のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

「維新」躍進という大阪の不幸は、周辺府県に幸運をもたらすだろう

2015年11月25日 01時56分49秒 | 生活の知恵
非正規労働は、

いかなる人にとっても害悪であると言いたい。

しかし、現実には、

企業にとっては、安いコストで人材を確保する

方法だ。

美味しい餌に違いない。

あまり好きでない話だけども、

隣人の不幸を

喜ぶ話にも一理ある。

その一つの例に

今回の選挙での維新の

躍進を

挙げられると思う。

なぜって、

今後、大阪は、息苦しさでは

全国でも

有数な地域になると思う。

優秀な人材が逃げ出さないわけがない。

それは同時に、

近隣府県にとって、

その優秀な人材が流れ込んでくる好機なわけだから

喜ばしい事態ではないか。

さて、ではなぜ、

大阪が全国でも有数な息苦しい地域になるのか――。

その一つの理由が新自由主義であり、

もう一つの理由は、

地縁・血縁主義とも言うべきものだと思う。

前者は、

気づけても後者は気づき難い。

僕は、

それを田中龍作氏の

支持者インタビューの記事で感じ取った。

☆ 記事URL:http://tanakaryusaku.jp/2015/10/00012269

そこに登場する

橋下を

「革命家だ」

という評価を下す熱心な支持者って、

実は、地縁・血縁で結びついているとでも考えなければ

合理性を見出せないと思ったからだ。

たとえば、

ミコフ@yoshimicov さんのツイートを見て欲しい。

――うちのオカン、知事は松井さんに投票したらしい。ガチ保守で自民党支持者なのに。
●自民は、民主共産と組んだ時点でちょっとアレ
●悪口しか言わず具体的な政策が見えないから、維新に続投してもらうほうがいいと思った
●胡散臭い団体(SEALDs)の出現で、完全に心が離れた
のだそう。〔5:34 - 2015年11月23日 〕――

このツイートに描かれているうちのオカンは、

「反共主義者」だ。

同じ橋下の支持者であっても

「革命家だ」と言って褒めまくる人と雲泥の差だろ。

この違いを

どう説明するかだな。

その点につき、

たまたまフジヤマガイチ @gaitifujiyama さんの

次のようなツイートに接し、

共振した。

――繰り返すけど今の大阪はピノチェト政権下のチリみたいな状況に片足突っ込んでる訳でね。メディアの主導権を握られた上で、新自由主義的経済と縁故主義中心の世界に突っ込んでいるんだから、そりゃ優秀な人から逃げ出していきますよ。かつてラテンアメリカで失敗した事のリプレイが始まってるんだからさ〔2:05 - 2015年11月23日 〕――

新自由主義だけでも鬱陶しいのに、

その上に、

表には出ないけど、

ずっと付き纏う縁故主義にうんざりとして

これまで

大阪の頭脳だったような優秀な人材が列をなして

去っていくのではあるまいか。

確か

先陣を切って副知事が辞任したはずだ

(下記〔資料〕参照)。

とても偉丈夫な人ではなかったか。


〔資料〕

「大阪府:小西副知事が退職『維新の急進的な手法に疲れた』」

   毎日新聞(2015年11月24日 15時00分)

☆ 記事URL:http://mainichi.jp/select/news/20151124k0000e040208000c.html

 大阪府は24日、小西禎一(ただかず)副知事(61)が任期途中で退職すると発表した。退職は26日付。理由は「一身上の都合」としている。しかし、府関係者によると、最近は職員の人事や政策などを巡り、松井一郎知事(大阪維新の会幹事長)と意見がすれ違うことが多く、周囲に「維新の急進的な手法に疲れた」と漏らしていたという。

 人事課によると、小西氏は先月27日に松井知事あてに退職願を提出した。

 小西氏は1980年入庁。2008年2月に当時知事だった橋下徹大阪市長が財政再建のために発足させた「改革プロジェクトチーム」のトップに抜てきされ、行財政改革に取り組んだ。09年4月からは総務部長を務め、職員の相対評価制度などを盛り込んだ「職員基本条例」の導入・実施にも携わった。

 松井知事は「これまで、厳しい財政状況のもと、全力で私を支えていただき感謝している」とした。12年10月、副知事に就任。任期は来年10月までだった。【小山由宇、熊谷豪】

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