気がつくと明日から3月ですね。真田紀行です。
もう、2010年の6分の1が過ぎてしまいました……ああ、月日が経つのが早い!
学生生活も残すところ一年ほど。悔いの残らない一年を過ごしたいところです。
それでは、二月下半期の漫画批評です。
批評対象は、真田が2月15日〜2月27日までに購入した新刊漫画です。
併せて、月刊まんがタイムきららキャラット4月号の掲載作品レビューも行います。
【単行本】
・名探偵コナン(第67巻、青山剛昌、小学館)
・さよなら絶望先生(第20巻、久米田康治、講談社)
・FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE(第5巻、太田垣康男×C.H.LINE、スクウェア・エニックス)
・うぃずりず(第4巻、里好、芳文社)
・生徒会のヲタのしみ(第2巻、丸美甘、スクウェア・エニックス)
・ばらかもん(第2巻、ヨシノサツキ、スクウェア・エニックス)
・武勇伝キタキタ(第2巻、衛藤ヒロユキ、スクウェア・エニックス)
・学園ナイトメア(第1巻、方條ゆとり、スクウェア・エニックス)
・絶園のテンペスト(第1巻、城平京×彩崎廉、スクウェア・エニックス)
・男子高校生の日常(第1巻、山内泰延、スクウェア・エニックス)
・藤村くんメイツ(第1巻、敷誠一、スクウェア・エニックス)
・名探偵コナン(67)
赤井が実は死んでなかった……というのは少しご都合主義的な気がします。
まあ、彼がいないと組織との対決も盛り上がらない部分がありますが。
昴のポジションは「やっぱり」といった感じでした。
敵か味方かをぼかしているので、そこは次の巻以降の注目ポイントでしょうか。
・さよなら絶望先生(20)
個人的には「じょしらく」の裏話が興味深かったです。
マンガとしては、195話「個性肝要記」のアシスタントが〜の件がベスト。
次点として196話「くみあはせ」の楽屋落ち。中途半端な意思疎通っぷりが笑えます。
今回はネタのキレも良く、前の巻より面白かったと思います。
・FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE(5)
今回は二本掲載。前半・後半でかなり雰囲気が違います。
テーマ自体は一貫しているんですけどね。味付けを微妙に変えたというか……
話自体は相変わらず面白いので、二本目の続きが載る次巻にも期待しましょう。
・うぃずりず(4)
今回も笑いとシリアスの緩急がついていて楽しめました。
サイレントはネタとしては古典的ですが、題材としては面白かったと思います。
話の進み具合からすると、扉にもある通り「あと一巻」といった雰囲気。
好きな作品なのでエンドレス連載も期待しているのですが。
・生徒会のヲタのしみ(2)
全体を通して「前巻ほどの勢いが無い」と感じてしまいました。
健がツッコミをする際の表情も、中盤以降パターン化しててやや手抜き感が。
エピソード自体は決して悪くないのですが……全体的に「惜しい」です。
・ばらかもん(2)
テーマ性が全体的に良く出ていて、実に「上手い」作品になってきた印象です。
ただ、もう少し書道ネタを盛り込んできても良かったかもしれません。
なるの「書」の力についての描写が無かったことも、少し残念でした。
・武勇伝キタキタ(2)
ネタの不条理さや下らなさは相変わらずです(褒め言葉)
完全にグルグル(中期)のノリになってきたので、同作ファンにはおススメです。
ファンタジーパートは、意外に考えているなぁ……と感心もしてみたり。
・学園ナイトメア(1)
この手の奇談ものは前例が多いだけに、やや独創性に欠ける印象が。
これは「ネットロア」の設定がイマイチ表現出来ていないのが原因と言えそうです。
絵柄が良い・キャラクターも良いと化ける要素はあるので、あとは工夫次第。
無駄なエロに走らなければ、それなりに人気シリーズになりそうな予感がします。
・絶園のテンペスト(1)
連載分では酷評気味ですが、こうして見ると伏線の張り方が絶妙な事が分かります。
