のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

結婚予備校 VS 花婿学校

2009年11月01日 14時26分53秒 | Weblog
名古屋の地で今盛り上がっているのが「結婚予備校」です。

婚カツの前に、基礎知識は身につけておきなさいということなんでしょうか。

起業したのは、人材派遣会社「リバース」の社長、筧一巳(かけいかずみ)さんです。

≪トヨタショックの渦中にあって、女性のキャリアが真っ先に首を切られます。

今まで女性一人でも十分生きていけたのに。さてどうする≫

という憂慮から事業に乗り出されたようです。

学校の名前も、そうした問題意識を反映してか、「はじめの一歩」。

受講料は、半年間で30万。月2回、計12日間の講義があるようです。

平野宗彰というジャーナリストが取材記事を書いてます(週刊・金曜日770号)。

それによると、たとえば

≪人を知るには感謝の気持ちが必要です。大きな声で『ありがとう』と言ってみましょう≫

などというアドバイスを受けるそうです。

・・・試しに、複数の女性の前で『ありがとう』とがなっている自分を想像してみました。

頭のヒューズが飛ぶ感じですね。

自分が自分でなくなる溶解感に囚われました。

僕がもし、この学校に入学したら――あくまで仮定。現実にはあり得ないですが、

最大の恐怖の授業は、「椅子取りゲーム」ですね。

無断欠席すると思います。

ところで、愛知県内に「結婚予備校」に対抗するようにできたのが

「花婿学校」です。

こちらまた、名前からして怖いですね 

何を教えてくれるんでしょう。

設立者は、大橋清朗氏。

この人によると、名古屋男性は、「草食動物」と呼ばれる男性が多いとか。

休日の繁華街では女性ののバッグや荷物を持ち、

女性の後から歩いて行く風景が日常だそうです。

見るに見かね、NPO法人を立ち上げたと言います。

NPO法人ですよ、NPO法人! 

エヌ・ピー・オー・ホウジン

とは、

トクテイヒエイリカツドウホウジンのことです。

魔方陣みたいですね。

男性の未婚率は年々上昇、将来は4人に1人が未婚に、との予測があります。

そんな中、女性は自分磨きに余念がないのに

男性は尻込みするばかりという反転現象が起きてます。

それがまさに社会問題というわけですね。

だからNPOを設立した、と。

意気やよしです。しかし、

不況で働き口がないから、結婚・・・

という、背景にある事情が気になります。

“自分じゃなくなってしまう”なら

尻込みしていていいんじゃないですかね。

たとえ、引きこもりがちに見えても、

あるがままに、草食動物は草食動物でよい。

無理して肉食に切り替える必要はないんじゃないか、と考える忠太でございます。

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13 コメント

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高い! (obichan)
2009-11-01 19:15:44
1回25000円ですよね。
セレブな方が対象かなあ?
セレブリティーな講師さんが多いみたいですし。。。
部分共学みたいなので、早い話が、
やはりひとつの出会いの場なのでしょうね。
婚約なさった方もいるようですね。

対して「花婿学校」ですか・・・
根はあんまり変わらないと思いますけどねぇ。。。
自分らしさはホント、無くさないでほしいですね。
☆obichanさんへ (忠太)
2009-11-01 22:04:11
1回25000円は、決して安くはないですね。
でも、結婚相手の候補って、そうそうはいません。いい伴侶が見つかるのであれば、ラッキーということなんでしょう。少なくとも、無料の出会い系サイトを利用するより、犯罪に巻き込まれたり、弄ばれる危険度は低いでしょう。
その点、花婿学校の方は、学校の性質からして生徒さんは全員が男。異色と言えば、異色です。また、それなりに知名度も高いようです。全国の結婚相談書や行政機関からセミナー依頼があると言います。授業料もNPO法人が経営主体ですから、安いはずです。ただ、婚カツの問題点を「傷つきやすい・傷つきたくない男性」に求めている点に、考え方の荒っぽさを感じました。
あはは (けろろ)
2009-11-01 22:44:46
忠太さんのブログは、難しい話の合間におもろい話が混じっているのが魅力的。
特に、今日の記事はとても読みやすいです。
小さい文字がダダダーっと並んでると、知らん間に目が閉じてしまうんですよ(笑)

で、今流行りの「婚活」ですが。
何でも商売を考えるもんですよね~。いやぁ、感心しちゃいます。
でも、私が女性だからかも知れないですけど、花嫁修業はさておき、例え非営利だとしても「花婿学校」に行ってる男性を想像するだけでドン引きなんですけど…(汗)
Unknown (mu-mamu )
2009-11-01 23:51:56
花嫁学校と思ってたら花婿学校なんですね!!

