経済破局は来るのか?

経済破局がいつくるのかを、金貸し支配を読み解きながら、追及しています。

グローバリズム~英国EU離脱+トランプ勝利 の流れ

2017年02月13日 12時01分05秒 | 日記
世界を制覇したグローバリズムの反動で、英国のEU離脱、トランプ大統領の登場が発生した。つまり金貸し政策のグローバリズムを大衆が否定した、その歴史的な流れが良く分かる文書があった。

EU崩壊?キリスト教が危機に?日本は?ド~なる、2017年の世界 mg2rよりリンクより

■グローバリズムの興隆
~~前略~~~
アメリカ経済は1970年代、ボロボロになっていた。そこで、1981年大統領に就任したレーガンは、「新自由主義」に舵を切りました。また、イギリス経済も1970年代ボロボロで、IMFから支援を受けていた。1979年首相に就任したサッチャーさんも、同じく「新自由主義」的政策を断行しました。レーガンとサッチャーの政策に関しては、いろいろ議論があります。しかし世界的には、「この二人で、ケインズは廃れ、新自由主義が主流になった」といわれています。

90年代になると、世界はさらに大きく変わります。91年12月、ソ連が崩壊した。これで
•「民主主義 対 共産党の一党独裁」
•「資本主義経済 対 社会主義経済」

という世界的対立構造が壊れた。世界は「一つ」になり、「グローバル化」が進みました(当時、欧米エリートの「中国観」は、「資本主義と民主主義に移行している過程の国」だった)。

さらに90年代、「IT革命」が進展し、世界はますます一つになっていきます。

■グローバリズムのダークサイド

「グローバリズム」とは何でしょうか? いろいろな意味で使われますが、私は、「人、物、金が自由に動き回れるようになること」という意味で使っています。

これを聞いて「いいじゃないか!?」と思う人も多いでしょう。しかし、「ダークサイド」も明らかにあります。たとえば、「お金の移動」が自由になった。それで、世界の大企業、大富豪は、普通にオフショアを使っています。「パナマ文書」は記憶に新しいですね。そして、大企業、大富豪は、「合法的に税金を払わなくていい」。

さらに「人の移動」が自由になったことで、貧しい国から豊かな国(たとえば欧米)に、人が大挙して移ってきている。いわゆる「労働移民」です。結果、労働市場に毎年大量の「労働力」が供給され、元から住んでいる人たちの給料が下がっていく。

大富豪はオフショアを利用し、税金を払わず、ますます豊かになっていく。貧しい人、中産階級は、労働移民の大量流入で、ますます貧しくなっていく。結果、現出したのは、非常にいびつな世界でした。以下の記事、熟読してください。

CNN.co.jpから。
オックスファムは今週スイスで開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に向け、米経済誌フォーブスの長者番付やスイスの金融大手クレディ・スイスの資産動向データに基づく2015年版の年次報告書を発表した。それによると、上位62人と下位半数に当たる36億人の資産は、どちらも計1兆7,600億ドル(約206兆円)だった。

何と、「超富豪62人の資産は、下から36億人分の資産と同じ」だそうです。

また、上位1%の富裕層が握る資産額は、残り99%の資産額を上回る水準にあるという。

上位1%の資産は、残り99%の資産額より多い!そして、同報告書によると、格差はますます拡大し続けています。

~~~~~~~~~~~~中略~~~~~~~~~~~~~~~
このような世界の現状は、陰謀論者でなくても、「おかしい」と思うでしょう。

■2015年、「難民危機」と「IS問題」が、世界を変えた

このように「グローバリズムへの不満」は、マグマのように溜まっていました。

アメリカで2011年に起こった「ウォール街を占拠せよ!」運動。スローガンは、「俺たちは99%だ!」。つまりアメリカでは、「トップ1%はますます豊かになっているが、残り99%は、ますます貧しくなっている」と理解している人たちがいた。

そんな「グローバリズムへの不満」を爆発させる二つの出来事が、2015年に起こりました。一つは、「欧州難民危機」です。この年、内戦がつづいていたシリア、イラク、アフガニスタン、リビアなどから欧州への難民が殺到した。ドイツだけでも、100万人を超える難民がやってきた。

このことは、元から欧州に住んでいた人に、二つの恐怖を与えました。一つ目は、政府は、大量難民に衣食住を与える。しかし、その政府にお金を払うのは、俺たちだ。つまり、大量難民を養うために、税金が跳ね上がるのではないか??? 二つ目は、大量難民が就職すれば、俺たちの給料はますます下がるのではないか? ひょっとしたら職を失うのではないか?

さらに、欧州のみならずアメリカの民を恐怖させたこと。それは、「ISテロ」が頻発したこと。「難民の中に、ISメンバーがたくさん紛れ込んでいる」。つまり、EUは、難民を受け入れることで、ISメンバーも一緒に入れてしまった。

元から溜まっていたグローバリズムへの不満。2015年の「大量難民問題」と「ISテロ問題」で、爆発寸前になっていました。

■2016年に起こった、二つの歴史的大事件

そして2016年、世界では「二つの大事件」が起こりました。

一つは、イギリスの国民投票で「EU離脱派」が勝利したこと(2016年6月23日)。「移民問題が主因の一つ」と伝えられました。そして、「反移民意識」を大いに強めたのが、「大量難民」と「IS問題」だったのです。

二つ目は、トランプがアメリカ大統領選で勝利したこと。今回の選挙では、「反グローバル化」を主張する二人の有力候補がいました。一人は、民主党でヒラリーと最後まで戦った社会主義者サンダーズさん。もう一人は、トランプです。

一方ヒラリーは、90年代から「ファーストレディー」「上院議員」「国務長官」と、政権の中枢にいつづけた。つまり、「グローバル化を推進した勢力」「エリートの味方」と思われていた。さらに、リベラルで、ISテロに対して強い措置をとれそうにない。そして、「メール問題」「クリントン財団」にまつわる様々な疑惑。

結局、勝利したのは、「アメリカ・ファースト」のナショナリスト、トランプでした。



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