特に登場人物の発言がダブルミーニングとなることが多く、ここは流石といったところ。
一方で、絵柄に関しては臨場感・躍動感に欠ける感が否めません。
背景は決して悪くないので、人物画が当面の課題と言えそうです。
・男子高校生の日常(1)
ギャグはどう見てもグダグダなのですが、このグダグダ感がたまりません。
ていうか、男子諸君の究極版「あるある」ネタなんだと思います(経験則的に)
絵柄が粗いことさえ目を瞑れば、スカッと笑えること請け合いな一冊。
特にグダグダ漫画好きの男性におススメです。
・藤村くんメイツ(1)
二か月連続刊行の一冊目。コミックカーニバル(だったっけ?)の優勝作品。
連続刊行作品ということもあり、面白さは折り紙つきです。
内容としては、典型的な主人公イジリ型のギャグ漫画。
設定的には無個性な部分がありますが、作者のギャグセンスが尋常ではありません。
今月刊行作品では「男子高校生」と双璧をなす良作ギャグ漫画と言えそうです。
【連載レビュー:まんがタイムきららキャラット(2010年4月号)】
・ひだまりスケッチ(蒼樹うめ)
いつも通りの巻頭カラー。今回も日常ネタ。
決してつまらなくはありませんが、パッとしない印象も。
最近はずっとこんな調子なので、もう少しメリハリが欲しいところです。
・ラッキー・ブレイク(平つくね)
クレーム対処のため、陸とちゃこが豊岡の工場まで行くというお話。
ちゃんと業界取材をしているのかなぁ……と、気になるシーンが多かったです。
特に二人が検品をしているシーンは違和感バリバリでした。色々な意味で。
題材が面白いだけに、リアリティ不足を感じてしまう点がとても残念です。
・CIRCLEさ〜くる(榊)
今月はかなり閑話的な印象を受けました。
サークル運営の難しさを表現……にしても、いかんせん地味すぎます。
萌え大学など、ネタ一本ごとの面白さは悪くないのですが。
・キルミーベイベ(カヅホ)
今回は、久々にソーニャの殺し屋設定が生きた感じがします。
桃缶を仕込んでくるなど、ネタも程よい細かさで楽しく読めました。
ただ、ラストのオチが予想通りで画竜点睛を欠いた感も。
・inote-アイノテ!-(夕仁)
巻中カラーの新連載。読み切り作品の昇格連載です。
絵柄は割と安定していますが、内容が薄いというか物足りないというか。
連載を重ねる中でどのような特徴が出て来るかに注目しましょう。
・はるみねーしょん(大沖)
先月は不調でしたが、今月はダジャレがよく切れていました。
特に7本目の「イラッ」が好きです(この作品の定番ではありますが)
ネタの面白さが安定している作品なので、来月も楽しみです。
・もこもこBOX(★画野朗)
新キャラ投入も、ゆるキャラが増えただけで効果はイマイチ。
ネタも、銀河鉄道ネタ以外はどこかで見たようなものが多かったと思います。
作者には申し訳ないのですが、来月以降がかなり不安です。
・Aチャンネル(黒田bb)
今回は雨話。珍しく一貫してネタを通してきました。
教師たちの奇人っぷりが個人的なツボです。特に鬼頭先生が……イイ!(笑)
ハイテンションなツッコミも良い感じ。全体的に面白かったです。
・フェリーチェ(門瀬粗)
迷子話という、前作(とらクリ)からの鉄板を持ってきました。
今回は全体的にツッコミ不在でしたが、これはこれで悪くないと思います。
凛の行動→振り回される大地の構図がようやく固まってきた印象です。
・GA-芸術科アートデザインクラス-(きゆづきさとこ)
巻中カラー。美術部3年・魚住の思い出話が中心です。
全体的に描写が丁寧で、小ネタ大ネタ含めてネタ同士が上手く連鎖しています。
話の完成度はピカイチ。今月号で一番面白かったと思います。
これで休載が少なければ、キャラットも安定するのですが……(涙)
・うらバン!〜浦和泉高等学校吹奏楽部〜(都桜和)
今回はテスト勉強もの。ちょっと没個性です。
コハルの私服が妙にフリフリなのは面白かったんですけどねぇ。
