
先日2010年を振り返って、好きな映画10本を選び本作も入れましたがタイトルが間違っておりました。
「君を想って海をわたる」ではなく「君を想って海をゆく」でした。
正月早々の大チョンボ、rose_chocolatさんからご指摘いただき修正いたしました
この映画のストーリーから「わたる」だと思い込んでいました。
昨年トルコ旅行で、イスタンブールのバザール近くの店で手編みのネックレスとピアスを買いました。
トルコは絨毯や刺繍など女性の手作り品が素敵ですが「oya」という伝統的なレース編みも盛んです。
スカーフやハンカチの縁などにつけるのがポピュラーで旅行中到る所で見ましたが、こういった
アクセサリーはここでしか見かけませんでした。

現地で買った割りに・・・ちょっと高かったです。でもお気に入りです。
昨年12月「難民支援協会」主催の「Oyaカフェ」という催しを見つけ、制作方法などが見れるかなぁ、
編み方が知りたいと参加しました。実は、トルコ国籍のクルド人で来日し難民認定を申請している人は
2番目に多いのです。トルコは友好国なのでパスポートがなくても入国が可能で来日する人が多いのですが、友好国であるがゆえにトルコ政府の手前政府は認定を認めません。まぁ、どこの国の人でも日本で
難民認定される方はごくわずかです。(認定しなくても人道的配慮から在留を認められる場合があります)
「oyaカフェ」ではそんな現状とクルド難民女性が作るoya作品を販売し自立支援を目指しています。
このカフェに参加して本作「君を想って海をゆく」のチラシを頂きました。
************************
君 を 想 っ て 海 を ゆ く WELCOME
************************
< ストーリー >
17歳のクルド難民ビラルは、イラクからフランス最北端の町カレにたどり着く。
トラックに隠れユーロトンネルを通りイギリスへ渡ることを試みるも失敗。
ロンドンで暮らす恋人に会う為には、ドーバー海峡を泳いで渡る手段しか残されていなかった。
一方、スイミングスクールでコーチをしているフランス人のシモンは、別居中の妻と離婚間近。
ビラルに請われ指導を始めるが、それは難民支援活動をしている妻の心を取り戻すためだった。
事情を知るにつけビラル支援にのめり込むシモン。
ビラルはドーバーを泳ぎ切り、イギリスの地を踏むことができるのか?

シモン ビラル
先日、トルコ経由で入国する難民を止めようと、ギリシャが強硬手段に出るというニュースを耳にしました。
ヨーロッパ各国は流れ込む難民の対応に頭を悩ませているようです。
クルド人とは・・・独自の国家を持たない世界最大の民族集団で、トルコ・イラク北部・イラン北西部など、
中東の各国に広くまたがる地域で暮らし自治や独立を求めているが、迫害され、クルドの地を離れる人も
多いようです。
そういえば2001年の「ブリジット・ジョーンズの日記」でマークが弁護を引き受けブリジットがスクープを
ものにした注目の裁判は、クルド人活動家の国外退去という国の裁定に異議を申し立てたものでした。
主人公ビラルは17歳でたった一人故郷を離れ、3ヶ月をかけ4000KMを走破しフランスの港町カレーにたどり着く。そこは英国に渡りたい不法移民が溢れ、支援する地元住民や警察といざこざが絶えない。
手引きする者になけなしの手数料を渡し、命がけでトラックの荷台に隠れ渡英を計るが、取り締まりは厳しい。
ビニール袋を被る意味って?・・・人がいれば荷台の二酸化炭素量が増えるので、テスターでCO2値を計って
摘発するので密入国者はビニールを被って安全な場所までCO2を出さないようにするという訳です。
酸欠になって命を落とすものも出るというわけです。トルコで摘発された時ビニールを被せられ
放置されたことのあるビラルはトラウマがあって絶えることができない。
そこで、ドーバー海峡を泳いで渡ろうとするのです。
ビラルは彼女に会いたい(彼女の家族は難民認定されロンドンで暮らしている)、
マンチェスターユナイテッドでプロのサッカー選手になりたいという思いがあるけれど、
多くのほかの難民はなぜフランスじゃなくて命を賭けてまでイギリスに行きたいの?が大いなる疑問でした。
詳しいことはこちらにあります。(財)自治体国際化協会のホームページです。
・フランスやドイツと違って、イギリスでは亡命者としての身分を簡単に取得することができる
・申請中、住居・食料・お金が支給される
・6カ月以上留まると、労働許可証も支給される(許可証がなくても仕事ができる)
・他の欧州諸国にあるIDカード制度がない
などなど、フランスに比べ格段に待遇が良いからということです。
なるほどねぇ〜、これならドーバーを渡りたいと思うもの無理からぬことです。
そして、カレーの海岸からイギリスが見えるんだ〜。でも渡れない
ドーバー海峡は直線距離34KM、潮流が早く実質50〜60KM、水温も低い。
様々なサポートがあっても成功率60%位らしいです。それを泳ぐ練習を始めたばかりで単独で
やろうってんだから・・・無謀です。
別居中の妻(難民支援活動家)の気を引くという不純な動機から水泳指導を始めたシモンだが、次第にビラルの身の上を知り、助け舟(ホントの舟じゃないですよ)を出す。
フランスでは難民と係わっただけで尋問され監視下に置かれるのに、家に泊まらせ何くれとなく
面倒を見るシモン。
「星の王子さま」のキツネの言葉を思い出します。
どれだけ係わって、どれだけ思い入れを持っているかによって、見かけは同じでも他のものとは違う
特別な存在になる。
難民一人一人の話を知れば夫々事情があってその人の立場から何とかならないものかと思うけれど、
取り締まるフランス政府やイギリス政府にも事情があり、全ての人を「ウエルカム」と受け入れるわけにはいかんわねぇ。(映画の原題は「WELCOME」です) 難しい問題です。
イラクから3ヶ月間歩いても尚、海に阻まれるビラル。この海を越えれば彼女の元に行けるのに・・・。
片や、すぐ側にいるのに離れゆく妻を引き止められないシモン。なんとしても渡りたい焦るビラルの気持ち、
何とかビラルの力になってやりたいというシモンのあつい気持ち。あぁ〜・・・。
そして映画を見ている私たちにとっても、シモン同様ビラルは多くの難民の中の特別な存在になり
何とかならないものかと涙が頬をつたいました。
う〜ん、難しい・・・。
受け入れ云々より、その地・その国で難民にならなくてもよい態勢が整えられるのが理想だけれど・・・
現実は厳しいなぁ。

