゴミ入れ‥

ほら、水道の蛇口の下にある、ステンレスでできた円筒形のやつ‥

あれの掃除の時、彼女は高らかに言い放つ。

「うちはお野菜ゆでたら、ここへ流すの。

だからザルは使いません」


それだけ綺麗にしているということだろうけど、物には上下の区別がある。

ゴミ入れですすがれたほうれん草、私は食べたくないし

家族にも食べさせたくない。

「この人、日本人なんだろうか?」

疑問が湧いたのは、この時だった。

帝王、苦労しているのではなかろうか‥

余計なことだが、そう思った。


そのうち松居さんは、プロ野球の始球式に出ることになり

キャッチボールの練習をしていて鼻を骨折した。

気丈にも始球式には出ていたが

「いずれ本当に鼻をへし折られることになる」

そんな警告に思えてならなかった。


で、時は流れ、今回の不倫騒動。

「お掃除好きなしっかりした奥さん」の路線で

イメージを固めてきた松居さんにとって

絶対にあってはならないこと。

家が綺麗でも浮気は起こり

しっかりしてても家庭不和が訪れるとなれば、死活問題である。

が、やればやるほど逆効果。

民衆は帝王の苦難の年月をしのぶようになり

松居さんの思惑に反して、彼の株は上昇するばかりだ。


悩みやつれた姿を人前にさらし

本能のおもむくままに激情を吐露する女性

私の周囲にもいたが、やがて多くは心身の健康を害し

激しい性質から持て余されて、孤独な老後へと向かう。

身体には良くなさそう。


が、転んでもタダでは起きない女性のようなので

いずれ落ち着いた頃には、不倫相談の大家として

ひと儲けなさるかもしれない。

楽しみなような、もう見たくないような。
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6 コメント

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鋭いですねー (いかどんぶり)
2017-07-12 14:03:08
みりこんさん いつもながら ははぁーと、溜飲が下がりました。
何度かコメント入れようと思った事が有りましたが 内容を練っている間に 今更書いてもなぁ〜と
お邪魔だけの日々でございました。

私もずっと前 多分江原さんの前 金ピカお方の ズバリ言うわよで"そんなにキツイと いつかご主人に捨てられますよ"みたいな事言われても あの方は ニコニコしながら "はい ご助言ありがとうございます"って応えていて わぁ船越さん大丈夫かな?なぜこの人を?って思ってましたが まさか ー(本日のタイトル)とは。

連日のマスコミにも ウンザリでしたので バッサリとありがとうございます。
これで 少し涼しくなりそうです。
溜飲 (みりこん〜いかどんぶりさんへ)
2017-07-12 22:07:35
下がりましたか!
それは嬉しい!
少し涼しくなりそうなんて、ありがとうございます。

「ズバリ言うわよ」
懐かし〜!
そんなお方もいましたね〜。
松居さん、対決なさったのね。
知りませんでした。
さぞや見ものだったと思います。
今にして思えば帝王の両親があんなに反対したのも
うなづけるというものです。

私は帝王の芝居、あんまり好きじゃなかったんですよ。
帝王として祭り上げられ過ぎて、かっこいいセリフを
長々と演説したり、かっこよ過ぎに作られた
サービスのキャスティングが多くて面白みが無かった。

芝居は確かに上手いけど、不自然なほど優遇され
やたらいい役柄をもらい続ける橋爪功さんと双頭。
橋爪さんもヤク中の息子さんでえらいことになりました。

ともあれ帝王の芸風が、これで多少変化して
別の顔が出てくることを期待しています。
 (いかどんぶり)
2017-07-12 23:18:40
眠れないので 又お邪魔させて頂きました。
ズバリの方も あの頃TVのレギュラー持ってて かなり威圧的に思えたので ↑の様な言い方をされたら TVだから感情を抑えつつも 表情がこわばるかなと 思って見てましたが 意に介さないと言うふうに ニコニコして受け流されたから ヒェ〜(怖)って。

又 面白い切り口 楽しみにしています。
あら〜! (みりこん〜いかどんぶりさんへ)
2017-07-13 13:26:34
>眠れないので又お邪魔‥
とっても嬉しいです。

ズバリの方(爆)の威圧感、ハンパなかったですよね。
多くの人があの罵倒に酔っていた時期は
日本の黒歴史の一つだと思います。
民主党の仕分けと同じく
誰かが誰かをいたぶるさまを見て喜んでいるうちに
日本はさらにがけっぷちへ歩を進めた感。

しかしまた、占いの方はともかく
裏社会でシタタカに生きてきたおばちゃんならではの
人間観察や人物評には、時としてうなづけるものがありました。

人が自分にひれ伏すところを見るのが好きな人って
いますよね。
たいていは「お里が知れる」という種類だけど
そんな人同士の対決はスリル満点。
見たかったわ〜(笑)
黒歴史 (いかどんぶり)
2017-07-14 18:23:06
本当に何度もごめんなさい。
↑ もう みりこんさん 面白すぎです。みりこんさんも 観察眼スゴイです。 でも それを ユーモアを混ぜて サラリと言ってくれるから あるある ぎゃはは…と 私のツボになっています。

去年の大河で 大泉さんに 超真面目な役をやらせた事で 真面目に演じているのに 可笑しくて笑ってしまう様なのの 反対バージョン? ^_^;
語彙が無いもので 上手く言い表せなくて すみません…
みりこんの記事を読む時 つい友人が喋ってる様な感じを受けます(何となく似てるんです)
多分 同じ年代です。 ちなみに 私は "み "無し
友人は 'り"無しです。 (笑)
ワハハ! (みりこん〜いかどんぶりさんへ)
2017-07-14 21:55:03
“み”無し、“り”無し!
スペシャルな名言に大笑いさせていただきましたよ。

真田丸の大泉さん、絶妙な“間”と表情がクスッとさせるのよね。
その反対って〜、大奥総取締を演じる海老名美どりみたいなもん?
ツボと言っていただき、光栄です。

同じ年代ですか〜!
お友達も毒舌なんですね。
遠慮なさらずに、何度でもいらしてください。
お待ちしています。

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