あとは全体的に平凡。この作品にしては物足りない感が残りました。
・ゆかひめ!(ほっぺげ)
新キャラ・結花の母が登場した他は、ほぼいつも通りでした。
小ネタの多さも相変わらず。モザイクは……ちょっと卑怯です(笑)
全体的に面白かったので、来月にも期待です。
・ねこみみぴんぐす(まりも)
ここ最近卓球に専念していた余波か、今月はやや閑話っぽい内容でした。
とはいえ、たまにはこのような内容があっても悪くないかもしれません。
シュペルカイザーの「ぐったり」がとってもラブリー(死語)でした。
・ねこのひたいであそぶ(なんにゃか)
巻中カラーで新連載。まったり作品です。
一回目の連載で作品の方向性が示せなかった点が気になりました。
単純なゆるゆる漫画になりそうで少し怖い予感も。
・ひよぴよえにっき。(琴久花央)
率直に「いつもよりツッコミを入れているな」という風に感じました。
今までボケっ放しの向きもあったので、これは良い傾向だと思います。
話の題材は平凡でしたが、丁寧に描かれている点が好印象でした。
・Girls f/2.8(永深ゆう)
連続読み切りの3回目。
写真を撮る描写は悪くない感じです。ただ、話題がカメラに行きすぎている気も。
次の掲載時は、「撮る」方に焦点を置いてみると良いかもしれません。
・チェルシー(シバユウスケ)
今月はテスト勉強の話。ネタは「うらバン!」ともろかぶりです。
ただ、勉強シーンまでの導入がしっかりとしている点でこちらに軍配が上がります。
ロッキン雅の楓が勉強できるという設定も、意外性があって良かったと思います。
・空の下屋根の中(双見酔)
巻中カラー。今回は旅行話……って、カラーで閑話とはこれ如何に。
作者がどこかの温泉地でも行ったのでしょうか?(邪推)
まあ、就活話ばかりでは間が取れないというのも分からなくはないのですが。
・3イコール1(梨吾憐)
読み切り作品。何気に3か月連続の読み切りです。
先月も思ったのですが、絵柄があまりきらら系っぽくない印象です(ホームっぽい)
内容もありがち&捻りナシで、先月同様に物足りない感じがしました。
もう少し話づくりをしっかりとしないと、連載は厳しいかもしれません。
・アクアリウム(博)
今月は青春絵巻っぽい内容でした。ザッツ、高校生(意味不明)
ゆうとよしあきの距離感は絶妙ですが、話の中身にはやや不満が残りました。
来月へのブリッジと考えると決して悪くはないんですけどね。
・せいなるめぐみ(荒井チェリー)
願い事を叶える石の話……7つ集めると竜が出て来るアレじゃありませんよ?
やっぱり乙女がイイ味を出しています。脳内での暴走っぷりが実に面白い。
ネタが全体的に独特なので、波長が合うか合わないかで評価が分かれるかもしれません。
・ラジオでGO!(なぐも。)
相沢Dが過労で倒れたので、新人ADが奮闘するという話。
宮代ADが番組進行をする様子を直接描かなかったのは、中々良い演出だと思います。
一方で、企画の話にウェイトを置き過ぎな気がしないでもないような。
全体的に見れば、結構良かったんじゃないでしょうか。
・ふら・ふろ(カネコマサル)
テーマは悪くありませんが、内容があまりテーマに沿っていなかったような気もしました。
おしとやかなナツ、という無理ネタは面白かったですけどね。
ややネタ切れの感もあるので、来月以降の巻き返しに注目です。
・かためで!(shige)
前に二回ほど出た読み切りの再登場。刀+女子高生ものです。
慣れてきたこともあってか、前の読み切りよりは確実に面白くなってきています。
ただ、全体的にオチが弱いのでそこをどう直してくるかが次回以降の課題でしょうか。
・まじん☆プラナ(nino)
今回は河原ネタ。太ったので雪山登山でダイエット……って無理!(笑)
ニセ河原役のヘビ(長男)が実に普通で、かえって面白かったです。
結果的により太る、というオチは最初から見えていたのでちょっと残念でした。
・バラエティも〜にん(竹本泉)
なんと今回で最終回。かなり唐突な気がします(先月号で予告してたかな?)
