映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

ウォルト・ディズニーの約束  Saving Mr.Banks

2014-04-07 | 映画 あ行
ディズニーの「メリー・ポピンズ」は大~好きな映画の一つです。
映画の挿入歌を歌いたくて、辞書をひいて、カタカナで発音を書き、何度も歌った覚えがあります。
本作を見ている時、思わず一緒に口ずさみました。結構覚えているもんです。
大好きな歌の製作シーンがこんな風だったんだと感無量です。
昨年実家で発掘したパンフレットの中に「メリー・ポピンズ」があったはずっと
探し出しました。
      
        裏表紙に¥200の印刷がありました。当時の映画入場料っていくらだったのかしら?

中身を読み返したのですが、本作で扱っている原作者P・L・トラヴァースに関する記述はスタッフの
ところに原作者として名前が出ているだけで、彼女に関することは何も書かれていません。
ディズニーの娘さんが夢中になって本を読み耽っていたので、映画化を考えたものの「あまりにも困難を
伴うなう内容に、一時見送っていた」とありますが、これだと映像化が難しいように思っちゃいますよね。
原作者トラヴァースとの間で映画化に際し、色々トラブルがあったとは・・・。
他にはシャーマン兄弟の音楽の素晴らしさや振付、衣装、特殊効果やアニメと実写の合成など
本作の成功は「チーム・ワークの勝利」だと結ばれています。
     
ジュリー・アンドリューズを紹介するページで、ウォルトの隣にいるのは…パメラかな?
   
                           パンフの中にこんな洗剤の広告がありました。懐かし~い。

映画「メアリー・ポピンズ」が大好きだったのに、原作を読んだことはありませんでした。
映画を見てから原作を読んだというMちゃんに聞いたところ、ポピンズ像にはかなりのギャップがあるそうで、本ではかなり厳しく、口調もちょっと…イメージが壊れて途中で読むのを止めたとのこと。
日本には乳母(ナニー)なんてお勉強からテーブルマナーまで厳しく躾ける住み込みの家庭教師なんて
システムが無いからなんとも…。


    ***********************

          ウォルト・ディズニーの約束
                       Saving Mr.Banks

    ************************

 < ストーリー >
1961年。英国に住むパメラ・トラヴァースは、ウォルト・ディズニーから「メリー・ポピンズ」の
映画化の申し出について話し合うためにロサンゼルスに向かう。ディズニーの一行は大歓迎で迎えるが、
パメラは気難しい性格でことごとく周りを困惑させる。何とか映画化の契約書にサインをしてもらおうと
スタッフ一同心を砕く。実は彼女はオーストラリア人で、銀行員だった父の辛い思い出を抱えていた。
英国に帰ってしまった彼女を追って、ディズニーは英国に向かい・・・。

      
             
       
原作は1934年英国で出版され、映画のリリースが1964年。
アカデミー賞では13部門ノミネートされ、5部門で受賞
ジュリー・アンドリューズは「マイ・フェア・レディ」のヘップバーンを抑え主演女優賞を獲得しました

「メリー・ポピンズ」の映画化に際して、こんなに大変なことがあったとは。
本作でエマ・トンプソン演じるパメラ・トラヴァースはとても気難しい女性です。
契約書にサインをしに来たというのに、あれこれ文句ばかり付け、皆を困らせるパメラ。
映画はそんな騒動と、彼女が幼少期を過ごしたオーストラリアでの日々が交錯し、次第に彼女が難癖を
つける理由がわかってきます。

彼女の父は銀行家。子供たちには優しいいいお父さんだったけれど、銀行が合わなかったのか?
お酒に溺れ体を壊し、妻や娘パメラを失望させてしまう。
そんな一家の窮状を救う為、遠くから来た母の姉エリーがポピンズのモデルだったのですね。
ポピンズのいでたちで現れた伯母エリーですが、ポピンズがバンクス一家を救ったように
パメラの父を救うことはできず…。

英語で銀行は「bank」、銀行家だから「バンクスさん」だったんだ~っと今回初めて気が付きました
ディズニー側のバンクスさんの描写がよくないと怒るパメラ。父と重なるバンクスさんが悪く描かれる
ことに我慢がならなかったのですね。

本作の原題が「Saving Mr.Banks バンクスさんを救え」であるということに納得です。
本作でパメラの父を演じるのはコリン・ファース。とてもよかったです。
ポール・ジアマッティ演じる運転手とパメラの関わりにも、ジーンときました。
娘を思いやる優しい父の姿に、パメラは幼い頃の父を重ねたのでしょう。


ちょっと前に「本当は怖い世界の童話」が話題となり、誰もが知る「白雪姫」「眠れる森の美女」
「人魚姫」など「王子様と幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたし」で終わると思っていたのに
実は結構怖~い話だったという事を知った時、ディズニー映画で洗脳されてたのかも?っと感じた
のは私だけではないと思います。
本作で「くまのプーさん」のぬいぐるみを見て「A・A・ミルンは気の毒ね」と毒を吐くパメラ。
「アニメにはしないで」何度も言う彼女にとって、ディズニー作品になると大切な自分の作品が
別物になるのでは?と危惧していたのかもしれません。

「アニメーションにしない」というトラヴァースとディズニーの約束はどうなったのでしょう?
トラヴァースが最終的にオーケーしたということでしょうか?
公園でバートの描いた絵の中に入り、アニメとコラボするシーン。
始めてみるアニメと実写のコラボ映像に、幼い私は感激しました。(アカデミー視覚効果賞受賞です。)
何にせよ「メリー・ポピンズ」が映画化されてよかったよかった!
ジュリー・アンドリュースとディック・バン・ダイクの配役もベストです。
あれだけの音楽をつむぎだしたシャーマン兄弟は天才です!


私と父の思い出で映画がらみのもの・・・映画館で見たアニメじゃない初めて実写映画は
父に連れて行ってもらったディズニーの「黒ひげ大旋風」でした。



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