映画の話でコーヒーブレイク

映画の話を中心に、TVドラマや旅行の話などを綴ります

義兄弟

2010-11-20 | 映画 か行
韓国映画は久しぶりです。
タイトルからヤクザもの?・・・とパスしそうになったのですが、カン・ドンウォン主演じゃぁないですか
マイミクさんのお勧めもあり、3本ハシゴ計画のひとつに選びました。

そういえば・・・昨年見た韓国キムチウエスタン「グッド・バッド・ウィアード」
本作主演のソン・ガンホがイケメン二人(イ・ビョンホンとチョン・ウソン)を向こうに回して負けず劣らず
(勝ってたかも)印象的でした。
本作でも(韓国映画界をを代表する俳優に失礼かとは存じますが)お世辞にもカッコイイって範疇に入らないんだけれど、不思議とチャーミングなおっちゃんです。

ポスター左がカン・ドンウォン  右がソン・ガンホです。念のため


    ****************

          義  兄  弟

    ****************

 < ストーリー >
国家情報院の要員ハンギュ(ソン・ガンホ)と、北の工作員ジウォン(カン・ドンウォン)は、
作戦失敗の責任を負ってハンギュは国家情報院からリストラされ、ジウォンは裏切り者の烙印を押され
北から見捨てられる。
そして6年後…
偶然に出会った二人は互いの身分を隠し、夫々の目的のため一緒に仕事をすることになる。
敵だとばかり思っていた二人。時間が経つにつれ、友人としてお互いを理解し始める。
そんなある日、ジウォンに北から起死回生の指令が下り、二人は命を賭けた選択を迫られる。


韓国の俳優さんの名前、難しくて覚えきれませーん。
そんな中、ドラマ「1%の奇跡」でしっかり覚えた名前「カン・ドンウォン」。
韓国俳優っぽくないというか・・・マッチョでもなく、涙ウルウルもなく、たまに見せる笑顔がキュートです。

ITや家電に環境ビジネス、エンタメ業界でも、国家を挙げた世界戦略で存在感を増している韓国。
この映画では、そんなイメージから想像できないような韓国の労働事情や結婚事情が垣間見れて
興味深かったです。
フィリピンやベトナム、インドネシアなどアジアの国々からやってくる多くの出稼ぎ労働者たち。
ビザのある者、違法な者。そして韓国の農村にやってくるうら若き花嫁たち。
花嫁の中には、虐待を理由に失踪したり、はなから結婚を隠れ蓑に婚家を逃げ出し違法に働く者もいる。
そしてそういう労働者を違法に斡旋し紹介料を取る仲介業者。
情報院をリストラされたハンギュの仕事は、そんな失踪花嫁を探し出し婚家に連れ戻す私立探偵です。
一時期日本でも、アジアから花嫁を迎える農村の男性たちっていう報道なんかがあったけれど、
映画で描かれるってことは韓国でもこういう状況が珍しいことではないってことでしょうね?
最近あまり話題に上らないけれど、今もアジアからの花嫁さんは日本に来ているんでしょうか?

また、住宅地で白昼堂々北朝鮮の刺客による暗殺事件があったり、
金大中の「太陽政策」で国家の情報組織が縮小されたり、
北の核実験やミサイル発射事件などでジウォンが翻弄される姿に、日本ではありえないような
緊張を感じました。
(勿論日本でも北による拉致事件やスパイによる工作などもありましたが・・・)
大韓航空機爆破事件の金賢姫の時にも思ったことですが、北で優秀ってことは不幸だわぁ。
国家に忠誠を尽くすことが、他の国から見れば犯罪者になるってことですもんねぇ。
国家が分断されるって、韓国は大きなものを背負っているんだなぁと思わずにはいられません。

映画は敵対する立場にいる二人の男が南北の関係に翻弄され、
状況は違えども家族と離れ離れになり不遇をかこつ。
偶然の再会で身分を隠し探りあいつつ失踪花嫁を探すという表向きの仕事を共にする中、
遠くから家族を思うというところで共感し、互いの人間性に触れ「兄弟」のような絆を感じるようになる。
その絆ゆえに苦悩することにもなるのだが・・・

非情な北のスパイの表情一つ変えず標的を倒していく姿に戦慄を覚えつつ、
銃撃戦あり激しいカーアクションありなかなか見応えありますよ。
ただ、エンディングのホームドラマっぽい雰囲気とのギャップが・・・、
西洋のスパイものはこういう終わり方はしないよなぁ~っとちょっと力が抜けました。

ハッピーエンドはアメリカ映画の専売特許だったんだけれど・・・韓国映画はどうなの?




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***** 見た 映画 *****

 11月16日 「アドベンチャーランドへようこそ」DVD ジェシー・アイゼンバーグ主演の青春ドラマ

 11月17日 「なくもんか」DVD 阿部サダヲ、竹内結子主演

 11月19日 「ハングオーバー」DVD 男4人のバチェラーパーティー騒動記@ラスベガス
          面白いけれど、何故それほどアメリカで大ヒットしたのかよくわからないおバカムービー
          続編が製作中とか。
           
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