最終回は本が休みに来る話……でしたが、ちょっと尻切れトンボ的な感じでした。
巻末固定の恒例連載だっただけに、終了が惜しまれます。
<総評>
今月は全体的に閑話(悪く言えば無駄話)が多い印象を受けました。
その中の幾つかは、ネタ切れによるブリッジだったような感じがして特に残念でした。
一方で先月号から復調した作品もあり、こちらは好材料だったと思います。
特に「はるみねーしょん」のキレが戻ってきたことは慧眼でした。
内容が来月号に続いているものも多いので、来月号に期待しましょう。
ここからは今月の新連載2本について。
一回目の感触からすると、「アイノテ」の方が人気が出るような気がします。
ただ、設定があまりに平凡なので、人気連載に入り込むのは難しいかもしれません。
設定ないし、話づくりにもっと工夫が欲しいと思いました。
他方、「ねこの〜」は総合的にイマイチな滑り出しのように感じました。
表題からすると、遊びをテーマにした作品になるのでしょうか?
このままではただユルいだけの漫画なので、内容にもっとメリハリが欲しいところです。
……ということで、今月の書評でした。
それでは、次回の活動報告でまたお会いしましょう。
真田紀行
(次回更新:2010/3/10 活動報告)
もう、2010年の6分の1が過ぎてしまいました……ああ、月日が経つのが早い!
学生生活も残すところ一年ほど。悔いの残らない一年を過ごしたいところです。
それでは、二月下半期の漫画批評です。
批評対象は、真田が2月15日〜2月27日までに購入した新刊漫画です。
併せて、月刊まんがタイムきららキャラット4月号の掲載作品レビューも行います。
【単行本】
・名探偵コナン(第67巻、青山剛昌、小学館)
・さよなら絶望先生(第20巻、久米田康治、講談社)
・FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE(第5巻、太田垣康男×C.H.LINE、スクウェア・エニックス)
・うぃずりず(第4巻、里好、芳文社)
・生徒会のヲタのしみ(第2巻、丸美甘、スクウェア・エニックス)
・ばらかもん(第2巻、ヨシノサツキ、スクウェア・エニックス)
・武勇伝キタキタ(第2巻、衛藤ヒロユキ、スクウェア・エニックス)
・学園ナイトメア(第1巻、方條ゆとり、スクウェア・エニックス)
・絶園のテンペスト(第1巻、城平京×彩崎廉、スクウェア・エニックス)
・男子高校生の日常(第1巻、山内泰延、スクウェア・エニックス)
・藤村くんメイツ(第1巻、敷誠一、スクウェア・エニックス)
・名探偵コナン(67)
赤井が実は死んでなかった……というのは少しご都合主義的な気がします。
まあ、彼がいないと組織との対決も盛り上がらない部分がありますが。
昴のポジションは「やっぱり」といった感じでした。
敵か味方かをぼかしているので、そこは次の巻以降の注目ポイントでしょうか。
・さよなら絶望先生(20)
個人的には「じょしらく」の裏話が興味深かったです。
マンガとしては、195話「個性肝要記」のアシスタントが〜の件がベスト。
次点として196話「くみあはせ」の楽屋落ち。中途半端な意思疎通っぷりが笑えます。
今回はネタのキレも良く、前の巻より面白かったと思います。
・FRONT MISSION DOG LIFE & DOG STYLE(5)
今回は二本掲載。前半・後半でかなり雰囲気が違います。
テーマ自体は一貫しているんですけどね。味付けを微妙に変えたというか……
話自体は相変わらず面白いので、二本目の続きが載る次巻にも期待しましょう。
・うぃずりず(4)
今回も笑いとシリアスの緩急がついていて楽しめました。
サイレントはネタとしては古典的ですが、題材としては面白かったと思います。
話の進み具合からすると、扉にもある通り「あと一巻」といった雰囲気。
好きな作品なのでエンドレス連載も期待しているのですが。