TVでも親の「婚活」が話題になってますが
何でも商売にしてしまう商魂の逞しさに驚きです。

不況で働き口がないから、結婚というのもどうかと
現実が分かってないのは私の方かもしれませんが...。
☆けろろさんへ (忠太)
2009-11-03 21:09:57
率直な感想、ありがとう、けろろさん。
文字の詰まってる文章って、確かに読みづらいですね。僕も苦手です。
だったら、書くなって?
 そりゃそうなんですけどね、「小さい文字がダダダーっと並んでる」記事もそれなりに良さはあります。というのは、段落の威力を最大限に引き出せるメリットがあるからです。たとえば、小林秀雄の著作、全集になってますね。どうしても、あれを一気に読まねばならないとすると、どうします? 一行一行を丹念に読んでいきますか?
 もちろん、それもありなんですが、段落というものの役割を分かっていると、読破しやすいです。 その気になれば、古今東西の古典もあっという間に読み切れるのでは、と楽観してます。
 どういう読み方をするかというと、段落の一行目に着目するのです。名著という誉の高い本は必ずと言っていいほど、一行目に要点が凝縮されて書かれてあるようです。だから、一行目だけつなげて読むと概略が分かります。地図を手にしたも同じになるわけです。
 全体が見えたら、腰を据えてじっくりと読みます。面白いぐらい書かれてあることが理解できるはずです。三回目に読むときは、文章でありながら、さながら美術品を鑑賞しているがごとき喜びが得られることでしょう。
 段落読みのもう一つのポイントは、段落間の軽重に従った読みをすることです。いわゆる、起承転結で、「結」に当たる部分が一番重いでしょ? 4コマ漫画など、この「結」の持ってき方次第で、笑えたり、笑えなかったりします。段落内の文章同様、段落によっては読むのを省けます。そのメリットを効率よく生かして欲しいです。
 自分の書いたブログ記事を、世界の古典と比肩するのは不遜というべきでしょう。しかし、ブログを書きながら、これは僕の「遺書」だなと思う時がままあります。そんなときの心理状況って、自分のありのままを記録しておきたいという気持ちだけなんです。アクセス数がどうの、訪問者の数がどうのという話は、吹っ飛んでいますね。どこのだれか知らない、たまたまアクセスしてきた人の血となり肉となれかし、とだけ願っています。
 わぁ、またマジになりすぎかな。
 要は、けろろさんも、僕の細かい文字ダダダの記事に出会ったときは段落単位で文章を読み込むようにして欲しい、ということです。論点の提示は、大体、最初。結論は、最後の段落に記してあります。ここに注目という個所には、その前に一行だけの段落を置いていたりします。読む箇所を選んでいいのです。そう割り切ると、案外に読みやすいのではと思います… (←自己評価ですが)
 さて、「『花婿学校』に行ってる男性を想像するだけでドン引き」する気持ち分かります。僕の場合は、同性なだけに驚くと同時に気の毒で、胸が痛みます。『花婿学校』に行ってる人って、相手は誰だっていいんやと考えてそうですものね。しかし、そう覚悟した瞬間、生涯独身でいなければならなくなる運命が待っていたりするのです。あ~、やだ、やだ! やだよ~という悲鳴に近い叫び声が聞こえてきそうです。妙な指導を受けると、悪循環がかえって加速するでしょうね。
段落読み(追記 ) (忠太)
2009-11-03 21:10:44
 上のコメントで記したことは、逆接の接続詞が段落内に含まれない場合の話です。もし、「しかし」だの「でも」だのの語を含むときは、それに続く文も読んでください。でないと、後に続く段落にうまく接合しえないです。
 僕の接した文章の中で、一つの段落内で4、5個、逆接詞を使った論説がありました。そのような場合は、頭の文だけで段落の全体を読み込むやり方は放棄するしかないです・・・。どんなにややこしくても興味がある限り、段落全体を読み切るしかないですね。
 後、段落読みを放棄せざるをえない場合として、段落に含まれる最初の文が長文なときを挙げられます。ついでだからと、ついつい続く文も読んでしまいます。判例など、この手の文章が多いです。こんなときは、歌うように読むべきなのかもしれません。
☆mu-mamuさんへ (忠太)
2009-11-03 21:11:22
 団塊世代の親が息子のために、お嫁さん募集のビラを配ったりするというものでしょう。あれは、最悪ですね。親の気持ちとしては止むに止まれずというところでしょう。しかし、まかり間違って作戦が成功しようものなら、思いに反して不幸を招くでしょう。将来の家庭崩壊が約束されたも同じです。そこが見えないんですね。親の問題も大きいです。
 ところで、男性に働き口がない場合、成婚率は低いでしょうね。子どもが生まれてきたときのことを考えると臆病にならざるを得ないのは、女性の目から見てある意味、当然でしょう。僕が気になったのもその点です。
 しかし、これだけ若い人の労働力が使い捨てになっていて、結婚の可能性が奪われている現実を直視すると、失業中の人のチャレンジを応援してあげたくもなりますね。結婚って、結果良ければすべてよしの世界ですから。
その後・・・ (匿名)
2010-04-09 22:05:11
その後はどうなったのでしょうか?
ホームページも閉鎖されていますが・・・
これでは信用ができません。
しっかりしてほしいです。
期待し入会しようと本気で考えたのですが
筧一巳さん!有言実行しましょう!!
がっくりです・・・
☆匿名さんへ (忠太)
2010-04-09 22:46:31
HPを覗いてきました。
「来期、準備中」とありましたので、
また開校されるのではないですか。
それとも言葉だけなのでしょうか・・・

金繰りの面もあるでしょう。
無理は言えませんが、
着眼点は優れてますね。
来期、是非開校されますように!

Unknown (ゲスト)
2011-02-24 11:03:44
もう開校する気はないですよ。
もともと金儲け主義で理想(うそ)ばかりの社長ですから信用できるのもではありません。
人間性を見ればわかります。
口先だけでは人はついてきません。

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