「君を想って海をわたる」ではなく「君を想って海をゆく」でした。
正月早々の大チョンボ、rose_chocolatさんからご指摘いただき修正いたしました

この映画のストーリーから「わたる」だと思い込んでいました。
昨年トルコ旅行で、イスタンブールのバザール近くの店で手編みのネックレスとピアスを買いました。
トルコは絨毯や刺繍など女性の手作り品が素敵ですが「oya」という伝統的なレース編みも盛んです。
スカーフやハンカチの縁などにつけるのがポピュラーで旅行中到る所で見ましたが、こういった
アクセサリーはここでしか見かけませんでした。

現地で買った割りに・・・ちょっと高かったです。でもお気に入りです。
昨年12月「難民支援協会」主催の「Oyaカフェ」という催しを見つけ、制作方法などが見れるかなぁ、
編み方が知りたいと参加しました。実は、トルコ国籍のクルド人で来日し難民認定を申請している人は
2番目に多いのです。トルコは友好国なのでパスポートがなくても入国が可能で来日する人が多いのですが、友好国であるがゆえにトルコ政府の手前政府は認定を認めません。まぁ、どこの国の人でも日本で
難民認定される方はごくわずかです。(認定しなくても人道的配慮から在留を認められる場合があります)
「oyaカフェ」ではそんな現状とクルド難民女性が作るoya作品を販売し自立支援を目指しています。
このカフェに参加して本作「君を想って海をゆく」のチラシを頂きました。
************************
君 を 想 っ て 海 を ゆ く WELCOME
************************
< ストーリー >
17歳のクルド難民ビラルは、イラクからフランス最北端の町カレにたどり着く。
トラックに隠れユーロトンネルを通りイギリスへ渡ることを試みるも失敗。
ロンドンで暮らす恋人に会う為には、ドーバー海峡を泳いで渡る手段しか残されていなかった。
一方、スイミングスクールでコーチをしているフランス人のシモンは、別居中の妻と離婚間近。
ビラルに請われ指導を始めるが、それは難民支援活動をしている妻の心を取り戻すためだった。
事情を知るにつけビラル支援にのめり込むシモン。
ビラルはドーバーを泳ぎ切り、イギリスの地を踏むことができるのか?

