北九州のこみみ情報局
          九州最北端の環境と技術の街、『北九州市』から
 



門司港の歴史伝える“遺産” 旧料亭「三宜楼」観光施設に 北九州市が改修計画


 北九州市は20日、港町として栄えた門司港の歴史を伝える昭和初期の料亭だった「三宜楼(さんきろう)」(同市門司区清滝)と、旧JR九州本社ビル(同区西海岸)を改修し、観光施設として活用すると発表した。日本舞踊のステージや音楽ホールなどに生まれ変わり、いずれも2011年3月から一般公開される。

 三宜楼は1930年建築の木造3階建て。舞台付きの84畳の大広間があり、出光興産創業者・出光佐三(さぞう)氏ら政財界の名士の社交場としてにぎわった。門司港周辺に複数あった料亭の中でも特に格式が高かったという。

 老朽化し解体の危機にあった2007年、地元有志の市民団体が募金で約1900万円を集め、土地を取得。無償譲渡を市に申し出ていた。

 市は今回、建物改修の設計費500万円を12月議会に提出した補正予算案に計上。年内にも市民団体から土地の寄贈を受け、耐震補強などの改修計画を立てる。改修後の活用の全体像はこれから詰めるが、日本舞踊のステージや観光案内所を計画しているという。

 一方、旧JR九州本社ビルは1937年に三井物産が建て、戦後は国鉄九州総局などが使った。市は耐震補強などの設計費330万円を補正予算案に盛り込んだ。鉄筋コンクリート6階建ての建物の1、2階を音楽ホールなどとして暫定的に活用する計画。


=2009/11/21付 西日本新聞朝刊=

写真は玄関内部


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