黒の58MC専門ブログ

残り数少ない西工58MCを一台一台丁寧に解説して参る所存です

京都市交通局6412(京都22か6412)

2017年05月04日 | 京都市交通局

✩基本情報

[所属]京都市交通局九条営業所(直営)

[年式]1996年

[シャシー]いすゞ自動車 KC-LV280L

[車体]西日本車体工業B型(58MC)

[陸運登録]京都22か6412

✩車体仕様

[前窓]B-Ⅱ

[側窓]拡大サイズ 逆T字型ヒドンピラー スモークガラス

[運転席窓]標準

[窓仕様その他]戸袋窓標準 非公式側最後部拡大窓 リア一枚窓

[扉仕様]前(グライドスライド)後(標準/拡大窓/引)

[冷房]ゼクセル製直結前載せ

[ベンチレータ]丸形2つ

[灯具類]ヘッド角形(小糸)・フォグ角形(市光?)・市光田の字テール(補助角)・バック角

[ルーバー]後期型拡大仕様

[その他]前扉リフト搭載/後部リフト使用表示灯あり/床更新済

✩解説

 

平成9年1月、九条営業所に新造配置されたリフトバス「ふれあい号」専用車です。前扉リフト車は大阪・神戸・京都の三公営事業者によって開発/導入され、京都市交通局では主に58MC架装で導入されましたが、市バス58MC標準のB-Ⅰ+視野拡大窓がリフトと干渉してしまうために装備できず、代わりにB-Ⅱ窓を採用しました。これにより遠目でもリフトバスと判別ができ、外見上のワンポイントとなりました。

6412~6414の3台は205系統でのリフト運用開始に合わせ導入されたもので、このグループがリフト58MCの最終導入となりました。車内は通常左側に設置される横向き座席が右側に配置され、はね上げて車椅子の固定ができるようになっていました。その関係でモケットが刺繍模様なしの無地のものになっており、また、リアの「乗降中」のLED表示機はリフト使用時に「リフト使用中」の表示が出せるよう、大型のものであるなど、リフトバスならではの特徴的な仕様が数多くありました。

3台配置2台使用という余裕のある運行形態をとっており、末期までミッション等の状態は良好でした。運用中は常に「リフト付バスふれあい号」のヘッドマークを掲げ、毎日固定運用についていました。しかしその後ノンステップバスの普及に伴いリフト車の意義は次第に薄れていき、平成23年3月に「ふれあい号」での運用が終了、リフト機能は使用停止に、ヘッドマークも取り外されましたが、特徴的な姿は廃車まで多くの注目を集めました。

いすゞ、後ろ引き戸ということでルーバーは大型のものが公式側後部に取り付けられています。LV280系は非公式側前部の処理が特徴的になっています。フロントオーバーハングに本来余裕があり、リフトバスに欠かせないグライドスライドドアを装備するにあたってシャシー改造をしていないため、型式に「改」はつきません。またU-代まで存在した非公式側後部のルーバーもなくなりすっきりとした印象を受けます。いすゞ短尺のため非公式側窓は三分割仕様で、最後部の窓は拡大型です。またこれは6412だけの特徴ですが、ワイパーの色が左右で異なりました(左が銀で右が黒)。6412はMT教習車として使用されることが多く、車歴末期含め年度末はよく教習に入る姿が目撃されていました。平成29年2月末頃に登録抹消されましたが、その後の消息はわかっておりません。

✩遍歴

九条営(京都22か6412)※2011年3月リフト使用停止/運用自由化

↑88系統は2016年改正で誕生した系統で、6412号車が88系統に充当されたのは一日限り。貴重な写真となってしまいました。

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