・生徒会のヲタのしみ(2)
全体を通して「前巻ほどの勢いが無い」と感じてしまいました。
健がツッコミをする際の表情も、中盤以降パターン化しててやや手抜き感が。
エピソード自体は決して悪くないのですが……全体的に「惜しい」です。
・ばらかもん(2)
テーマ性が全体的に良く出ていて、実に「上手い」作品になってきた印象です。
ただ、もう少し書道ネタを盛り込んできても良かったかもしれません。
なるの「書」の力についての描写が無かったことも、少し残念でした。
・武勇伝キタキタ(2)
ネタの不条理さや下らなさは相変わらずです(褒め言葉)
完全にグルグル(中期)のノリになってきたので、同作ファンにはおススメです。
ファンタジーパートは、意外に考えているなぁ……と感心もしてみたり。
・学園ナイトメア(1)
この手の奇談ものは前例が多いだけに、やや独創性に欠ける印象が。
これは「ネットロア」の設定がイマイチ表現出来ていないのが原因と言えそうです。
絵柄が良い・キャラクターも良いと化ける要素はあるので、あとは工夫次第。
無駄なエロに走らなければ、それなりに人気シリーズになりそうな予感がします。
・絶園のテンペスト(1)
連載分では酷評気味ですが、こうして見ると伏線の張り方が絶妙な事が分かります。
特に登場人物の発言がダブルミーニングとなることが多く、ここは流石といったところ。
一方で、絵柄に関しては臨場感・躍動感に欠ける感が否めません。
背景は決して悪くないので、人物画が当面の課題と言えそうです。
・男子高校生の日常(1)
ギャグはどう見てもグダグダなのですが、このグダグダ感がたまりません。
ていうか、男子諸君の究極版「あるある」ネタなんだと思います(経験則的に)
絵柄が粗いことさえ目を瞑れば、スカッと笑えること請け合いな一冊。
特にグダグダ漫画好きの男性におススメです。
・藤村くんメイツ(1)
二か月連続刊行の一冊目。コミックカーニバル(だったっけ?)の優勝作品。
連続刊行作品ということもあり、面白さは折り紙つきです。
内容としては、典型的な主人公イジリ型のギャグ漫画。
設定的には無個性な部分がありますが、作者のギャグセンスが尋常ではありません。
今月刊行作品では「男子高校生」と双璧をなす良作ギャグ漫画と言えそうです。
【連載レビュー:まんがタイムきららキャラット(2010年4月号)】
・ひだまりスケッチ(蒼樹うめ)
いつも通りの巻頭カラー。今回も日常ネタ。
決してつまらなくはありませんが、パッとしない印象も。
最近はずっとこんな調子なので、もう少しメリハリが欲しいところです。
・ラッキー・ブレイク(平つくね)
クレーム対処のため、陸とちゃこが豊岡の工場まで行くというお話。
ちゃんと業界取材をしているのかなぁ……と、気になるシーンが多かったです。
特に二人が検品をしているシーンは違和感バリバリでした。色々な意味で。
題材が面白いだけに、リアリティ不足を感じてしまう点がとても残念です。
・CIRCLEさ〜くる(榊)
今月はかなり閑話的な印象を受けました。
サークル運営の難しさを表現……にしても、いかんせん地味すぎます。
萌え大学など、ネタ一本ごとの面白さは悪くないのですが。
・キルミーベイベ(カヅホ)
今回は、久々にソーニャの殺し屋設定が生きた感じがします。
桃缶を仕込んでくるなど、ネタも程よい細かさで楽しく読めました。
ただ、ラストのオチが予想通りで画竜点睛を欠いた感も。
・inote-アイノテ!-(夕仁)
巻中カラーの新連載。読み切り作品の昇格連載です。
絵柄は割と安定していますが、内容が薄いというか物足りないというか。
連載を重ねる中でどのような特徴が出て来るかに注目しましょう。
・はるみねーしょん(大沖)
先月は不調でしたが、今月はダジャレがよく切れていました。
特に7本目の「イラッ」が好きです(この作品の定番ではありますが)
ネタの面白さが安定している作品なので、来月も楽しみです。