シモン ビラル
先日、トルコ経由で入国する難民を止めようと、ギリシャが強硬手段に出るというニュースを耳にしました。
ヨーロッパ各国は流れ込む難民の対応に頭を悩ませているようです。
クルド人とは・・・独自の国家を持たない世界最大の民族集団で、トルコ・イラク北部・イラン北西部など、
中東の各国に広くまたがる地域で暮らし自治や独立を求めているが、迫害され、クルドの地を離れる人も
多いようです。
そういえば2001年の「ブリジット・ジョーンズの日記」でマークが弁護を引き受けブリジットがスクープを
ものにした注目の裁判は、クルド人活動家の国外退去という国の裁定に異議を申し立てたものでした。
主人公ビラルは17歳でたった一人故郷を離れ、3ヶ月をかけ4000KMを走破しフランスの港町カレーにたどり着く。そこは英国に渡りたい不法移民が溢れ、支援する地元住民や警察といざこざが絶えない。
手引きする者になけなしの手数料を渡し、命がけでトラックの荷台に隠れ渡英を計るが、取り締まりは厳しい。
ビニール袋を被る意味って?・・・人がいれば荷台の二酸化炭素量が増えるので、テスターでCO2値を計って
摘発するので密入国者はビニールを被って安全な場所までCO2を出さないようにするという訳です。
酸欠になって命を落とすものも出るというわけです。トルコで摘発された時ビニールを被せられ
放置されたことのあるビラルはトラウマがあって絶えることができない。
そこで、ドーバー海峡を泳いで渡ろうとするのです。
ビラルは彼女に会いたい(彼女の家族は難民認定されロンドンで暮らしている)、
マンチェスターユナイテッドでプロのサッカー選手になりたいという思いがあるけれど、
多くのほかの難民はなぜフランスじゃなくて命を賭けてまでイギリスに行きたいの?が大いなる疑問でした。
詳しいことはこちらにあります。(財)自治体国際化協会のホームページです。
・フランスやドイツと違って、イギリスでは亡命者としての身分を簡単に取得することができる
・申請中、住居・食料・お金が支給される
・6カ月以上留まると、労働許可証も支給される(許可証がなくても仕事ができる)
・他の欧州諸国にあるIDカード制度がない
などなど、フランスに比べ格段に待遇が良いからということです。
なるほどねぇ〜、これならドーバーを渡りたいと思うもの無理からぬことです。
そして、カレーの海岸からイギリスが見えるんだ〜。でも渡れない

ドーバー海峡は直線距離34KM、潮流が早く実質50〜60KM、水温も低い。
様々なサポートがあっても成功率60%位らしいです。それを泳ぐ練習を始めたばかりで単独で
やろうってんだから・・・無謀です。
別居中の妻(難民支援活動家)の気を引くという不純な動機から水泳指導を始めたシモンだが、次第にビラルの身の上を知り、助け舟(ホントの舟じゃないですよ)を出す。
フランスでは難民と係わっただけで尋問され監視下に置かれるのに、家に泊まらせ何くれとなく
面倒を見るシモン。
「星の王子さま」のキツネの言葉を思い出します。
どれだけ係わって、どれだけ思い入れを持っているかによって、見かけは同じでも他のものとは違う
特別な存在になる。
難民一人一人の話を知れば夫々事情があってその人の立場から何とかならないものかと思うけれど、
取り締まるフランス政府やイギリス政府にも事情があり、全ての人を「ウエルカム」と受け入れるわけにはいかんわねぇ。(映画の原題は「WELCOME」です) 難しい問題です。
イラクから3ヶ月間歩いても尚、海に阻まれるビラル。この海を越えれば彼女の元に行けるのに・・・。
片や、すぐ側にいるのに離れゆく妻を引き止められないシモン。なんとしても渡りたい焦るビラルの気持ち、
何とかビラルの力になってやりたいというシモンのあつい気持ち。あぁ〜・・・。
そして映画を見ている私たちにとっても、シモン同様ビラルは多くの難民の中の特別な存在になり
何とかならないものかと涙が頬をつたいました。
う〜ん、難しい・・・。
受け入れ云々より、その地・その国で難民にならなくてもよい態勢が整えられるのが理想だけれど・・・
現実は厳しいなぁ。











でも、「わたる」ってついつい言いたくなるんですよね。 すごいわかります。
ドーバー海峡横断なんて話を聞くと、結構海を渡るのは簡単!? とかって思いがちですけど、
実際、向こう側に見えていても、泳いでとなると遠いと思います。
「ゆく」なんてタイトルですと、すたすたと歩いちゃうようなイメージですもんね。
心だけはミナのもとに飛んで行っても、
その道のりは想像以上のものだったと思います。
ビニール袋のシーンでは、入国する側・される側の「攻防」もあって、どちらも苦肉の策というか、よく考えてるなと思いました。 二酸化炭素まで。。。
でも実際に移民が増えてしまうと、考えないといけない問題になってくると思います。
何か切なかったですね。
マリリン=日本映画「マリリンに逢いたい」
トルコのアクセサリー、トルコブルーといった感じのミステリアスな色がすてきですね。
日本がトルコのクルド難民の方をそんなに受け入れていたとは初めて知りました。
難民も人道的に支援したい気持ちはあっても、全てをWelcomeと受け入れるわけにはいかないのが難しいところですね。最近のように国家財政が厳しくなってくると、ますます難しくなってくるような気がします。
「星の王子様」あのバラの花のお話ですね! 私も大好きな場面です。
一人にひとつずつ特別なバラがあったら… 難問も一歩ずつ解決に向けて歩いていけるかもしれませんね。
このアクセサリーすてきでしょ。一目見て気に入りました。Oyaで検索したら難民支援にぶつかり、日本にいる難民の方々のことを知りました。そして、この映画を見ることになりました。
難しい問題です。この映画の原題が「WELCOME」というのはなんとも皮肉です。
一人に一人ずつ特別な存在ができれば…小さな一歩が大きな一歩になるかもしれませんね。