
第63回カンヌ国際映画祭主演男優賞受賞、アカデミー賞主演男優賞・外国語映画賞ノミネートの、
2010年メキシコ映画です。
日経夕刊「シネマ万華鏡」で黒澤明の「生きる」へのオマージュと紹介されていたので見ることに。
の数・・・いくつだったか、忘れました
********************
ビューティフル BIUTIFUL
********************
< ストーリー >
スペイン・バルセロナ。
大都市の片隅で、厳しい現実と日々対峙して生きているウスバルは、離婚した躁鬱病の妻を支えながら、
2人の幼い子供たちと暮らしている。生活のために、あらゆる仕事を請け負い、ときには麻薬取引、
中国人移民への不法労働の手配やセネガル人の路上販売に手心を加えるよう警察官に賄賂を渡したりと、
非合法な闇の仕事を生業にしている。ある日、末期の前立腺癌と診断され余命2ヶ月と宣告される。
誰にも打ち明けず、死の恐怖と闘いながら、子供たちのために懸命にお金を残そうとするが・・・。
ここはどこ? スペイン? バルセロナ?
スペインに行ったことがないのでよくわかりませんが、「それでも恋するバルセロナ」で感じた
陽光溢れる観光地〜のイメージは全くなく、同じ場所とは思えない雰囲気です。
セネガル人の不法入国者が路上で偽ブランド品を売り、中国人不法労働者が狭い部屋に閉じ込められ
長時間労働を強いられている。それでも、自国にいるよりお金が稼げるこの場所にいる方がいいという。
何年か前、イタリアのピサの斜塔へ行ったとき、バス停から斜塔入り口までの沿道に
アフリカ系の露天商がずらりと並び、アフリカの民芸品やD&Gの偽ベルトなどを売っていて
「ここはどこ? イタリアよね?」と不思議な気がしたのを思い出しました。
チュニジアの民衆蜂起でイタリア領の島にフランスへ行こうとするチュニジア人が溢れているとか。
働く場とより良い賃金を求めて、国境を越え世界中から人が流入するヨーロッパ。
主人公ウスバルはふたりの子供を抱え、闇の世界で生きる男。
余命2ヶ月と診断され子供たちの行く末を思う。


元妻が躁鬱症を患っていること、
ウスバルには死者と交信する霊能力?があり時々そちらの仕事をするってことが前半わかって
いなかったので、「この母親は何なの?」「これは仕事なの?」と少々理解に苦しみました。
子供を託すには無理のある元妻を受け入れ、
友人のセネガル人は強制送還され、彼の残された妻子を引き取り、
仕事を斡旋している中国人たちに良かれと格安のストーブを差し入れる。
余命2ヶ月と宣告され、善行を積むも裏目に出る。
「生きる」では下水工事と公園作りに残る日々を捧げ、精一杯生き達成したことで見ているこちらも
「いやぁ〜良かった」とカタルシスを味わうことができたけれど・・・、
本作のウスバルはもがき苦しむ2ヶ月を送り、残された子供たちもどうなるのやら・・・。
ただ、誰しも幸せを求めて一所懸命生きているけれど上手くいかず「思うを残して死ぬ者は苦しむ」。
これこそが現実なんだろうなぁと、ちょっと救われない気がします。
タイトルの「BIUTIFUL」は娘に英語のスペルを聞かれたウスバルが「BEAUTIFUL」を間違って
教えた綴りそのものです。
彼の生き方を象徴しているかのようなタイトル、痛いなぁ〜。
「バベル」もそうでしたが、この監督さんの映画は後味が悪く重いけれど、
その重いストーリーが結構後を引くなぁ。
*中国人のおじさん二人がゲイである必然性はあるのかな? わからん。
ところで、スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演で「生きる」のリメイクって話はどうなったの?

2010年メキシコ映画です。
日経夕刊「シネマ万華鏡」で黒澤明の「生きる」へのオマージュと紹介されていたので見ることに。
の数・・・いくつだったか、忘れました
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ビューティフル BIUTIFUL
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< ストーリー >
スペイン・バルセロナ。
大都市の片隅で、厳しい現実と日々対峙して生きているウスバルは、離婚した躁鬱病の妻を支えながら、
2人の幼い子供たちと暮らしている。生活のために、あらゆる仕事を請け負い、ときには麻薬取引、
中国人移民への不法労働の手配やセネガル人の路上販売に手心を加えるよう警察官に賄賂を渡したりと、
非合法な闇の仕事を生業にしている。ある日、末期の前立腺癌と診断され余命2ヶ月と宣告される。
誰にも打ち明けず、死の恐怖と闘いながら、子供たちのために懸命にお金を残そうとするが・・・。
ここはどこ? スペイン? バルセロナ?
スペインに行ったことがないのでよくわかりませんが、「それでも恋するバルセロナ」で感じた
陽光溢れる観光地〜のイメージは全くなく、同じ場所とは思えない雰囲気です。セネガル人の不法入国者が路上で偽ブランド品を売り、中国人不法労働者が狭い部屋に閉じ込められ
長時間労働を強いられている。それでも、自国にいるよりお金が稼げるこの場所にいる方がいいという。
何年か前、イタリアのピサの斜塔へ行ったとき、バス停から斜塔入り口までの沿道に
アフリカ系の露天商がずらりと並び、アフリカの民芸品やD&Gの偽ベルトなどを売っていて
「ここはどこ? イタリアよね?」と不思議な気がしたのを思い出しました。
チュニジアの民衆蜂起でイタリア領の島にフランスへ行こうとするチュニジア人が溢れているとか。
働く場とより良い賃金を求めて、国境を越え世界中から人が流入するヨーロッパ。
主人公ウスバルはふたりの子供を抱え、闇の世界で生きる男。
余命2ヶ月と診断され子供たちの行く末を思う。


元妻が躁鬱症を患っていること、
ウスバルには死者と交信する霊能力?があり時々そちらの仕事をするってことが前半わかって
いなかったので、「この母親は何なの?」「これは仕事なの?」と少々理解に苦しみました。
子供を託すには無理のある元妻を受け入れ、
友人のセネガル人は強制送還され、彼の残された妻子を引き取り、
仕事を斡旋している中国人たちに良かれと格安のストーブを差し入れる。
余命2ヶ月と宣告され、善行を積むも裏目に出る。
「生きる」では下水工事と公園作りに残る日々を捧げ、精一杯生き達成したことで見ているこちらも
「いやぁ〜良かった」とカタルシスを味わうことができたけれど・・・、
本作のウスバルはもがき苦しむ2ヶ月を送り、残された子供たちもどうなるのやら・・・。
ただ、誰しも幸せを求めて一所懸命生きているけれど上手くいかず「思うを残して死ぬ者は苦しむ」。
これこそが現実なんだろうなぁと、ちょっと救われない気がします。
タイトルの「BIUTIFUL」は娘に英語のスペルを聞かれたウスバルが「BEAUTIFUL」を間違って
教えた綴りそのものです。
彼の生き方を象徴しているかのようなタイトル、痛いなぁ〜。
「バベル」もそうでしたが、この監督さんの映画は後味が悪く重いけれど、
その重いストーリーが結構後を引くなぁ。
*中国人のおじさん二人がゲイである必然性はあるのかな? わからん。
ところで、スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演で「生きる」のリメイクって話はどうなったの?