・もこもこBOX(★画野朗)
新キャラ投入も、ゆるキャラが増えただけで効果はイマイチ。
ネタも、銀河鉄道ネタ以外はどこかで見たようなものが多かったと思います。
作者には申し訳ないのですが、来月以降がかなり不安です。
・Aチャンネル(黒田bb)
今回は雨話。珍しく一貫してネタを通してきました。
教師たちの奇人っぷりが個人的なツボです。特に鬼頭先生が……イイ!(笑)
ハイテンションなツッコミも良い感じ。全体的に面白かったです。
・フェリーチェ(門瀬粗)
迷子話という、前作(とらクリ)からの鉄板を持ってきました。
今回は全体的にツッコミ不在でしたが、これはこれで悪くないと思います。
凛の行動→振り回される大地の構図がようやく固まってきた印象です。
・GA-芸術科アートデザインクラス-(きゆづきさとこ)
巻中カラー。美術部3年・魚住の思い出話が中心です。
全体的に描写が丁寧で、小ネタ大ネタ含めてネタ同士が上手く連鎖しています。
話の完成度はピカイチ。今月号で一番面白かったと思います。
これで休載が少なければ、キャラットも安定するのですが……(涙)
・うらバン!〜浦和泉高等学校吹奏楽部〜(都桜和)
今回はテスト勉強もの。ちょっと没個性です。
コハルの私服が妙にフリフリなのは面白かったんですけどねぇ。
あとは全体的に平凡。この作品にしては物足りない感が残りました。
・ゆかひめ!(ほっぺげ)
新キャラ・結花の母が登場した他は、ほぼいつも通りでした。
小ネタの多さも相変わらず。モザイクは……ちょっと卑怯です(笑)
全体的に面白かったので、来月にも期待です。
・ねこみみぴんぐす(まりも)
ここ最近卓球に専念していた余波か、今月はやや閑話っぽい内容でした。
とはいえ、たまにはこのような内容があっても悪くないかもしれません。
シュペルカイザーの「ぐったり」がとってもラブリー(死語)でした。
・ねこのひたいであそぶ(なんにゃか)
巻中カラーで新連載。まったり作品です。
一回目の連載で作品の方向性が示せなかった点が気になりました。
単純なゆるゆる漫画になりそうで少し怖い予感も。
・ひよぴよえにっき。(琴久花央)
率直に「いつもよりツッコミを入れているな」という風に感じました。
今までボケっ放しの向きもあったので、これは良い傾向だと思います。
話の題材は平凡でしたが、丁寧に描かれている点が好印象でした。
・Girls f/2.8(永深ゆう)
連続読み切りの3回目。
写真を撮る描写は悪くない感じです。ただ、話題がカメラに行きすぎている気も。
次の掲載時は、「撮る」方に焦点を置いてみると良いかもしれません。
・チェルシー(シバユウスケ)
今月はテスト勉強の話。ネタは「うらバン!」ともろかぶりです。
ただ、勉強シーンまでの導入がしっかりとしている点でこちらに軍配が上がります。
ロッキン雅の楓が勉強できるという設定も、意外性があって良かったと思います。
・空の下屋根の中(双見酔)
巻中カラー。今回は旅行話……って、カラーで閑話とはこれ如何に。
作者がどこかの温泉地でも行ったのでしょうか?(邪推)
まあ、就活話ばかりでは間が取れないというのも分からなくはないのですが。
・3イコール1(梨吾憐)
読み切り作品。何気に3か月連続の読み切りです。
先月も思ったのですが、絵柄があまりきらら系っぽくない印象です(ホームっぽい)
内容もありがち&捻りナシで、先月同様に物足りない感じがしました。
もう少し話づくりをしっかりとしないと、連載は厳しいかもしれません。
・アクアリウム(博)
今月は青春絵巻っぽい内容でした。ザッツ、高校生(意味不明)
ゆうとよしあきの距離感は絶妙ですが、話の中身にはやや不満が残りました。
来月へのブリッジと考えると決して悪くはないんですけどね。
・せいなるめぐみ(荒井チェリー)
願い事を叶える石の話……7つ集めると竜が出て来るアレじゃありませんよ?
やっぱり乙女がイイ味を出しています。脳内での暴走っぷりが実に面白い。
ネタが全体的に独特なので、波長が合うか合わないかで評価が分かれるかもしれません。
・ラジオでGO!(なぐも。)
相沢Dが過労で倒れたので、新人ADが奮闘するという話。
宮代ADが番組進行をする様子を直接描かなかったのは、中々良い演出だと思います。
一方で、企画の話にウェイトを置き過ぎな気がしないでもないような。
全体的に見れば、結構良かったんじゃないでしょうか。
・ふら・ふろ(カネコマサル)
テーマは悪くありませんが、内容があまりテーマに沿っていなかったような気もしました。
おしとやかなナツ、という無理ネタは面白かったですけどね。
ややネタ切れの感もあるので、来月以降の巻き返しに注目です。
・かためで!(shige)
前に二回ほど出た読み切りの再登場。刀+女子高生ものです。
慣れてきたこともあってか、前の読み切りよりは確実に面白くなってきています。
ただ、全体的にオチが弱いのでそこをどう直してくるかが次回以降の課題でしょうか。
・まじん☆プラナ(nino)
今回は河原ネタ。太ったので雪山登山でダイエット……って無理!(笑)
ニセ河原役のヘビ(長男)が実に普通で、かえって面白かったです。
結果的により太る、というオチは最初から見えていたのでちょっと残念でした。
・バラエティも〜にん(竹本泉)
なんと今回で最終回。かなり唐突な気がします(先月号で予告してたかな?)
最終回は本が休みに来る話……でしたが、ちょっと尻切れトンボ的な感じでした。
巻末固定の恒例連載だっただけに、終了が惜しまれます。
<総評>
今月は全体的に閑話(悪く言えば無駄話)が多い印象を受けました。
その中の幾つかは、ネタ切れによるブリッジだったような感じがして特に残念でした。
一方で先月号から復調した作品もあり、こちらは好材料だったと思います。
特に「はるみねーしょん」のキレが戻ってきたことは慧眼でした。
内容が来月号に続いているものも多いので、来月号に期待しましょう。
ここからは今月の新連載2本について。
一回目の感触からすると、「アイノテ」の方が人気が出るような気がします。
ただ、設定があまりに平凡なので、人気連載に入り込むのは難しいかもしれません。
設定ないし、話づくりにもっと工夫が欲しいと思いました。
他方、「ねこの〜」は総合的にイマイチな滑り出しのように感じました。
表題からすると、遊びをテーマにした作品になるのでしょうか?
このままではただユルいだけの漫画なので、内容にもっとメリハリが欲しいところです。
……ということで、今月の書評でした。
それでは、次回の活動報告でまたお会いしましょう。
真田紀行
(次回更新:2010/3/10 活動報告)









